ユーニッヒ

仕事の話もたまには書くかもしれません。

戸籍で先祖調べ

2021-04-25 10:17:54 | 日記
 先祖調べの方法の一つに戸籍を遡るというのがあります。
取れる最古の戸籍まで到達すると江戸時代に生まれた先祖の名前を
知ることができます。平成の一桁のころせっせと戸籍を辿りました。

 当時は、便箋に必要事項を書いて、先祖の本籍のある市役所や町役場に
郵送して、戸籍を取っていました。記憶が正しければ、本人確認書類は
戸籍の交付申請に要求されていませんでした。戸籍は直系尊属の分しか
取れませんので、申請者が、戸籍を取ろうとしている人の直系卑属
であることを示す必要があります。取ろうとしていいる戸籍に出ている人から
自分に至るまでの系図を書いたメモを添付しました。
 
 戸籍が届いては、読んで先祖の親は誰か、その本籍はどこかを特定し、
再び郵送で申請します。昔の戸籍は草書のような書体で書かれているので、
判読に苦労しました。暇の要する作業です。当時は司法試験の受験勉強に
専念していて、仕事はしていなかったので、暇な作業ができました。

 あらかた先祖の戸籍が取れ、あと少しとなった平成7年に阪神淡路大震災が
起きました。先祖に淡路島の住人がいて、あと少し残っていたのは、淡路島の
先祖の分でした。震災後の対応や復興で町役場の職員さんは忙しいだろうと思うと、
先祖調べ目的での戸籍の交付申請は暢気すぎて憚られました。落ち着いたら
また申請を再開しようと思いました。しかし、いつが落ち着いた時点なのかわからず、
受験勉強と同時に仕事もするようになって、再開することはありませんでした。

 それが、今年になり、ふと思いつき再開しました。時代は大きく変わり、以前申請先で
あった町は平成の大合併でなくなりました。ダウンロードした申請書にPDFライターで
必要事項を記入しました。本人確認の身分証明書のコピーと、直系卑属であることがわかる
戸籍のコピーが必要になりました。2通戸籍を取得し、戸籍による先祖調べの作業は
終わりました。

 人に関係する情報は、名前、生年月日、経歴などもあれば、言葉では表現しきれない
雰囲気も含む、幅広いものです。戸籍からわかる先祖の情報は、名前、生年月日、住所などで、
その人のほんの一部の情報だけです。どのような人だったのだろうと気になるのですが、
会うことは叶わずそれは永遠の謎のままです。長い年月をかけて戸籍を集めきりましたが、
物足りないような、寂しいような気分が残ります。


パソコンでDVDが見られなくなった

2021-04-11 15:02:30 | 日記
 パソコンでDVDを見ようとしました。しかし、
DVDドライブ(正確にはBD-Eドライブ)のアイコンがありません。デバイスマネ
ージャーを調べると、DVDドライブが利用不可となっていました。

 「光学ドライブ 認識されない」のような言葉でネットで検索すると、いくつも
記事が出てきて、よくあることのようでした。直し方もいくつも紹介されていました。
その中にレジストリに書かれた「UpperFilters」と「LowerFilters」を消すと言うのが
あります。私はパソコンのことは全く分かりませんが、フローチャートのような説明が
あるので、それをすることは私でも可能です。しかし、レジストリを書き換えると最悪
パソコンが動かなくなるということで、怖くてできません。ドライブの更新で直す応報も
紹介されていました。これなら危なくなさそうなので、書かれた手順に従ってやってみました。
直りませんでした。

 仕方ない。「UpperFilters」と「LowerFilters」を消そう。書かれた手順に従い、画面を次々に
開いて行きました。しかし、その二つの言葉がありませんでした。

 「UpperFilters LowerFilters ない」のような言葉で検索すると、このような場合の直し方が
紹介されていました。レジストリに文字を追加するというものです。書かれた手順に従ってやって
みました。パソコンの画面の絵まで載っているので、難なくできました。もちろん、言われる
ままにしているだけで、何をしているのかさっぱりわかりません。再起動すると、DVDドライブの
アイコンが現れると言うことです。再起動しました。ドキドキしながら、PCと言う画面を開きました。
アイコンはなし。

 万時休す、ではありませんでした。 ご親切に、これでも駄目なら、こうせよと教えてくれる記事が
ありました。TOSHIBA Recovery Media Creator、TOSHIBA Disc Creatorと言うアプリケーションを
アンストールすれば直ると言うのです。私のパソコンは前者しか入っていませんでしたが、買ってから
一度も使ったことのないアプリケーションなので、アンインストールしてみました。これで直らなかったら、
パソコンを買いに行かねばなりません。今度はいかに。おう、DVDドライブのアイコンが現れました。

 DVDが見えるようになりました。直せたことに感動しました。しかし、わけのわからないうちに壊れ、
何をしようとしているの意味がわからないままに直り、つかみどころのない気持ちがします。


人生を決めたドラマ

2021-04-04 15:51:32 | 日記
 田中邦衛さんと言えば「北の国から」なのでしょうか。
テレビではそのような取り上げ方をしています。私も名前くらいは知っていますが、
一度も見たことがありません。私にとっては、田中邦衛さんのドラマでは、幽霊シリーズが
思い出深いものです。

 幽霊シリーズは、中学生のときに見ていました。田中さん演ずる中年刑事と浅茅陽子さん
演ずる女子大生がコンビで事件を解決していくドラマです。コメディータッチで楽しいドラマ
でした。

 ある回のことですが、女子大生が口封じのために犯人たちから殺されそうになる話がありました。
犯人たちは、殺す前に六法でどんな刑に処せられるか調べるのですが、刑を知って怖くなって
しまいます。

 それを見た私は、六法は法律のことが書いてある面白そうな本だと思いました。私は両親に六法がほしいと
言って、六法を買ってもらいました。私は、単に六法と言う本に興味を持っただけです。法律を
極めたいというような気は全くありませんでした。

 しかし、父が勘違いをします。父の幼馴染で遠縁に当たる方が弁護士をやっていました。父は、
私が法律に興味があり、その方を見習って弁護士になりたいのだと思ったのです。

 私なりに将来は何をしたいのか、他の若者同様に悩みましたが、何をしたいのかわかりませんでした。
大学への進学は、とにかく何か方向を決めないといけないので、その勘違いに乗ることにしました。
大学は法学部に進み、司法試験を受け、なかなか受からず苦労はしましたが、結局は今の職業に
至っています。

 私は、ドラマを見た偶然と単なる勘違いで就く職業を決めてしまいまいした。人生の重大なことを決める
原因は、案外たわいないことなのかもしれません。