先日、横浜国大の法科大学院が学生の募集を停止すると発表しました。これにより、神奈川県内には法科大学院がなくなることになります。法科大学院は、全国でも次々と募集停止になっています。入学希望者が減っているからです。
法科大学院は卒業すると司法試験の受験資格が得られます。しかし、受験資格は5年で失効します。多額の学費と労力をかけて取得した資格がなくなるのです。5年たつと、法科大学院の卒業生は一番若くても30歳になります。大学卒業と同時に就職するのに比べて、就職は苦労しそうです。
このように法科大学院に入学して法曹を目指すのは、人生の上で大きな危険を冒すことになります。危険の中でも一番つらいのは、法曹への夢が断たれることです。確かに、法科大学院に入学し直す、予備試験に合格するということで、司法試験の受験資格を再取得することは可能です。しかし、法科大学院の高い学費を再度支払える人は多くはないでしょう。予備試験の合格率は、4パーセント弱でその合格は容易ではありません。入学希望者が減るのは無理からぬことです。
私は、あまりものを考えずに司法試験の受験の世界に入りました。すぐにとは言わないが、数年で受かるのではという根拠のない予想をしていました。しかし、結果は、5年5回ではとてもきかない、多数回受験するというとんでもないことになりました。受験を始めたころ、今のような制度であったとしたら、果たして司法試験の世界を入ったのであろうかとよく考えます。中途半端なところで受験の世界から放り出されることへの恐怖が勝って、会社勤めをしているような気がしています。仮に法科大学院に入っても、受験下手の私では、夢は断たれていたでしょう。
人生がどうなるか、生まれた時期が早いか遅いかといった偶然に左右されるものです。
法科大学院は卒業すると司法試験の受験資格が得られます。しかし、受験資格は5年で失効します。多額の学費と労力をかけて取得した資格がなくなるのです。5年たつと、法科大学院の卒業生は一番若くても30歳になります。大学卒業と同時に就職するのに比べて、就職は苦労しそうです。
このように法科大学院に入学して法曹を目指すのは、人生の上で大きな危険を冒すことになります。危険の中でも一番つらいのは、法曹への夢が断たれることです。確かに、法科大学院に入学し直す、予備試験に合格するということで、司法試験の受験資格を再取得することは可能です。しかし、法科大学院の高い学費を再度支払える人は多くはないでしょう。予備試験の合格率は、4パーセント弱でその合格は容易ではありません。入学希望者が減るのは無理からぬことです。
私は、あまりものを考えずに司法試験の受験の世界に入りました。すぐにとは言わないが、数年で受かるのではという根拠のない予想をしていました。しかし、結果は、5年5回ではとてもきかない、多数回受験するというとんでもないことになりました。受験を始めたころ、今のような制度であったとしたら、果たして司法試験の世界を入ったのであろうかとよく考えます。中途半端なところで受験の世界から放り出されることへの恐怖が勝って、会社勤めをしているような気がしています。仮に法科大学院に入っても、受験下手の私では、夢は断たれていたでしょう。
人生がどうなるか、生まれた時期が早いか遅いかといった偶然に左右されるものです。