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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

入院体験記 総括

2018-02-04 14:22:26 | 日記・雑文

初めて全身麻酔の手術を受けましたが、今回は
その総括および備忘録です。

●タオルケットってホントにいるの?
事前に「入院のしおり」が渡されて、それにあった
リストにそって準備しましたが、え? コレほんとに
持っていくの? って思ったものが、「タオルケット」。
タオルケットって、いわゆる毛布大のアレのことだよね?
ひざかけじゃないんだよね?
そんなでかいもの、いるのか~????と疑問を持ちつつ、
持参しました。

が、これが大正解。
寒気が入りこんだ真冬の北海道、
しかも病室が北向きの部屋だったため、
部屋全体が冷え込んでいてかなり寒い。
手術着1枚に着替えた身には、けっこうこたえる。
もちろん、部屋に暖房がありましたが、温度あげても
あたたまるのに時間がかかりました。
その意味では役に立った。
逆に真夏のシーズンとかなら、いらなかったかも・・・

ちなみに入浴用のバスタオルは用意されていましたが、
なぜかフェイスタオルがない
ここも意外な落とし穴でした(笑)

●箸は必需品
食事をするための箸(割りばし)は必須。
食事に箸はついてきませんでした。
衛生上やゴミの問題で自前で用意することに
なっているのかと思いますが、なぜか
スプーンはついていた(謎)。

●コップについて
コップは、歯磨き用のコップと、飲料用のコップを
用意するとよい。
紙コップ(歯磨き用)と、プラスチックのカップ(飲料用)を
持っていきましたが、1泊2日の短期入院だったため、
結果的には飲料用プラスチックのカップは使わなかったです。
ペットボトル飲料で足りたので。
病院は、水、お茶は無料で飲めるようになっていました。
ペットボトル飲料の自販機もありましたが、割高なので
長期入院なら、コスト面からやはり飲料用カップは
必要と思われ。
私は家から、250mmのミネラルウォーターと、500mmの
ウーロン茶を持参しました。自販機で、缶コーヒーと、
250mmのお茶を購入で十分足りました。

ひとつ備忘録として重要と思うことが、
手術が終わって、部屋に戻ってきたとき、
看護師さんの許可が出たらすぐ水が飲めるように
テーブルやベッドまわりに用意しておくと大変便利だと
いうこと。
もちろんお願いすれば、看護師さんが持ってきてくれると
思いますが、無料の飲料水や自販機が共有スペースにあり、
術後の麻酔がまだ残っている状態でそこまでいって
自力で水を持ってくるのは至難の業。

私はあらかじめ、ペットボトルをバッグの中に入れておいて、
ベッドのそばに置いておいたので看護師さんに
バッグの中から取り出してもらって、水を飲みました。

●個室にしてよかった件
今回、個室の病室をとりましたが、これは本当に
よかったです。
テレビ、冷蔵庫使いたい放題、他人の目を気にせず
マイペースで休めるのは大きなメリット。
入院(手術)日、たまたま家人が仕事の都合で遅番で
面会時間にきてもらうことはできなかったのですが、
個室だったので夜に他人に迷惑かけることなく、
電話連絡できたのもよかったです。
ただ、長期入院となると、費用がかさむので
そこは入院期間と費用等、バランスを考えながら
選択できればよいかな、と思います。

●保険の連絡、診断書の請求は早めに
ここで使わなかったら、いつ使う!
医療保険に入っているならば、入院が決まったら
早めに連絡して必要書類を送ってもらうべし。
保険の証書や契約書、見ても、どうやって請求するか
ハッキリ書いてない(目立つような形で記載がない)んですよね。
これは、カスタマーサービスに電話すればOKです。
そのとき、保険の加入番号(証書に書いてある)を伝えれば、
保険請求のための書類を送ってくれます。
病院には、診断書を書いてもらうのですが(これも自己負担)、
病院側から、必要であれば早めに請求してくださいと
言われました。
保険会社から送られてきた、必要書類を病院に提出して、
およそ2週間程度、かかりますと言われました。

●今回の入院費の総額
118,570円なり(個室料金含む)。
入院が決まったときに、病院の受付で、申請すれば
世帯収入に合わせて手術費が安くなると教えて
いただき、その手続きをしてこの値段となりました。

●ドクターにめぐまれた件
今回は、いいドクターにめぐまれてホント、
よかったです。
簡単なものとはいえ、全身麻酔の手術はそれなり
不安や恐怖感がともなうもの。
病院恐怖症の私が、なんの問題もなく
手術を受けられたのも信頼できるドクターの
おかげだったと思います。
その意味で、本当に感謝でしたし、ありがたかったです。

