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山形米沢市の旅

2013-09-27 01:36:05 | 旅行
今回は、JR奥羽本線で上杉氏が治めた歴史と伝統の町 米沢をめぐります。

米沢は、上杉家ゆかりの文化が今も息づいている個性的な街です。
現在の街の原型は、上杉氏の家臣の直江兼続によって築かれました。

米沢は、周囲を吾妻連峰に囲まれた盆地で、冬は豪雪になりますが、秘湯の温泉が点在し、米沢牛・鯉・ラーメンなどの食事の名物も多く、観光客に人気です。

まず米沢駅で下車し西に向かい7分ほど歩くと最上川を渡ります。この川は、大きな川で街全体が見渡せます。

さらに10分ほど歩くと米沢城があった上杉神社に到着です。
米沢城跡は、今は松が岬公園になっており、上杉神社はこの公園の西側にあります。
この神社は、上杉謙信を祀る神社です。
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神社の入口には、「毘」と「龍」の旗印があります。
これは、上杉謙信が戦場で使用した旗で、これを見るだけでも価値があります。

神社に参拝し、上杉謙信の像、上杉鷹山の像で記念撮影します。

 「上杉鷹山」は、第9代の米沢藩主で、財政が悪化していた米沢藩の財政を大倹約の改革と数々の殖産振興政策を展開して、藩を立て直した偉人です。
戦国の世に名を馳せた「伊達政宗」も生まれは米沢城で、24歳までの青年期をこの米沢で過ごしました。

上杉神社からさらに西へ1kmほど歩くと上杉のお墓が並ぶ上杉家廟所に到着です。

 上杉景勝公が亡くなった1623年より上杉家の御廟所とされ、歴代の藩主が埋葬されています。米沢城に安置されていた上杉謙信公の遺骸もあります。
 大きな杉に囲まれた厳粛な空気に満たされている所で、国の重要史跡に指定されています。

ここで、一服し、米沢 牛の串焼きを賞味します。

米沢 牛の串焼きは、店で焼いている店が多く、500円から1000円です。
小さい串500円より、大きい串1000円がおいしくてお得です。

次に東の上杉神社の方へ引き返し、上杉博物館を訪れます。
米沢の歴史が一目で分かる近代的な建物です。
入ると能の舞台があり、国宝「洛中洛外図屏風」「上杉家文書」ほか、数千にも及ぶ上杉家ゆかりの品々が収蔵されています。
夏に行けばクーラーがよく効いていて気持ちいい所です。

 上杉博物館から南下し、山形大学工学部を訪問します。
本館は、国の重要文化財で、ルネッサンス様式を基調とした木造二階建てが美しいです。
玄関の両脇に塔のような階段室を設け、変化のある立体構成が特徴です。
東北大震災のため、現在内部は、見学できません。外観のみの観光ですが、ルネッサンス風の建物は、一見の価値があります。

山形大学工学部は、米坂線 南米沢駅が近いので、電車に乗って米沢駅へ向かいます。米坂線は、本数が少ないので、前持ってダイヤを調べておきましょう。
駅前に小さなラーメン屋があり、ここで晩飯に米沢牛ラーメンを食します。

 米沢らーめんの発祥は、大正時代、中国人の屋台でのらーめん売りが始まりで、大正末期には、上海軒、米々軒、朝日軒などが開業しました。現在「米沢らーめん」を提供する飲食店は、市内に130軒ほどもあります。
 米沢らーめんは、鶏ガラと煮干しのスープで、あっさりとした後味のスープです。ちぢれ細麺で、おいしいです。

米沢駅近くでホテルを捜し、一泊して翌日帰宅します。

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