お庭のバラ。きれいでしょ。
今日は、ショパンの生家のある、ジェラゾヴァ・ヴォラという村へ、夏の講習でお世話になった先生のコンサートを聴きに行ってきました。
ジェラゾヴァ・ヴォラは、ワルシャワから西へ54km。電車でも行けるけど、今回私は長距離バスで。1.5時間強で、たったの5.3zl(≠210円)。
コンサートはもちろんオールショパン、約1時間のプログラム。先生にはお花を絶対あげたい☆と思っていたのだけど、ワルシャワで買う時間がなく…。ま、村だけど、頑張って探せばお花屋さんの一件くらい…
というのが甘かった
ショパンの生家の入り口のおじさん、
「ここでは全く買えないよ。2,3km先の隣の町まで行かないと。バスで行けるよ。」
とな。でも、バスは1時間先までない。
別に時間が迫っていたわけではないけれど、1時間も、何もないココで待っているのいや
なら歩いたる。
2,3kmなら、Glucholazyの講習で、宿舎からレッスン場まで毎日往復した距離じゃん?行けるじゃん?と、Sochaczewという町まで歩いちゃった。歩ける距離だけれど、車通りが結構あるので、保険に入っていない人にはおすすめできないよ 笑。
さて。
Sochaczewの町の人って、ご親切なのかしら。
隣町へ着くちょっと前に、日曜日でもやっているお花屋さん発見そこでかわいいバラの小さなブーケを買いましたそしたら、お花屋さんのおばさん、『 これはあなたによ 』と、1輪でもプレゼント出来るような真っ赤なバラを、私にくれた!これがもしおじさんだったらちょっと「きも」かもだけど、おばさんだったから『嬉し~~~!』と喜んで頂いちゃった
帰りは絶対に歩かない!と、固く決意。一度、隣町の駅まで出ちゃったほうが、バスに乗りやすいかな…?と、駅へはこの道で合ってるか、通りすがりの親子に確認。そして、そのまま進んでいると・・・。後ろから、さっきの親子の女の子が、思いっきり走ってこっちへ。
「さっき聞かれたときは気付かなかったけど…もしジェラゾヴァ・ヴォラへ行くなら、こっちからバスに乗ったほうがいいよ」ってわざわざ言いに来てくれたの。
そして、親子揃って、「この人を送ってから帰ろうね♪」って、バス停まで連れて行ってくれたのでした。
そして、バス停でチョコレートを食べながら待っていたら、突然車が止まり。今度はおじさんが送ってくれるって。綺麗な車、品のいい初老のおじさん、カンで絶対大丈夫、と来たので、ジェラゾヴァ・ヴォラ通ります?って、送ってもらっちゃった。この人はコンサートへ行く訳じゃなかったけれど、トランペットを吹いていて、ワルシャワのアカデミーの何とか先生とお友達なんだってさ。
そんな訳で、スムーズに戻ることが出来たのでした
そしてコンサート
といっても、ここで行われるコンサートは、ピアノは生家の中で、聴衆は外で…という形態、しかもスピーカー音なのです。だから先生ならではの音質を味わいきれなかったのだけれど。。。でも、シンプルなメロディーのノクターンの中にさえも、魅惑的なドラマ性を含ませてしまう先生の演奏、かっこいいなぁ、って思ってしまいました。ワルツにしても、マズルカにしても、ショパンの音楽の独特の味があって…スピーカーなのは残念だけど、聴けて嬉しかったです☆
隣接する庭園も広くて緑がいっぱい。
またそのうち写真載せまーす。