おっさんライダーでいこうぜ

FACEBOOKにはまり2年間このブログ放置してきましたが、再度復活。使い分けが重要なのですね。

光輪モータースビル 「兵どもが夢の跡」

2010年10月14日 | バイク



 


 今日は上野方面で仕事。午前中に打ち合わせを終了して、昼飯を上野駅前でしようと思っていたら、今となってはなつかしい光輪モータースのビルがそのまま残っているではないか。かつてはバイク街上野のど真ん中にあって、最大のバイク用品専門店だった20年前には、ヘルメット、グローブ、ステッカーなど、多くのパーツを買いにいったものです。栄華を極めた光輪モータースだが、その乱脈経営から2008年4月に、1611100万円の負債を抱えて、東京地裁に自己破産を申請したのだ。自己破産する2カ月前に、バイク用のジャケットを格安で購入していたので、倒産のニュースには本当に驚いた。


かつて上野駅は東北方面への新幹線も始発が上野になるという予定があり、大手開発グループと大手都市銀行による上野再開発へ向けての動きも活発化していた。ところが地元民による再開発の反対や、工事難箇所ポイントへの懸念などから、始発駅は東京となり、再開発への動きも凍結されたらしい。


光輪モータースの店舗がある上野バイク街、ここも再開発地域として候補に挙がっていた区域に位置する。再開発地域の土地価格高騰を狙い、都市銀行による援助を受けた光輪社長の土地買収が行われていたと推測されている。しかし、再開発停止に伴い融資をしていた銀行は一転。融資金回収に回った。光輪モータースの負債はピーク時で300億に上ったという。


自己破産はしたものの、この本社ビルも3階までしか使われていない。かつてのハーレー館も、労働組合の旗が掲げられたまま閉鎖となっている。かつてのバイク街上野が、全体的に沈みかけている印象だ。光輪モータースの倒産はいろいろな背景があったとは思うが、若者のバイク離れも大きな要因ではないだろうか、まさに「兵どもが夢の跡」


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