サントリーホールでは、2022年12月31日にジルベスターコンサートが行われました。
ウイーンフォルクスオーパー交響楽団が、ワルツやポルカを演奏しました。
会場でプログラムを見たとき、演目に、カール・ミヒャエル・ツィーラー作曲の
「夜遊び大好き」という曲があることを知りました。ツィーラーは、ヨハン・シュトラウス2世と
同時代からそのあとに活躍した作曲家です。作品数は、ヨハン・シュトラウスよりも多い
のですが、曲を聴ける機会は多くはありません。題名に見覚えがなかったので、初めて聴く
曲だと思っていました。ところが、演奏が始まると聴いたことのある曲でした。この曲は、
高校生の時に入手したローベルト・シュトルツの4巻物の全集の4巻目に収録されていました。
当時、シュトラウス一家の音楽が好きで、様々な曲を聴きたくてレコードを次々と買って
いました。全部の曲を聴きたい気分でしたが、国内盤では一部の人気曲しかレコードに収録しない
傾向がありました。国内盤を買い集めた後、外国盤では国内盤では収録しない曲も収録している
ことを知り、秋葉原にあった石丸電気店で外国盤を買うようになりました。こうしてドイツ盤で
オイロディスクから出ていたシュトルツ全集も買ったのですが、当初は3巻目までしか買って
いませんでした。高校生の小遣いが続かなかったのと、4巻目はシュトラウス一家以外の作曲家の
曲が多く入っていて熱心に買おうと思わなかったのが原因でした。
ある日、学校から帰ると、父から4巻目を渡されました。仕事帰りに石丸電気店に行って買った
そうです。「コレクションは完成させろ。ある時に買わないと買えなくなるぞ」と言うことでした。
何となく手に入った4巻目ですが、4巻目が一番好きになりました。聴き慣れていたシュトラウス一家
とは違った強く心を掻き立てるような曲調にはまったのです。
このレコードを聴かくなくなって随分と立っています。しかし、会場では、次の旋律が頭に浮かびました。
当時は頭の奥に刷り込まれるほど繰り返し聴いたようです。この曲は、冒頭と終わりに楽団員のコーラスと
口笛演奏が入ります。余り聴けないツィーラーの作品でしかも他とは違うこの曲を生演奏で聴ける幸運を
得たことを喜びつつ、そしてレコードを入手した思い出を頭に浮かべつつ、軽快なこの気分をいつまでも
味わいたいと思いながら聴いていました。
ウイーンフォルクスオーパー交響楽団が、ワルツやポルカを演奏しました。
会場でプログラムを見たとき、演目に、カール・ミヒャエル・ツィーラー作曲の
「夜遊び大好き」という曲があることを知りました。ツィーラーは、ヨハン・シュトラウス2世と
同時代からそのあとに活躍した作曲家です。作品数は、ヨハン・シュトラウスよりも多い
のですが、曲を聴ける機会は多くはありません。題名に見覚えがなかったので、初めて聴く
曲だと思っていました。ところが、演奏が始まると聴いたことのある曲でした。この曲は、
高校生の時に入手したローベルト・シュトルツの4巻物の全集の4巻目に収録されていました。
当時、シュトラウス一家の音楽が好きで、様々な曲を聴きたくてレコードを次々と買って
いました。全部の曲を聴きたい気分でしたが、国内盤では一部の人気曲しかレコードに収録しない
傾向がありました。国内盤を買い集めた後、外国盤では国内盤では収録しない曲も収録している
ことを知り、秋葉原にあった石丸電気店で外国盤を買うようになりました。こうしてドイツ盤で
オイロディスクから出ていたシュトルツ全集も買ったのですが、当初は3巻目までしか買って
いませんでした。高校生の小遣いが続かなかったのと、4巻目はシュトラウス一家以外の作曲家の
曲が多く入っていて熱心に買おうと思わなかったのが原因でした。
ある日、学校から帰ると、父から4巻目を渡されました。仕事帰りに石丸電気店に行って買った
そうです。「コレクションは完成させろ。ある時に買わないと買えなくなるぞ」と言うことでした。
何となく手に入った4巻目ですが、4巻目が一番好きになりました。聴き慣れていたシュトラウス一家
とは違った強く心を掻き立てるような曲調にはまったのです。
このレコードを聴かくなくなって随分と立っています。しかし、会場では、次の旋律が頭に浮かびました。
当時は頭の奥に刷り込まれるほど繰り返し聴いたようです。この曲は、冒頭と終わりに楽団員のコーラスと
口笛演奏が入ります。余り聴けないツィーラーの作品でしかも他とは違うこの曲を生演奏で聴ける幸運を
得たことを喜びつつ、そしてレコードを入手した思い出を頭に浮かべつつ、軽快なこの気分をいつまでも
味わいたいと思いながら聴いていました。