ユーニッヒ

仕事の話もたまには書くかもしれません。

休日出勤

2013-07-27 16:06:33 | 日記・エッセイ・コラム

 

 今日は土曜日ですが、事務所に出ています。<o:p></o:p>

 

 サービス業は一般に人の休んでいるときも店を開けているという印象があります。休んでいるときこそ開けるべきだと考えられているかもしれません。<o:p></o:p>

 

 ところが、弁護士の事務所は、大抵は、土日、祝日は休みです。なぜかはわかりません。多分なのですが、裁判所に合わせているのではないかと思うのです。裁判所は、実は24時間、365日営業ですが、土日、休日には法廷は開かれません。法廷に出るのが弁護士の仕事という考え方から、法廷の開かれない土日、祝日を休日としているのではないかと思うのです。私は、世間的に休みが取りたいということと業界みんなが休んでいるからという理由で、そのような休日にしています。<o:p></o:p>

 

 それでも休日に仕事をすることはあります。どうしても休日でないと事務所に来られないというお客さんもいらっしゃいます。そのようなときは、休日に私は出ます。<o:p></o:p>

 

 他に休日当番があるときも出ます。当番とは、逮捕や勾留された人が一回だけ弁護士の無料相談を受けられるというものです(弁護士は会から報酬がもらえます)。弁護士会からの連絡で、逮捕・勾留場所に行きます。<o:p></o:p>

 

 当番については、弁護士会から予めアンケートがあります。都合の悪い曜日をはずしてもらうことができるのです。私は、土日は外してもらうようアンケートを出した気がするのですが、今日は、土曜日なのに当番になっています。今日、事務所に出た理由の一つがそこにあります。休日当番も今や担当したい弁護士が多いので、どなたかに替わってもらうことは可能です。しかし、折角振られたので有難く担当をさせてもらっています。<o:p></o:p>

 


2013-07-23 13:25:34 | 日記・エッセイ・コラム

 

 昨日は、土用の丑の日ということで、降りた鉄道の駅では鰻の蒲焼を売る売り子がいました。鰻の値段は高騰しているとのニュースが流れています。はたしてどの程度売れたのでしょう。<o:p></o:p>

 

鰻の値段が上がっているという実感はありました。よく行くデパートの鰻売り場を見ていると、鰻の値段が何年も前から徐々に上がってきていました。<o:p></o:p>

 

3年前ですが、あるところに日帰りのちょっとした旅行をしました。昼食を摂ろうとしたら、鰻を焼くいい匂いがしていたので、匂いを漂わせているその店に行くことにしました。店には紙が貼ってあって、「鰻の値段が上がったのでメニューを変える」というようなことが出ていました。それでも、値段にはそれほど上げていなかったのでしょう。店に入るためにお客さんが何人も待っているようでした。時間がかかりそうなのでその店は諦めて別の店に行ったくらいです。入った店では、うな重が1500円でした。小旅行で食べるには、抵抗感のない値段でした。<o:p></o:p>

 

去年くらいだと思うのですが、事務所のそばにあった鰻屋さんが、うな重だかうな丼を千数百円から二千数百円にするという張り紙を出していました。昼食に1000円を超す金を出すだけで、ちょっとした冒険ですが、2000円を超えてしまうと清水の舞台もんです。みんながそう思ったからか、別の理由があったからか知りませんが、その鰻屋さんはなくなりました。<o:p></o:p>

 

先日、中華街の中華料理を食べに行ったら、鰻入りのチャーハンが出てきました。鰻を見たとき、何かとても高級で有難い物を見た感じがしました。うなぎにこのような感情を抱かず、気楽にひつまぶしを家で作って食べられる日が来るのはいつのことやら。<o:p></o:p>

 


除湿機

2013-07-18 13:56:02 | 日記・エッセイ・コラム

 

 梅雨が明けてから、毎日蒸し暑い日が続きました。朝から気温も湿度も高く、昼はぎらぎらの日差しがそこに加わり、夕方は日が陰った分「まし」という日々でした。暑さにメリハリがありませんでした。<o:p></o:p>

 

 その点、昔の夏は、記憶によればメリハリがありました。朝はひんやりした空気が流れ、昼は暑く、夕方はまた涼しくなりました。夏休み前になると、小学生向けの雑誌に出ていたか、学校の指導にあったか、「涼しい午前中に宿題をやろう」と言われていました。午前中は、夏と言えども涼しいものと決まっていたのです。「夕涼み」という言葉もあり、夕方も涼しかったのです。昼も、今よりも乾いていたように思います。<o:p></o:p>

