ユーニッヒ

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少し見ぬ間の奈良

2019-11-30 11:12:51 | 日記
 先週、所属している弁護団が参加する会議が奈良で行われたので、奈良に行っていました。会場は、近鉄奈良駅のそばでした。
 奈良は、好きな場所で、大学生のころから今に至るまで、よく行っています。奈良は、平城京があったところで、遠い古代が身近に感じられる街です。鄙びたところがあります。そこが、古い都の雰囲気が今に伝わっているような感じにさせます。多くの寺院や仏像が見られるのも奈良の魅力です。

 2年ぶりの奈良です。会議場にほぼ直行し、会議終了後は帰路に就くので、今回は奈良の空気に浸ることはできません。しかし、奈良の雰囲気に触れられると楽しみにしていました。
京都から乗った近鉄特急は近鉄奈良直通ではなかったので、大和西大寺で降りて、普通の列車に乗り換えました。特急の中で、西大寺では、ガラガラにすいた列車に乗り、平城京跡の空き地を眺めながら近鉄奈良に向かうことを頭に浮かべていました。しかし、大和西大寺で乗った列車は、ラッシュ時の満員のような混雑ぶりでした。後ろ向きで電車に乗らないといけませんでした。車内では、広東語が聞こえてきて、外国人の乗客も多そうでした。平城京跡を過ぎるとき車内アナウンスで、左をご覧ください、右をご覧くださいと案内がありましたが、混んでいて振り返れませんでした。

 近鉄奈良に着きました。駅も、駅のそばにある東向商店街も大混雑でした。街にある昔ながらの定食屋のような店で昼食を取ることにしました。とある店に入りましたが、店員が私を見かけても無言で通り過ぎます。声をかけると、「待ってくれはりますか」と言うばかりで、席に案内してくれるのか、満席だから待つのかもはっきりしません。結局、満席だったのですが、店員さんが余りの客の多さに混乱しているようでした。定食屋は諦めました。

 会議が終わり、近鉄奈良駅に向かいました。興福寺、東大寺の方から大勢の人が近鉄奈良駅の方に歩いてきていました。歩道に人が溢れていて、昔ならば銀座のような混雑とでも言ったところでしょう。

 奈良は、混雑の一言でした。人が増えればお店も潤い、いいこともあるでしょう。私が奈良を気に入るように、外国の人を含めて多くの人に愛される街なのでしょう。

 少し見ないうちに、私の知っている奈良は昔のものになりました。