68年12月発売の「ブルー・ライト・ヨコハマ」は、ミリオンセラー・チャート1位獲得・レコード大賞作曲賞受賞、と筒美京平さんが新進作曲家として名を馳せた曲です。
『テネシー・ワルツ ~江利チエミ物語~』で、青山さんたち扮する学生が、高倉健さんの『昭和残侠伝』シリーズの映画で盛り上がっていた頃と重なるようですね。ゲバ棒と呼ばれる角材を持ってヘルメットを被り、意気盛んな彼らでしたが、政治的信条は建前にすぎず、破壊活動に夢中になる学生も少なくなかったそうです。
この年には、『TOMMY』公演会場・日生劇場向かいの帝国ホテルが全面改築のため取り壊しになり、フランク・ロイド・ライトによる大正時代の名建築が惜しまれながら姿を消しました。一方、霞ヶ関ビルがオープン、36階建てというのは当時としてはもちろん日本一の高さです。最上階ラウンジのコーヒーが500円というのですから、当時こちらも最高だったでしょうね~。また、渋谷の西武百貨店もオープンを迎えています。
学生達が新宿周辺で展開した運動は、破壊性・暴力性が高いため、一般人の支持や理解を得ることはなく、この後は縮小の一途をたどったそうです。大学から政治色が消え、今のような感じになったのはこの頃が始まりのようですね。筒美さんは青山学院大学卒業だそうですが、洗練されてスマートで、学生運動とはちょっとそぐわない気がします。
地上の騒ぎから遠く離れて東京の空を縁取る真新しいビルには、筒美さんの紡ぎだすサウンドがよく似合ったことでしょう。当時28才。恐れながら、カッコよすぎるような・・・。
『テネシー・ワルツ ~江利チエミ物語~』で、青山さんたち扮する学生が、高倉健さんの『昭和残侠伝』シリーズの映画で盛り上がっていた頃と重なるようですね。ゲバ棒と呼ばれる角材を持ってヘルメットを被り、意気盛んな彼らでしたが、政治的信条は建前にすぎず、破壊活動に夢中になる学生も少なくなかったそうです。
この年には、『TOMMY』公演会場・日生劇場向かいの帝国ホテルが全面改築のため取り壊しになり、フランク・ロイド・ライトによる大正時代の名建築が惜しまれながら姿を消しました。一方、霞ヶ関ビルがオープン、36階建てというのは当時としてはもちろん日本一の高さです。最上階ラウンジのコーヒーが500円というのですから、当時こちらも最高だったでしょうね~。また、渋谷の西武百貨店もオープンを迎えています。
学生達が新宿周辺で展開した運動は、破壊性・暴力性が高いため、一般人の支持や理解を得ることはなく、この後は縮小の一途をたどったそうです。大学から政治色が消え、今のような感じになったのはこの頃が始まりのようですね。筒美さんは青山学院大学卒業だそうですが、洗練されてスマートで、学生運動とはちょっとそぐわない気がします。
地上の騒ぎから遠く離れて東京の空を縁取る真新しいビルには、筒美さんの紡ぎだすサウンドがよく似合ったことでしょう。当時28才。恐れながら、カッコよすぎるような・・・。