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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

探偵事務所5

2005-12-16 18:37:15 | 本・映画・テレビ
私が見たかった映画「探偵事務所5」が札幌でも
上映されているよ~と情報提供を受けたので
(Sさん、ありがとうございます)行ってきました。

単純に、面白かったです。
オムニバスっぽく2つのエピソードがありますが、
全体につながったストーリとなってます。
濱マイク(映画版)よりはもうちょっと
エンターテイメントにしあがっている(気がした)。
肩の力を抜いて見ることができたのでよかったです。

林海象監督の独特の映像が、結構好きなんですよね。
今回も、探偵事務所として使われているのが
すごく昔に建てたようなホテル(たぶん)だったり、
机の上の電話が、黒電話だったりして、
レトロな雰囲気がただよう。でも、時代設定としては現代。
このあたりが、「夢で見るリアルな現実」みたいな
不思議な感覚を感じます。
何気ない場面で、詳細は忘れているけど、
みょ~に映画の場面の空気とか雰囲気だけ
印象深く残るんですよね。

テーマ曲も、かっこよいので私としては◎
(濱マイクと同じバンドが担当している模様)。
ブラス系のジャズって、結構好きです。

大人版「少年探偵団」という感じがぴったり。
探偵好きな男性の方にはウケる映画かも。
続編や、ドラマ化もありえそう。
次回作を期待です。

探偵ごっこ(?)が好きな方には、おすすめ!

出演は佐野史郎、成宮寛貴、宮迫博之、永瀬正敏ほか。
※札幌はスガイシネプレックスで本日(2005.12.16)
 までの上映でした。


■探偵事務所5:http://www.tantei5.com/index2.html

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■今日の小ネタコーナー その1■
毎年、冬になると「今年は絶対、転ばないぞ~」と
固く心に誓います。そう誓っても、2回ぐらいは
転んでしまふ。でも、昨年は、無事、クリア!
今年は3回、早くもすべりましたがまだセーフ。
「冬に転ばない」というのが私の人生の目標に
なってます。

■今日の小ネタコーナー その2■
映画「男たちの大和」をみたがっている家人。
大和のプラモデルを買ってきて、帰宅してからチマチマ
作成しているのですが、先日の作業中、
「極小のプラスティックの部品をなくした~」と騒いでました。
その割には真剣にさがしている様子がなかったので
「大丈夫なの?」と聞いてみたところ、
「別にいいもん。ど~せ、アメリカに撃沈されちゃうから~」との答え。
そ、そういう問題ですかっ!! (@_@)



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月の裏側/恩田陸

2005-11-16 23:04:55 | 本・映画・テレビ
私が唯一、新刊が出るのを楽しみにしている作家が
恩田陸さん。

結構前からのファンで、この人もっと評価されてもいいのに~と
思っていたら、「夜のピクニック」で2005年本屋大賞を受賞。
一躍有名になりました。
自分が目をつけていた人がブレイクするのは
なんとなく嬉しい(笑)。

恩田さんの本で好きなものがたくさんあるけれど、
その中でもお気に入りの一冊がこの「月の裏側」。

この小説は海外小説「盗まれた街」
(ボディスナッチャーというタイトルで映画化も
されている)へのオマージュとして書かれた作品。

失踪事件が相次ぐが、しばらくして失踪していた人が
無傷でひょっこり戻ってくる。
ただし行方不明になっていたときの記憶がない。
これは一体何なのか……という謎を主人公が
解き明かしていくというストーリー。

ラストは正直、私としてはちょっと物足りなかったというか、
「すごく惜しい」感じがしたものの、そこにいたるプロセスが
とにかく面白い。

ジャンルとしてはモダンホラーにあたるのでしょうが、
ホラーが苦手な私でも面白く読めました。
主人公が知的で、推理小説っぽい展開で進んでいくため
変な怖さ(?)ではないのが、この小説のよいところ。

また、この小説は滅多に新作を読まない家人が
○年ぶりに読んだ作品でもあります。

家人も気に入ったらしく、作品中に出てくる
「文学しりとり」を一緒にやったり、
何かドジを踏んだときに「あんた、『盗まれてる』わ~」と
お互いに指摘することが我が家では流行しました。
(←小説を読むと、意味がわかります。笑)

実用書以外、小説は一度読むと繰り返して読むことは
私はふつうないのですが、この「月の裏側」に限っては別で
もう既に2回、読破。

図書館で借りて初めて読む→
家人に読ませるために再び図書館で借りて
ついでに自分も読む→
再読したいという家人のリクエストにより、
結局、文庫本を購入~

というプロセスを通って、今手元にあります。

でもって、今度は3回目をやっぱり読んじゃいそ~。
最新刊「ネクロポリス」を購入するまでの間、
ぼちぼち読もうかと思います。

知的ホラーが好きな人にはおすすめの一冊です。

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■今日の小ネタコーナー その1■
今週は日中に予定が全部入ったので珍しく夜にスポクラへ
出かけました。冬になると、寒くなるのでプールへ入るのを
躊躇しちゃうんですよね~。天気予報みて、最高気温が
高そうな日に行ったりとか(笑)。
今日は館内もプールの水温もかなり温かかったのでよかった~。
行くとやっぱり楽しい。筋トレメインで、プールは50分。
いつもよりやや短時間で水中ウォーキングしてきました。