以上、私の入院体験記なのでした。



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生きてこそ~全身麻酔からの帰還~

2018-02-02 20:58:22 | 日記・雑文

つい先日、生まれて初めて全身麻酔で手術を
受けました~。
1泊2日の入院で、粘膜下筋腫の手術。
ドクターによると手術自体は難しいものでなく、
幸いにも緊急性のある手術ではなかったです。

とはいえ、初めての全身麻酔となると
さすがにキンチョーする。
しかも私はパニック障害持ちで、
あろうことかパニック障害発症のきっかけが
病院の検査手術で、担当医の不手際etc。
麻酔手術に対する不安と緊張は常人の比ではないのである~。

今回はそんな私の全身麻酔体験記です。

ポリープを取るという手術だったんですが、
根っこが深いため、「全身麻酔で手術」と
言われました。
初めて聞いたとき、半分ギョッとして、
半分は「むしろよかったかな」という感じ。
部分麻酔の方が、パニック発作、出そう
身体を拘束されるのがガチでトラウマになってるので、
しかも手術となると、かなりのストレスです。
その意味では全身麻酔の方がよかったかなと

ただ、ひとつ気になることがあって、
パニック障害発症以降、発作はだいぶおさまって
日常生活はほとんどふつうにできるように
なりましたが、後遺症ともいうべきか(?)
睡眠障害があり、これが気がかりでした。
もちろん、ドクターにそのむね、きちんと
お話しましたが、雰囲気的には問題ない感じ。。。

で、当初はスケジュールの関係で、2017年の11月下旬に
行う予定でした。

と・こ・ろ・が。

婦人科系の手術なので女子日とのかねあいが
重要になってくる。
おりしも当方、更年期のまっただ中。
予定が狂いまくって、11月の手術はナシに。
その後、血液検査などなんだのして、1月の17日に仮決定。
やっと決まったとホッとしたのもつかのま、
女子日がまたまたズレて(苦笑)、17日の手術は不可に。

再再度、ドクターと打ち合わせをして、
女子日後1週間、間をあけた1月31日に
やっと決まったのであった~。

ここまでくるのがホント長かった
最初の打ち合わせのとき、手術の予定が2ヶ月先までうまってる、
という話だったが、さすがにこのチャンスを逃すと
またしばらく機会がなくなると
配慮してくれたのだと思う

当初、手術前処置を2回する予定があり、
噂では、この処置がイタイという説があって、
さすがにこれは素では乗り切る自信がなく、
パニック発作用の頓服を事前に飲んで
のぞみました。
が、これもポリープが育ちすぎていたため、
事前処理は不要に。
これはある意味、ラッキーでした。

そして迎えた手術当日の1月31日。
食事は前日の夜10時まで可。
手術当日は、お茶・水のみ午前9時まで可で、
病院には9:30まできてくださいとのことでした。

いつものように1Fの受付に診察券を提出するのではなく、
直接4階のナースステーションにいって、名前をいいます。

個室をとりましたが、これが広くて立派な部屋でしたよ~(8000円の部屋でした)


部屋についたら担当の看護師さんがいろいろ説明。
早口で理解するのがちょっと大変(?)でしたが、
要するに、手術着に着替えて、部屋で待機、
10時半くらいから点滴始まる、手術は多少前後するかも
しれないが、14時15分予定と告げられました。

で、着替えてベッドに入ってテレビ見てたら
ウトウト。。。

そこで、看護師さんが点滴もってあらわれました。
静脈にさして、また2時間ほどウトウト。。。

今度はは昼番の看護師さん登場。
抗生剤の点滴を追加して、またウトウト。。。
ずっと睡眠不足だったのが、ここにきて急に眠気?
あまり余計な不安を感じずに、ずっとウトウト眠ってました。

手術の約1時間前くらいになると急に慌ただしくなります。
1時45分に病室を出て、いよいよ手術室に向かう。
準備室で待機します。
ここでも、横になって待っていたのですが、
ここにいたときがやはり一番緊張でした。
なぜか、左の手のひらだけ、汗をかいてました。
30分くらい待ちましたが、長く感じましたね~。

看護師さんが迎えにきて、手術室へ。
指示どおり、手術台にあがって横たわったら、
そこから先はERの世界(笑)
大勢のスタッフがわらわらと「胸に心電図用のパッドつけます」とか
etcいいながらものすごいスピードでセッティングしていきます。
麻酔科医が、「麻酔入りますからね~」といって、点滴から
麻酔が入った瞬間、胸のあたりがつまるような、息苦しい感覚が
ありましたが、深呼吸をして、「あ、大丈夫」と思った瞬間、
「〇〇さん、〇〇さん」って起こされた
感覚的には数秒しか、たってない感じ。
しかし、実際は30~40分前後くらいの手術時間だったようです。

