おっさんライダーでいこうぜ

FACEBOOKにはまり2年間このブログ放置してきましたが、再度復活。使い分けが重要なのですね。

ゲームキューブの修理---ピックアップのレザー出力調整

2007年08月09日 | その他

ご近所さまからゲームキューブの修理依頼がありましたので、簡単に解説します。故障内容は、ピックアップの読み込みが悪くなり、ゲームが途中でできなくなるとのこと。ここ1ヶ月ぐらい調子が悪く、こどもたちもゲーム機から遠ざかっているとのこと。







この手の不調の原因は、ピックアップレンズの汚れにより、読み取りの悪化が多数を占めます。今までに、ディズニーのDVDプレーヤー、XBOXなどの読み取り不能によるジャンク品を直してきました。ピックアップをきれいにするだけで、もとに戻ってしまうことが多いのです。このゲームキューブのピックアップ(赤線で囲んだところ)を綿棒につけたイソプロピルアルコールできれいに拭いてあげたところ、すぐに読み取りが回復しました。DVDやゲーム機のピックアップは、アクリルが使われているため、他のアルコールだと傷をつける可能性があります。イソプロピルアルコールで清掃をする場合も、着けすぎたり強くこすりつけたりしないでください。このイソプロピルアルコールはマツモトキヨシで取り寄せたものです。420円と安いものです。



まあピックアップの清掃だけで直ったのですが、念のためレザーの出力を上げておくこととします。ピックアップを清掃して動かない場合でも、レザー出力調整でほとんど治ります。まずは分解ですが特殊なドライバーが必要となります。







ゲームキューブのケース裏側をとめるねじが特殊で、DTC-27というドライバーが必要となります。秋葉原で売ってますが、一番簡単なのはネットで探すことでしょう。1000円ぐらいですが、送料が意外に高く考えてしまいます。ボールペンなどを改造してあける方法なども紹介しているホームページもありますのでご参照ください。





裏の特殊ねじをはずすと上のようになり、あとはプラスドライバーですべてはずせます。そして分解をすすめ、下のようにドライブを取り出します。このドライブの裏側に赤丸をしていますが、レザー出力を調整する可変抵抗がついてます。





プレステにもついてますが、ゲームキューブとはまわし方が逆となっています。ゲームキューブは、時計の反対周りにまわすと、抵抗値が低くなりレザー出力があがります。このレザー出力をどこまで上げるのかは、結構難しいのです。そこで私はテスターを使った調整をお勧めします。







上の写真のように可変抵抗にテスターをあて、抵抗値を測りながら調整していくのです。右側には2つの端子がありますが、写真のようにセットします。いままで多くのゲームキューブを修理してきましたが、初期抵抗値はまったくバラバラでした。この抵抗をゆっくり左に回していくのですが、ほんのちょっとまわしただけで大きく数字が変わります。









私はおおむね 190Ωから200Ωぐらいで設定しています。これでだいたいのゲームキューブはおなるはずです。もともとゲームキューブはレザー出力が弱く設定されています。DVD-Rを読み込ませようとするときも、このようにレザー出力をあげてやる必要があります。このテクニックは必須ですので参考にしてください。



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