 

 昔はそうでも、今はとにかく暑いものです。自宅でのことですが、冷房を入れても暑く感じました。これは湿度が高いからではないかと思い、除湿機を買うことにしました。<o:p></o:p>

 

 量販店に行くと、さまざまな機種がありました。どれがいいかわからないので、店員さんにききました。この機種がいいですよと推薦してくれたので、即それにしました。買い物は即断即決です。<o:p></o:p>

 

 15キロぐらいあるので、キャリーに載せて家に持ち帰りました。早速、使用しました。空気が爽やかになりました。以前よりも冷房の設定温度を上げても涼しく感じられました。除湿機には除湿したことでできた水をためるタンクがついています。半日くらいたつと、1.5リットルは溜まっています。水を捨てるためにタンクをもつと、ずしりと手に重さを感じ、随分湿気がとれたものだと実感します。目に見えませんが、室内の空気には大量の水が含まれていることが分かります。<o:p></o:p>

 

 除湿機は、なかなか快適な電化製品です。<o:p></o:p>

 


プーシュキン美術館展

2013-07-16 13:08:53 | アート・文化

 

横浜美術館開催中の「プーシュキン美術館展」に行ってきました。この美術展は、元は2011年開催予定でした。しかし、震災が影響して延期になっていました。<o:p></o:p>

 

横浜美術館の美術展は、すいていることが多いのですが、今回は、人気俳優の水谷豊さんが宣伝しているからか、出展作品の質の高さに期待してか、結構人が来ていました。<o:p></o:p>

 

いい美術展でした。どの一枚も質が高く、見ていて楽しい絵ばかりでした。一枚目から最後の一枚を観ることで、17世紀から20世紀までの絵画の変遷を知ることができる企画でした。聖書や神話を描く時代、風景や人物を描く時代、光を描く時代、奔放に色彩を使う時代と、時代は次々に移ろいます。締めくくりあたりに、ルソーとルジェの絵がありました。写実性からは離れながら、力を感じる絵でした。絵画の時代による変化がよくわかりました。しかし、この企画は、絵画の歴史を頭で学ぶことができるだけではなく、いろいろな視点で描かれた多様な絵を楽しめる点で有意義でした。<o:p></o:p>

 

ゴッホの絵が一枚だけありました。精神を病み入院していた病院の医師を描いたものということでした。背景は言い方が変かもしれませんが、毒々しい感じがし、いかにもゴッホという感じです。今の人々は、いい絵だと感心するのでしょうが、解説によれば、自分の肖像画を贈られた医師は気に入らず売ってしまったそうです。ゴッホも形無しです。「気に入らない」という、自分の感性に従った医師にも感心しました。解説が全体的に充実していて、これも美術展を楽しいものにしていました。<o:p></o:p>

 


久しぶりで緊張

2013-07-11 12:45:21 | 日記・エッセイ・コラム

 

 弁護士になって初めて担当した訴訟は、刑事事件でした。司法修習中には、刑事裁判の傍聴は何度もしていたので、大体何をするかはわかっていました。しかし、法廷に立つのは初めてですから、大いに緊張しました。裁判では弁論要旨を提出するのですが、その時期がわからず、少々戸惑いました。それでも初回の法廷は無事済みました。<o:p></o:p>

 

 なって数年の間は刑事事件を多く担当していたので、それ以来頻繁に法廷に立っていました。<o:p></o:p>

 

 前にも書きましたが、最近は弁護士の数が増えて、担当する刑事事件がめっきり減りました。私の場合、刑事事件は、私選はほぼなく、国選事件が大半です。国選事件は、大雑把な言い方をすれば、弁護士会が、担当希望者に年間の担当事件数を振ってきます。若手にとって貴重な収入源の国選刑事事件は、担当希望者が多いようで、弁護士会は、今やあまり件数は振ってきません。<o:p></o:p>

 

 私が、前回法廷に立ったのが1月でした。それ以降も刑事事件は担当しているのですが、法廷に立つまでに手続きが終了する事件ばかりで、法廷に立つ機会がありませんでした。<o:p></o:p>

 

 それが法廷に立つような刑事事件が来たのです。これまで何度もしてきた手続きを法廷でするだけです。なのに、大いに緊張しました。立て続けに法廷に立っていると慣れるのですが、刑事裁判は独特の雰囲気があるようです。人を裁く場ですから、当然なのでしょう。<o:p></o:p>

 

 無事終わって、安堵しました。まるで初めて立った時のような感覚でした。<o:p></o:p>