目が覚めたものの、まだ朦朧としていて、手術室から
出た記憶がない。
かすかに廊下をストレッチャーで移動した気がするが、
次のはっきりとした記憶は、自分の病室でストレチャーから
ベッドに移るところでした。

看護師さんが出ていって、次第に意識が戻ってきて、
トイレにいきたくなって、部屋のトイレによろよろ
しながら行くも、うまくトイレができないんですよね~
で、いったんあきらめてトイレを出たら看護師さんが
立ってて、「倒れられたら困るから、ナースコールしてください」って
怒られた(泣)、大丈夫だと思ったんだもん

麻酔がまだ残っていたのと、止血のために
ガーゼ入れてたのでそれが尿道圧迫して
うまくトイレできなかったみたいなんですけどね。

トイレ事件から40分くらいたって、
さらに意識がはっきりしてきたので、
この時点で関係各位に手術が無事に終わったことを
ラインで連絡。

看護師(夜番)さんから、水を飲んでもよいというお許しが
あり、水を飲みました。

そのあと、点滴がはずれて、食事もでき、点滴用の
針もはずれてどんどん自由になっていきます。

ドクターも部屋にきてくれて、手術でとったポリープと、
手術結果の報告をしてくれました。

術後、ゆっくり寝ていられるかと思ったら、
けっこうひっきりなしに看護師さんが
くるので意外と忙しいです(笑)

夕食の配膳を下げてもらったあと、やっと
落ち着きました。

翌日から、シャワーに入ってよいとの許可が出てたので
ふつうにシャワーに入り、8時食事、9時から
外来にいって診察、止血用のガーゼをとって
もらいました。

部屋に戻って荷物をまとめて、会計。
帰宅、という流れでした。

【全身麻酔のまとめ】
●食事制限はきちんと守ろう
全身麻酔を成功させるためには、胃の中からっぽ、という
ことが重要らしい(?)ので、ドクターや看護師さんの
指示には従うべし。
食べ物は別として、水すらも飲めないのは
つらいかな・・・と思いましたが、実際は点滴するので
喉がかわいてつらいとうことはなかったです。

●始まってしまえば、あっというま
手術の途中で麻酔が切れたら、、という心配は
あると思いますが、医療機器が発達した現代では、
まずもってそういうことはない(確率は低い)と
考えて大丈夫だと思います。
意識を失って、次に目が覚めたときはもう終わってるという、
ある種、タイムワープする感じです(笑)

●麻酔がきいているうちは何かあったら(トイレに行きたいとか)
素直にナースコールしよう!
これはホントに危ないようなので。。
遠慮せずに看護師さんにコールしましょう。

●術後、せん妄の症状が出ることも
もちろん、手術する前に不安や恐怖心が出ることも
ありましたが、「本当に怖かった」と感じたのが
意外にも、手術が無事に終わって、部屋に戻ってきた
直後(まだ麻酔が残っているとき)。
後でしらべたら、「わけもなく涙が出てきた」という人や、
抑圧していた感情(ふだん温厚な性格なのに親族をディスった
暴言をはくなど)、意識の混乱というか、そういう症状(せん妄)が
出ることがあるらしい。
私も、上記の恐怖心を感じたほかに、看護師さんと
話をしているときに音楽幻聴(若い女性歌手がJ-POPを
歌っているような幻聴)があったりして(←これは手術室に
入ったとき、実際に女性歌手の歌がBGMとして流れて
いたのでそれとの記憶の混乱なのか?)、夜中にふと
目が覚めたときに、部屋に看護師さんが入ってきたと
思い、受け答えしたりしてました(が、実際は夢)。
これも、時間とともにそういった症状が消えて、
通常の状態に戻るそうです。
(今はもちろん大丈夫です)。

●恐怖心・不安を乗り切るためには
ひとつは手術の情報をあまり見すぎない。
手術方法とか最低限度必要な知識だけは
おさえておいて、あとはあえて見ない。
考えすぎると怖くなる。
あと、怖いと思ったら、認めちゃった方が
怖くなくなります。
不安になったり、怖くなったら人がいないところで
「怖い怖い怖い・・・・」とえんえんとつぶやいて
みるとか。これ、効果あります。
えんえんとつぶやいているうちに毒気が抜けるのか、
怖くなくなってることもしばしば。

親しい友人にも事情を話して、祈ってもらうというか、
応援の気持ちをもってもらうのも案外、いいです。
祈りは病気回復に実際の効果がある、という
実験もあるそうです(※詳細はこちら)。


初めての全身麻酔を体験して、
おおげさですが、「生きているってありがたい。
ふつうに生活できるって、本当にありがたい」って
思いました。

全身麻酔、思っているほど怖くなかったです。

これから全身麻酔を初めて受ける方の何等かの
参考になれば幸いです。
入院体験記 総括こちら


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