ユーニッヒ

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新型コロナウイルスと服装

2021-02-14 11:28:13 | 日記
 去年冬に入るころ、よく行く服屋さんに行きました。背広が売れないお困りでした。テレワークで背広を着る機会が減り、背広を新調する必要がなくなります、たまには背広を着る必要があっても、たまに着るだけでは傷まないので、買い替えが進みません。テレワークが進まないとは言われますが、背広の売れ行きに影響が出る程度にはテレワークが進んでいるようです。

 テレワークで背広を着ないのは、人前に出るなら背広を着、出ないなら着ないと言うことの表れのようにも思います。しかし、人前に出るなら背広と言う発想自体、新型コロナウイルスの影響で変容しているのではないかと思えることがあります。

 人同士の接触を避けるために、会議がインターネットを使って行われることが増えています。インターネットの会議なら、どこにいても参加できるので、自宅からと言う参加者もいます。自宅からの参加の場合、背広姿ではなく普段着で参加しています。参加者の画像も配信されるので、インターネット会議では参加者は人前に出ることになります。それにもかかわらず、自宅からの参加者が背広姿ではないということは、人前に出るから背広と言う発想が変化していることになります。

 この発想の変容については、テレワーク限定で、出社までするなら、背広姿になるのかもしれません。しかし、私の中では、人前に出る際背広を着る必然性はないような気になっています。

 紙の資料を使って文書を作ったり、相談を対面で行う必要があったりして、私はテレワークはしていません。時短を意識していますが(これも体がえらいからと言う方が理由としては大きいですが)、事務所に出勤しています。その際、背広は着なくなりました。ただ、裁判に行くときは、厳かな雰囲気にしたいのと、胸にバッジを付けたいので、背広にします(バッジがないと、ご本人か代理人か傍からはわかりません)。

 私は、自分で構えた事務所に勤務していて、他からの指示や命令がないから、そこまで徹底して背広を着なくて済むのかもしれません。しかし、新型コロナウイルスは、服装についての考え方に変化を引き起こしたことは間違いないようです。