先祖調べの方法の一つに戸籍を遡るというのがあります。
取れる最古の戸籍まで到達すると江戸時代に生まれた先祖の名前を
知ることができます。平成の一桁のころせっせと戸籍を辿りました。
当時は、便箋に必要事項を書いて、先祖の本籍のある市役所や町役場に
郵送して、戸籍を取っていました。記憶が正しければ、本人確認書類は
戸籍の交付申請に要求されていませんでした。戸籍は直系尊属の分しか
取れませんので、申請者が、戸籍を取ろうとしている人の直系卑属
であることを示す必要があります。取ろうとしていいる戸籍に出ている人から
自分に至るまでの系図を書いたメモを添付しました。
戸籍が届いては、読んで先祖の親は誰か、その本籍はどこかを特定し、
再び郵送で申請します。昔の戸籍は草書のような書体で書かれているので、
判読に苦労しました。暇の要する作業です。当時は司法試験の受験勉強に
専念していて、仕事はしていなかったので、暇な作業ができました。
あらかた先祖の戸籍が取れ、あと少しとなった平成7年に阪神淡路大震災が
起きました。先祖に淡路島の住人がいて、あと少し残っていたのは、淡路島の
先祖の分でした。震災後の対応や復興で町役場の職員さんは忙しいだろうと思うと、
先祖調べ目的での戸籍の交付申請は暢気すぎて憚られました。落ち着いたら
また申請を再開しようと思いました。しかし、いつが落ち着いた時点なのかわからず、
受験勉強と同時に仕事もするようになって、再開することはありませんでした。
それが、今年になり、ふと思いつき再開しました。時代は大きく変わり、以前申請先で
あった町は平成の大合併でなくなりました。ダウンロードした申請書にPDFライターで
必要事項を記入しました。本人確認の身分証明書のコピーと、直系卑属であることがわかる
戸籍のコピーが必要になりました。2通戸籍を取得し、戸籍による先祖調べの作業は
終わりました。
人に関係する情報は、名前、生年月日、経歴などもあれば、言葉では表現しきれない
雰囲気も含む、幅広いものです。戸籍からわかる先祖の情報は、名前、生年月日、住所などで、
その人のほんの一部の情報だけです。どのような人だったのだろうと気になるのですが、
会うことは叶わずそれは永遠の謎のままです。長い年月をかけて戸籍を集めきりましたが、
物足りないような、寂しいような気分が残ります。
取れる最古の戸籍まで到達すると江戸時代に生まれた先祖の名前を
知ることができます。平成の一桁のころせっせと戸籍を辿りました。
当時は、便箋に必要事項を書いて、先祖の本籍のある市役所や町役場に
郵送して、戸籍を取っていました。記憶が正しければ、本人確認書類は
戸籍の交付申請に要求されていませんでした。戸籍は直系尊属の分しか
取れませんので、申請者が、戸籍を取ろうとしている人の直系卑属
であることを示す必要があります。取ろうとしていいる戸籍に出ている人から
自分に至るまでの系図を書いたメモを添付しました。
戸籍が届いては、読んで先祖の親は誰か、その本籍はどこかを特定し、
再び郵送で申請します。昔の戸籍は草書のような書体で書かれているので、
判読に苦労しました。暇の要する作業です。当時は司法試験の受験勉強に
専念していて、仕事はしていなかったので、暇な作業ができました。
あらかた先祖の戸籍が取れ、あと少しとなった平成7年に阪神淡路大震災が
起きました。先祖に淡路島の住人がいて、あと少し残っていたのは、淡路島の
先祖の分でした。震災後の対応や復興で町役場の職員さんは忙しいだろうと思うと、
先祖調べ目的での戸籍の交付申請は暢気すぎて憚られました。落ち着いたら
また申請を再開しようと思いました。しかし、いつが落ち着いた時点なのかわからず、
受験勉強と同時に仕事もするようになって、再開することはありませんでした。
それが、今年になり、ふと思いつき再開しました。時代は大きく変わり、以前申請先で
あった町は平成の大合併でなくなりました。ダウンロードした申請書にPDFライターで
必要事項を記入しました。本人確認の身分証明書のコピーと、直系卑属であることがわかる
戸籍のコピーが必要になりました。2通戸籍を取得し、戸籍による先祖調べの作業は
終わりました。
人に関係する情報は、名前、生年月日、経歴などもあれば、言葉では表現しきれない
雰囲気も含む、幅広いものです。戸籍からわかる先祖の情報は、名前、生年月日、住所などで、
その人のほんの一部の情報だけです。どのような人だったのだろうと気になるのですが、
会うことは叶わずそれは永遠の謎のままです。長い年月をかけて戸籍を集めきりましたが、
物足りないような、寂しいような気分が残ります。