■今日の小ネタコーナー その2■
お腹がどっしりするぐらい炭水化物(ごはん)を
お昼に食べたので、夜は軽めのものがいいと思い、
スポクラへ行ったあと、モスバーガーへ。サラダと
トマトスープを食べました。
モスのサラダって単品でたのむと、量多い(笑)。
でも1日に必要な野菜の量って、生ならあれぐらい
必要な気がする。シーザーサラダ、サラミ&チーズの
トッピングがなかなか美味でした。



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「王様のレストラン」~元気の出るドラマ~

2005-09-16 16:55:50 | 本・映画・テレビ
午後3時半頃から、フジテレビ系で
「王様のレストラン」というドラマの
再々……(?)放送中。

傾きかけたフランス料理店に
伝説のギャルソンがやってきて、ひとくせもふたくせもある
職人たちと一緒にお店を再生させていくという話。
脚本は「新撰組!」「笑の大学」などの三谷幸喜です。

もともと三谷作品は好きなんですが、その中でも
私がダントツに気に入っているのがこの
「王様のレストラン」(と、「古畑任三郎」)です。

今見ても、やっぱり面白い。

三谷作品のドラマは「シチュエーションコメディ」と
呼ばれるジャンルにあたるそう。

性格はまじめだけれど、なぜか
周りの空気が読めないというキャラクター。
この人物が周囲の人々の間におこす微妙なズレ、
これが妙におかしいんですよね。

主人公だけでなく、脇役もすごくいきいきとしているのも
いい感じ。

「王様のレストラン」を見ていると、登場人物それぞれに
共感できるなあとか思っちゃいます。

周りから見て、幸福そうにしている人でも
「平凡な日常」に押しつぶされそうになることって、
あると思うんですよね。

同じ毎日の繰り返しで、それにあきあきしてる自分とか。
仕事もなんだかつまらないとか。
自分の人生って、こんなもんかな~とか。

でも、どこかで「自分が変わる」きっかけを
心の中で求めていたりもするんですよ。
閉塞感を打ち破りたい気持ちといいましょうか。

ドラマの登場人物たちも、そんな感じ(笑)。

ドラマでは、ドタバタ喜劇を繰り返しながら、
バラバラだったメンバーが、チームとして機能しはじめて、
みんなが少しずつ変わり初めて行きます。

そして、最後は……
(まだ見てない方はご覧ください)

笑いながら、最後は感動できるのもgood!

元気の出るドラマとして、おすすめです!



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雅楽戦隊ホワイトストーンズ

2005-06-07 20:53:10 | 本・映画・テレビ
少し前、「地域限定ヒーロー」なるものが流行りましたが、
地域限定ヒーロー決定版としておすすめはこれ!!

「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」です。

これは、北海道発のローカルバラエティ番組
「水曜どうでしょう」出演のミスターこと、鈴井さんが脚本を担当。
「ドラバラ鈴井の巣」という番組の中で放送されていたドラマです。
大泉洋さんはもちろん、チームナックスのメンバーが出演してます。

さて、このホワイトストーンズ、
札幌市白石区だけを守る、地域限定ヒーロー。
雅楽を奏でて、変身します。
しかも、白石区の中でしか変身できないという(爆)。

鈴井さんが以前白石区に住んでいたことがあり、
白石区が治安が悪いというので「これは困る」と
思ったのが誕生のきっかけとか。

太いまゆげ、でかい演技、チープな小道具……
どれをとっても笑えます。
「トリビアの泉」でもおなじみ中江真司さんが
ナレーションを担当しているのもgood。
DVDは2枚組で、ドラマ本編とメイキングの両方を
楽しめます。

ドラマは3部作で完結していますが、DVDは第2部まで販売中。
(2005年6月現在/写真は第2弾のDVD)。

ワタクシ的には、Part1が一番ツボで笑えました。

「水曜どうでしょう」ファンはもちろん、ヒーロー戦隊ものが
好きな人にもおすすめ!

DVDの購入情報は、HTB「ドラバラ鈴井の巣」にあります。

■ドラバラ鈴井の巣:
http://www.htb.co.jp/suzuinosu//

流星ワゴン/重松清

2005-06-02 11:12:48 | 本・映画・テレビ
人生をもう一度、やり直せたら……ということを
ベースに、家族をテーマにしたちょっとファンタジーな作品。

これはもちろん、フィクションですが、
「家庭を維持する」というごくごくフツウで当たり前のことが、
現代ではこんなにもややこしく、難しいものになっていたんだな……と
あらためて思いました。

主人公は、ユーレイ親子の案内で、人生の分岐点と
思われる時点へさかのぼる。
あのとき、妻は、息子は、こんな風に思っていたんだということを
初めて知る。

でも、「起こってしまった過去」は変えることができない。

最後には、主人公が厳しくつらい現実を受け入れるところでエンドですが、
「厳しい現実」という「結果」は同じでも、主人公の心が変わって
一歩を踏み出したときに、何かが変わっていく……というところには、
とても共感できました。

久々に本を読んで泣いちゃいました。

おすすめの一冊です。