重症筋無力症に負けてたまるか!

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読書の秋だねぇ(その3)

2007-11-17 23:54:41 | 読書

まずはちょいと重い話から。


集中して本を読めるときはいいのですが、

どうにもこうにも集中できないときがあります。


精神的にダメなとき、鬱がひどかったりすると、

本を読んでも全く頭に入らず、

ページをめくっても文字の羅列を眺めているだけ、

という場合があったりするのです。


前々から鬱の症状があるのですが、

薬を飲んでなんとか抑えています。

鬱がひどかったときは、

1時間半おきに目が覚めていたり、全く眠れなかったり。

3日徹夜をしてもまったく眠くないという、

まるでヤク中(よく知らないけどさ)みたいな感じだったのです。

今話題の三○佳子の次男も徹夜でバリバリ元気だったのでしょうかね。

それにしても三○佳子の次男って3度目ですね。

覚せい剤の常習犯って、どうしようもないものです。

おおっと話がそれちゃった。


さて。

症状的には、今現在は主に不眠と吐き気かな。

吐き気止めの薬を飲まないと気持ち悪くなっちゃうんです。

不眠の方は、あまり気にならなくなっています。

気分の落ち込み等は、

あまりに日常的なので深刻に思わないようにはしています。


おっとっと。重い話はさておき。

つまり読書してても、たまに頭に入んなくてツライのよ、

ってなことです。

 

まずは小林信彦の『超人探偵』

『神野推理氏の華麗な冒険』の続編です。

まあ取り立てて推理が面白いとかトリックが秀でているとかではなく、

パロディとして読んでいて面白かったです。


続いて白川道の『流星たちの宴』です。

とにかく主人公がかっこいいのです。

ハードボイルドだから、まあそうなんだけどね。

相場の世界に生きる人達が、魅力的です。

金融に関する用語がちょいと難しいのですが、

それを割り引いても、ページが止まらなかったです。


 

その次が、高見順の『如何なる星の下に』です。

昭和初期の浅草が舞台です。

作者のやる気のなさというか、

なんとかなるだろ的なものが、その時代の浅草と調和していて面白かったかな。


最後に、松本清張の『ゼロの焦点』

お見合い結婚をしたのだけれど、旦那さんが行方不明になっちゃいます。

それで、旦那さんを探しに金沢へ行くのですが、

金沢でいろいろなことが起こり、

旦那さんは違う名前で金沢で生活していた跡があったり、

読んでいて『おやおや?』っと思うことのてんこ盛りです。

この小説が、宮部みゆきさんの作品であっても、

なんら不思議じゃないというのが、ちょっとした発見でした。


また古本屋にでかけて、

なにか探してこなければッ!