ユーニッヒ

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ハマスホイ

2020-01-26 14:34:37 | 日記
 都立美術館で開催中の「ハマスホイとデンマークの画家」展に行きました。
 
 ハマスホイの作品は、以前西洋美術館で「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展(2008年)で見ました(都立美術館は「ハマスホイ」、こちらは「ハンマースホイ」と表記されています)。誰もいない室内の絵が何点もありました。絵を見ていて、物音ひとつしない完全な静寂の世界に引き込まれました。都立美術館でハマスホイの作品が見られとあり、あの世界にまた浸りたい思いに駆られました。
 
 今回の展覧会は、題名からしてそうですが、ハマスホイの作品だけを展示しているのではありません。同じ時代のデンマークの画家の作品が多く展示されています。
 
 風景画が多く展示されていました。どの絵も透明感がありました。そして淡い光に覆われていました。澄んだ優しさが心を和ませました。静けさが感じられ、ハマスホイの絵にも通じます。
 
 ハマスホイは、室内を描いた絵は勿論ありましたが、人物画、風景画も多く展示されていました。室内を描いた絵と同様にどの絵もやはり静寂を感じられました。室内以外の絵も楽しめる展示でした。
 
 本展は、すいていたのもよかったところです。会場の雰囲気も静かで、ゆったりと心静かに絵を鑑賞できました。
あくまでも個人的な感覚ですが、絵画展は開始から日を置かずに行くと、すいているように思います。他の展覧会でも開始から間なしで行ったときはすいているのに、日が経ってから行った人の話をきくと混んでいたとききます。本展は、1月21日から始まりました。