俺様社員をどうマネジメントするか―“自分はできる”と思い込んでいる若手を育てる3つの方法 内田 和俊 ダイヤモンド社 このアイテムの詳細を見る |
最近話題になっているビジネス書
「俺様社員をどうマネジメントをするか」を読みました。
TOEICで900点台、MBA取得、留学経験あり、
一流大学卒業……等々、華々しい経歴や資格が
あるにもかかわらずまったく「使えない」若手社員を
どう育てるかという内容です。
著者はコーチング分野で日本のパイオニア的存在の
ひとり。
一流企業のコンサルティングや社員研修をしている
人物です。
数年前から「コーチング」がブームになり、猫も杓子も
コーチングゥ~……みたいな風潮がありましたが、
本当のところはどうよ?! とずっと思っていた私。
それが読んでビックリ、コーチング第一人者である著者が
主張するのは意外にも「厳しく教育する」ということでした。
(もちろん愛情を持って厳しく……ということですが)
コーチングについて著者は多くの企業は本来コーチングする
ところをティーチングして、ティーチングするべきところを
上司が自分でやってしまうと指摘しています。
本の構成も、俺様社員の具体的な例、どう育てていくかの方法論、
上司としてのあり方も示されていて、読み物としても面白くかつ
実践に役にたつ内容となっています。
この本を読んで一番共感したのが「世界に一つだけの花」弊害説
ですかね~。
要約すると「世界に一つだけの花」が流行って、本来は
「ひとりひとりが尊い」というメッセージを「なにも努力しなくて
いい理由」にすりかえて堕落(?)してしまった人たちがいる、
っていうことなんですが、作詞作曲した槇原敬之自身も
このことについてテレビ番組で言及していたので、実際に
こういう人が多数出ていることなのだと思います。
教育論としても使えるものなので、ビジネスマンのみならず、
子育て中のお母さんたちにもおすすめ。
良書です。
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■今日の小ネタコーナー 1■
この本を読んでいたら、家人に「主婦のあんたが
なんでそんな本、読むの~」と笑われちゃいました~(^_^;)。
家人の言うとおりなんですが、日常の悩み・問題解決に
こうしたビジネス書・自己啓発ものが役に立つことも
多いんですよね。今回も悩みというほどではないけれど、
「どうしよっかな~♪」という案件があり、思いを
巡らせていたのですがこの本を読んで自分は
問題解決、あるいは目標の達成に対して一つの方法、
解決策しか用意していないことに気がついたんです。
そのことに気がつけたことが大きな収穫でした。
まさに自分の頭の上にランプがピカッと光った
瞬間でした~。
■今日の小ネタコーナー 2■
もうひとつ、自分がビジネス書を読んで役に立つかなあ
と思うことは、内容がよかったものは家人にすすめて、
家人も読むということ。
このたぐいの本は山のように出ているので、本の値段の
価値がない、内容の薄いものも結構あります。
私が読んで「これは……!!(゜o゜)」というものしか
すすめないので、仕事に忙しく良書を選ぶ時間が
ない家人の時間短縮にもつながっております~。
今回もしっかりと読んだ家人。
「仕事で使いたい」とこの本を持って出勤しました~。
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