今回は、東京、埼玉の街中にある城跡を巡ります。
まず、東京の北部赤羽へ向かいます。
JR赤羽駅で下車し、西南方向へ3分ほどで静勝寺の入口(石段)に到着です。
石段を登ると静勝寺の門があります。稲付城跡の説明看板があり、説明を読みます。
稲付城は室町時代(1469-97)に太田道灌によって築かれた城です。
城といっても砦であったそうで、規模も小さいです。
道灌死後は雲綱という僧侶が稲付城跡に静勝寺を建立し現在に至っています。
中へ入ると普通の寺で、本殿とその奥に墓地があります。
東京都内の街中にある城跡ですが、城を想像できるものはほとんどなく、期待外れです。
次に、埼玉県東所沢にある滝の城跡へ向かいます。
城跡へ向かうバスは便が少なく歩いて行きます。
JR東所沢駅で下車し、東へ向かい35分ほど歩くと滝の城跡入口に到着します。
滝の城は、戦国時代1560年ごろに、北条氏照の城でした。 この城は、氏照は本拠の滝山城(東京八王子)から北関東に出陣する際の軍勢集結の拠点の城でした。
戦国時代の城の配置図があり、現在地は、この地図の右下です。
二重堀跡を通り、鳥居が見えてきます。
空堀が鳥居の前にあります。
社務所が右手にあり、滝の城の説明を見て進んで行くと石段があり、その上に鳥居があります。
ここが本丸のあった所です。
本丸跡には、立派な石碑がありますが、城山神社の本殿がどっしりとあります。
ここから下界を見るとJRと東所沢の街並みが見渡せます。
本丸跡から東へ行くと三の丸跡があります。
この城は、鉢形城と同じく天守閣がなく土塁と堀を巡らせた北条氏らしい城です。
鉢形城より ひとまわり小さな城です。
三の丸跡から南へ下って行くと滝の城跡公園があり、野球場などがあります。
関東地方は、城跡が少なく、あっても土塁と堀を巡らせた天守閣のないものが多いです。
滝の城の土塁と堀は、実戦的です。
滝の城は、埼玉県の街中にあり、城跡らしいのでお立ち寄りください。