ポン助の迷走日記

30歳目前・無職から、まあ何とかなるでしょうという日々を綴ったブログ。実際、何とかなりかけている。

駆け引き、もしくは一人相撲

2005年06月08日 | 日記
旧部屋に管理会社の人が来ます。
部屋の原状回復確認です。個人的に現場検証と呼んでいます。

ゆきんこによって破壊された部屋。
柱・ふすま・壁、一目で猫とわかる傷の数々。

動物禁止のアパートで、これだけの傷をつけたら
いったい、いくらくらい請求されるのだろうか?

とりあえず、ふすまは張り替えた。
風呂も磨いた。昨日の内に掃き掃除も済ませている。
誠意の部分はできるだけのことはした。

敷金についてはネットで調べてみても、怖い話しか出てこない。
猫が話題に出たら、知らぬ存ぜぬで通そう。
払わない、けして払わない、出るところにでても構わん。

と、無理やり自分を奮い立たせて、いざ現場検証。

やって来たのは人の良さそうなおじさんでした。

「どうも、お忙しいところお時間頂いて申し訳ありません。
 早速ですけど、お部屋の方確認させて頂きます。
 20分ほどかかりますので、しばらくお待ち下さい」

にこやかに挨拶をして、部屋の様子を調べ始める管理会社の方。
こちらは、その時を静かに待ちます。

「どうも、お待たせしました」

作成された見積書を見せてもらい、交渉スタート。

敷金の額は15万円。見積りの額は・・・
23万!!

「今、見積りさせて頂いて、
 大体これくらいはかかってしまうんですが、
 ただこちらとしても、ここからできるだけ値引きさせて頂きます」

青くなりながら、続きを聞くことに。

すると23万を敷金の額、15万ちょうどでいいとのこと。
これが限界ぎりぎりだということも強調されました。

ブラフだ、間違いない。

最初、高めの値段を出してから値下げするのは、おとく感を出す常套手段。
実際は、15万でも結構な利益になるはず。
敷金と同額にしたのは、追加でお金を払うとなると
心理的に抵抗感が出て、財布の口が堅くなりやすいからだ。

絶対、もっと安くできるはず。

「・・うーん、敷金の戻りをあてにしていたので
 ちょっと、痛いですね・・・」

軽くジャブ。

「ええ、そうですね。
 ただ、こちらとしてもちょっと限界なんですよ。
 これ以上だと、会社の方に相談しないといけなくなっちゃうんで」

こちらとしては、時間があるのでそれでも全然構わない。
すねに傷持つ身でなければ・・・

おそらく、なにか動物を飼っていたということは気付いているはず。
ただ、それを言い出すと面倒になると思っているのだろう。

こちらには猫を飼っていた弱みがある。
向こうの予測ラインを割ってしまったら、
逆にそのことを出されるかもしれない。

その時は面倒なことにする分、向こうも大きい額で来るだろう。

猫のことは分かっているけど、それは置いといて、
こんなもんでどうですか?ということかな・・・

「あとで追加請求になるということはないですね?」
「それはないです。今日はんこを頂ければ、
 あとは私どもの責任になりますので大丈夫です」

よし、いいでしょう。

こちらは素人だし、面倒なことになれば損する確率が増える。
それなら敷金のみで手打ちにしてもらった方が話が早い。

15万で書類にはんこをつき、交渉終了。

ヴァー、汗かいたー

その後、支払済みの家賃が4万ほど帰ってくると聞き、
もう交渉モードではないので、素直に喜ぶ。

これで一番引っかかっていたことが、ようやく解決しました。
さて、あとは簿記検定。もう一頑張り。
それが終わったらガンダム見るぞ、ガンダム。