ユーニッヒ

仕事の話もたまには書くかもしれません。

卒業

2022-04-29 16:49:22 | 日記
 3月から4月に変わると、大きな変化があるような気になります。確かに学校に通って
いた時分は、進級や、進学があって生活に変化がありました。大きな変化がある気になる
のは、この時の印象を引きずっているからで、少なくとも私には実際は大きな変化があり
ません。抱えている仕事は、一連のものとして進んでいき、3月と4月の境で変化はなく、
季節感のない生活を送っています。

 しかし、今年は珍しく変化がありました。

 これまで県の消費生活に関する文書相談の担当をしていました。消費者問題に関する質問を
文書で受けて、文書で回答するものです。質担当者は2人で、各自隔月に担当します。平日は、
出ることも多く、電話対応もあり、落ち着いて調べ物はできませんし、考えている時間も、
回答を作成する暇もありません。そこで担当月は、土日に自宅で回答を作っていました。休みが
なくなるのですが、作業自体は気に入っていて、いつまででも担当していていいと思っていました。
この仕事は弁護士会の推薦で就いていたのですが、会の決まりで6年しか推薦できないことになって
いました。前年度で6年やっていたと言うことで、お役御免になりました。

 また、日本クレジットカウンセリング協会の相談担当もしていました。生活改善のためのアドバイザー
と一緒に相談をします。充実した相談ができて、この仕事も気に入っていました。こちらも気づいたら
6年やっていて、弁護士会の決まりという同じ理由で、交代となりました。

 そして、私のところにいたアルバイトが、一般企業への就職のためにいなくなりました。アルバイトには、
裁判所に書類を出しに、法務局に書類を取りに行ってもらいました。私は、ブラインドタッチでスラスラ文章を
打てないので、手書きした文書を入力してもらいました。その他諸々私の仕事を支えてくれました。こちらも
偶然6年の付き合いでした。

 年度替わりは、別れと出会いとか言います。しかし、これは学校に通っているような若いときはよく当てはまり
ます。私には、お別れはあっても、出会いに相当するものはありません。大人の卒業は、寂しいものです。