Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

9歳児の苦悩

2007-06-11 02:23:47 | 舞台やダンスの話
稽古場から戻ってきて、舞台に出るか出ないかで悩みまくり「プレッシャーに負けた・・・」とぱたりと寝てしまった彼。状況的には「やるしかない状況」に追い込まれてしまっているのだろうけど、彼は予想以上に苦しんでいる。

彼の言うことはわからないでもない。平成生まれの彼は、本読みを聞いていても60%以上意味が分からなかったという。帰りの車の中で「戦争って本当にあったことなの?」と私に聞く。「えっ・・・。」
その無知さ加減は、私達のような「戦争を知らない子供達」どころの話ではないのが現実なのである。小4になって初めて「社会」を習い始めたが、「これが潜水艦です」とは教えても、戦争で使う乗り物とは教えない。人を殺すような悲惨な場面や戦争で何が起きるのかを教えない。写真やビデオで見たこともない。今の大人がもう戦争を知らない世代だから、具体的な話を聞いたこともない。おじいちゃんやおばあちゃんが子供の頃に現実に起きたなど想像もつかないのである。そんな時代に生まれた彼はもともと戦争にも戦後にも全く興味がないのである。
「さて、その頃、庶民は何を食べてくらしていたでしょう?」と質問してみると、「わかんないや、カレーライスかな?」と答えた。

そんな平成生まれの彼が、この舞台の初回作を見たのは、今から2年前になる。当時7歳だった彼にはほとんど内容など分からなかったんだろう。「兵隊さんがかっこよかった!」という感想だった。
子供たちにとっては、兵隊さんや銃や飛行機は「かっこいい」の対象である。彼は「戦争はいけない」ことを知っているけど、それとこれとを結びつけるものが、頭の中に全く存在していないのである。イメージできないらしい。
「そうだね、最近で言えば焼け野原は、救命救急24時で大地震が東京に起こった時のような感じかな。」と説明してみる。説明しながら信号や高層ビルはないからちょっと違うかも・・・と思ったりもする。けど他に説明のしようがない。「戦国自衛隊」は見たけど、あれはもっと昔が舞台だったしな、どっちかっていうとSFだし・・・。

話を聞いていたら、だんだんわかってきた。彼が「自信がない」って意味が。真面目に考えすぎるのである。「勉強すればぼくにも分かるの?」と聞かれたとき、分からないかもしれないと思った。それは知識の問題ではなく感覚というか、感性というか、産まれた時からもっている感覚に当てはまらない部分なのかもしれない。
でも彼は何も感じないで演じることに大きな疑問を抱いているわけで、ようするに「何にもわかんないとヤバイじゃん。」と思っているのである。まさにA型である。

家庭の事情はたしかにあるし、彼がそれを含めて考えて出した答えに何も意見するつもりはない。彼が役にたつのかどうかもわからないし、ただ次も良い舞台が出来ればそれでいいと母は思います。


夜食の時間

2007-06-09 00:52:35 | 仕事や生活の話
毎日が楽しい。なんだかとってもワクワクする。1つは、次のお芝居がとても楽しみな事。いつもの事だけど、いつになっても新しい作品を待つ時間はワクワクした期待感でいっぱいだ。誰にも負けないファンの一人だから。私が舞台に立つわけじゃないから気楽にいられるけど、作ってるほうは大変だよね、かなり。みんな頑張れ!

それから2つ目は、日常生活にストレスがないってこと。ストレスって実は何もない所からは生まれない。今の私には何もない。自分でそうしようと思わない限りは何もする必要がない。気が向いたら掃除して、気が向いたら仕事する。また気が向いたら本を読んで、気が向いたら食事する。睡眠は4時間位だから、他の人に比べたら一日が長い。その長い時間を、しばられずに自分で決められる、それをめいっぱい使うことが一番ストレスを感じない一日の過ごし方なのです。

ああ、旦那と子供は、相変わらずほっておいてる。うちは毎日が討論会だし一緒になんかすることも多い。でも勝手にやってる。合わせたい時には合わせればいいし、合わせたくなければ合わせないでもいい。
具体的に言えば、「無理してご飯を一緒に食べなくてもいい」とか「お風呂は誰から入ってもいい」とかそういう事かな。それぞれがそれぞれの都合でしっかり食べればよいわけだから。「食卓を囲めば家族団らんができる」訳ではない。「食卓を囲めば団らんができるかも?」ってことでしょ。食卓を囲まなければ団らんができない場合は、囲んでみるのも悪くないと思いますが。

