どうして日本人は英語が話せないのか?
日本の英語教育を体験した人、あるいは市販の英会話本でもお馴染みの「動詞変化表」がある。
---------------------------------------------------------
現在形 過去形 原形 現在分詞 過去分詞
am,are,is was,were be being been
do,does did do doing done
---------------------------------------------------------
さっそくお聞きしますが、「動名詞」はどこに入るでしょうか。
一方、私が提唱する「動詞変化表」は以下の通りだ。
---------------------------------------------------------
現在形 過去形 原形 ing形 ed形
am,are,is was,were be being been
do,does did do doing done
---------------------------------------------------------
現在形と過去形は「時制」を表し、原形,ing形,ed形の3つは「非時制」を表す。つまりこれらの3つは文の時制とは別物だということだ。
指摘するまでもないが、私が「ing形」としたのは、動名詞を含めたものということだ。一方、教育文法の「動詞変化表」では動名詞が入らないことになる。
そこで、今まで執拗に述べてきたように英語はbe動詞と一般動詞の2つの系列で成り立ってるということを思い出して欲しい。つまり私が提唱する「動詞変化表」でのing形では、いわゆる現在分詞と動名詞を含んでいることがわかる。
まず一般動詞系列の表現展開を見て下さい。
I am taking a walk. 現在進行形
私は、今散歩しています
I feel like taking a walk. 動名詞
私は、散歩したい気がします
そして以下はbe動詞系列の表現展開です。
I am being scolded. 現在受身進行形
私は、今叱られています
I am afraid of being scolded. 動名詞
私は、しかられるのが怖い
日本の英語教育、あるいは英会話の文法学習でbeingという英語フレーズでの表現は弱点の1つとなっていことを知るべきだ。
このような有機的な英語の結びつきを教えないで、「文法さえ理解できたら英語が話せる」と言う人はどんな人たちなのか。
以下は、この「オンライン講座」の副教材となっている「話すためのたったこれだけ英文法」からの抜粋です。
受講者の方は190ページから194ページを前後をお読み下さい。
●行為や状態を抽象化するということ
英語には現実的な行為や状態を、抽象化して「ひとまとまりの行為や状態」としてとらえる表現法があります。この表現法は様々ありますが、ここではto+原形動詞フレーズとing形動詞フレーズについて述べたいと思います。
(具体的な行為・状態) (抽象化した行為・状態)
I am with you. for me to be with you
私はあなたと一緒にいる my being with you
私があなたと一緒にいること
I get up early. for me to get up early
私は早起きする my getting up early
私が早起きすること
I am smoking. for me to smoke
私は煙草を吸っている my smoking
私がタバコを吸うこと
You go out late at night. for you to go out late at night
あなたは夜遅く外出する your going out late at night
あなたが夜遅く外出すること
略
■文法を生かして英語表現を■
(1) I don't like (my) going out late at night.
私は、(私自身が)夜遅く出かけることは好まない
(2) I don't like you[your] going out late at night.
私は、あなたが夜遅く出かけることは好まない
(3) I don't like my wife[my wife's] going out late at night.
私は、私の妻が夜遅く出かけることは好まない
略
当オンライン講座を構成する各3つのステップはそれぞれ1ヶ月間の構成であり、3ヶ月(90日間)がワンクールとなっています。2月1日(月)から第2クールが始まり、2月、3月、4月と3ヶ月間続きます!!
1月31日(日)までは、日にち調整のためにSTEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」について述べます。
当講座は3ヶ月単位となっていますが、講座はくり返し続きます。
登録料の意味は、「くり返し受講」ができるということです。
この第2クールでの改訂では、オンライン講座用の3つの専用ブログではネイティブスピーカーによるトレーニングは音声同期となります。スマートホンなどで気軽に学習してください。毎日約20分程度の学習で英語脳習得ができます。
以下は、現在、稼働中のオンライン講座開講中のブログです。
英会話通信講座 STEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」
-----------------------------------------------------
【今日の学習】
PART 3 ネイティブの子どもはどのようにして表現を拡大するか?
~5つの動詞フレーズを使って~
CHAPTER 2 ing形動詞フレーズを使いこなす
ネイティブは進行形や動名詞をどうとらえているか?
● ing形動詞フレーズの意味
[4] 前置詞とing形動詞フレーズとの結びつき
● 単に名詞ではなく、動的な表現をするために
your kindnessは「あなたの親切さ」という意味で、名詞を使った表現だ。一方下の文は、「この前の金曜日に来たこと」と動詞のフレーズを使った表現となっている。動的なことは動詞からの造語を使って表現する。これが英語の発想だ。
Thank you for your kindness.
ご親切にしていただきありがとう
Thank you for coming last Friday.
この前の金曜日に来てくださってありがとう
このように、ing形動詞フレーズが、前置詞 (at, of, like, about, for などの目的語となることがある。指摘するまでもないが、ここでも「ミルクを飲んでいること」「ミルクを飲みながらのこと」、といったひとまとまりの状態を表す。
I feel like drinking milk.
私は感じる ミルクを飲むことを
→ 私はミルクを飲みたい気がします
Mom: Kathy, Drink milk!
キャシー、ミルクを飲みなさい!
Kathy: Sorry. I don't feel like drinking milk.
すみません、私、ミルクを飲む気になりません
前置詞の toはほとんど、原形動詞フレーズを導くが(不定詞)、look forward toのように例外的にing形動詞フレーズを導く場合がある。これは「~しながらのことを期待する」という意味だ。
【イメトレ No.56】 ing形動詞フレーズを導くファンクションフレーズ (4)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) Thank you for joining us.
私たちをお仲間に入れてくださってありがとう
(2) I thank you for inviting me to dinner.
私は、私を夕食に招待してくださったことに感謝します
略
(8) I am afraid of having a car accident.
私は、自動車事故を起こすのが怖いです
(9) I was afraid of being scolded.
私は、しかられるのが怖かった
略
※ (9)のbeing scoldedは受身形のing形だ。
(am, are, is) scolded, (was, were) scolded, be scolded, being scolded,
been scolded
(11) I look forward to hearing from you.
私は、あなたからの便りを楽しみに待っています
略
※ from は「起点」を表し、たとえば(19)では、「泣きながらのこと」から「自分自身を保つことができなかった」ということ。
=========ing形動詞フレーズを使って=========================
P3-2 ing形動詞フレーズを使いこなす
[1] ing形動詞フレーズをVO感覚で使って
[2] ing形動詞フレーズをVC感覚で使って
[3] ing形動詞フレーズをVOC感覚で使って
[4] 前置詞とing形動詞フレーズとの結びつき
==================================
3つの通信講座のブログには、受講者専用「ナビゲータルーム」を設置しています。
※このIDとpasswordを 一旦入れておくと受講者専用の「ナビゲータルーム」の記事はそのままご覧になれます。
------------------------
【お知らせ】