・・・と書きながら、夜食のラーメン食べてるあたしなのでした。

コーヒータイム

2007-06-07 15:32:00 | 変な話
仕事の合間のちょっとしたコーヒータイム。晴れた空を見上げて頭痛を和らげる。

子供がいると楽しいことが多い。自分自身よりも大切なものがあると実感できること、この命をあげてもいいと本気で思えること、それはこの上ない幸せなのだろう。若い頃に「この人のためなら死ねる。」と思えたことがあったけれど、それとは全く「質」の違うものなのである。
これはどういうことなのだろう。「かわいい」とか「かわいくない」とかでなくて、親が子を守るのは「本能」のようなものなんじゃないかと、最近思う。
人によって強弱はあるかもしれないけれど、親子には「テレパシー」のような目に見えないエネルギーが存在している。子供が学校で鉄棒から落ちた瞬間にひやっとした感じを、親はずっと離れた場所で鳥肌を立てて感じていたというような場合だ。こういった事は慣れすぎていて気がつかない事が多いけれど、実は毎日のようによくあることだ。
逆に手におえない「思考の誤差」のようなものも存在する。それは個々が、別々の人間である証拠として微妙にずれて存在しているのかもしれない。大きく成長していくにしたがって、この誤差はどんどん広がっていくけれども、見えないエネルギーのほうは産まれた時からずっと変わらないまま続いている。

・・・なんてことを考えてるうちに、コーヒータイム終了。

花婿修行

2007-06-03 16:50:54 | 笑える話
「今日ね、彼女のお父さんとキャッチボールしたんだよ。」あらあら・・・お父さんにまでご挨拶済みですか。なんか本当に結婚しちゃいそうね。これから先、もっと可愛い子が現れるかもしれないのにね~。

毎日お料理のお勉強もかかさない。キュウリを切って塩でもんで水気を出す。そこにごま油をたらして細かく刻んだショウガ、ネギ、にんにくなどを加える。七味やコチュジャンで辛味をつけたら、ちょっと味見して「うーん、何かが足りない。」とうなっている。「みそか?しょうゆか?」
・・・・・もう、勝手にして・・・・。

続いて始めたのが、茹で海老をつけて食べるためのカラシマヨネーズ作り。カラシだけかと思ったら、同時にわさびマヨネーズも作ってた。「ふん、ちょっとからいねー。」どっちか片方にしてくれや。

お弁当の日は、自分の作った卵焼きなどをお弁当箱につめて学校に持って行き、友達に無理やり味見させているらしい。「おいしい!」といわれると大満足で帰ってくる。最近は包丁の使い方も板についてきた。ただ、揚げ物だけはまだ怖いようだ。背がとどいてないから余計にはねるらしい。「あちっ!あちっ!」と逃げ回りながら踊ってる。楽しそうね、歌って踊れる料理人でも目指すつもりかい?

なんでそんなに料理好き?「結婚したらぼくがお料理してあげるんだ。」
あ・・・そうなんだ・・・。



視力の低下

2007-06-02 00:42:32 | 病気や健康の話
子供が学校からもって帰ってきたお手紙の中に“黄色い紙”があった。不吉な予感的中で、視力の異常。特に右目の視力低下が著しい。0.6~0.3。
「メガネ小学生は頭が良くないとだめなんだぞ!」と父がほえる。
「子供のメガネは特に高いのよ!」と母もまたほえる。

そこで視力低下の原因について考えてみた。
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1.本が好きだから説
  マンガ本が特に好きで毎日1冊は必ず読んでいる。

2.ゲームのやりすぎ説
  時間を決めているが、画面が小さいのでよく顔を近づけてる。

3.部屋が薄暗いから説
  天井が高いせいか家の中は非常に暗い。節約一家なので無駄な明りはなし。

4.前髪が目にかかる説
  ロンゲが好きだから、髪はいつものばしている。

5.舞台照明説
  小さい頃から暗い小屋で一日を過ごし、舞台上で照明を浴びている。

6.遺伝説
  私が強い近視だ。旦那は遠視だ。

うーん。目が悪くなる原因が多い。一言でどれとも言えない。しかもやっちゃいけないこともない。・・・って事は、なるべくしてなったんだな、生活改善する必要はない。
けど、メガネはしばらく買えません。ごめんなさい。