Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

ただのつぶやき

2007-06-11 23:48:37 | 笑える話
自転車で書店に本を探しにいくと、急などしゃぶりに襲われた。
なんだよ、ついてないな。もう梅雨入りかい?天気がいいと思ってたのに。
すごい雨だなー、打たれたら痛そうだなー、カッパかっといて良かった。
昨日は遅かったから、今日はちょっと眠い。
それでも意識がなくなるまで、本読んでから寝る。
おなかがすいたな。いろいろあって、肩こりもひどいな。
こんな日は、ラーメン食べちゃうんだよな、いつもは。
でも今日は何にもないからスープだけ飲んで布団にはいろう。
明日、天気になりますように・・・。

9歳児の苦悩

2007-06-11 02:23:47 | 舞台やダンスの話
稽古場から戻ってきて、舞台に出るか出ないかで悩みまくり「プレッシャーに負けた・・・」とぱたりと寝てしまった彼。状況的には「やるしかない状況」に追い込まれてしまっているのだろうけど、彼は予想以上に苦しんでいる。

彼の言うことはわからないでもない。平成生まれの彼は、本読みを聞いていても60%以上意味が分からなかったという。帰りの車の中で「戦争って本当にあったことなの?」と私に聞く。「えっ・・・。」
その無知さ加減は、私達のような「戦争を知らない子供達」どころの話ではないのが現実なのである。小4になって初めて「社会」を習い始めたが、「これが潜水艦です」とは教えても、戦争で使う乗り物とは教えない。人を殺すような悲惨な場面や戦争で何が起きるのかを教えない。写真やビデオで見たこともない。今の大人がもう戦争を知らない世代だから、具体的な話を聞いたこともない。おじいちゃんやおばあちゃんが子供の頃に現実に起きたなど想像もつかないのである。そんな時代に生まれた彼はもともと戦争にも戦後にも全く興味がないのである。
「さて、その頃、庶民は何を食べてくらしていたでしょう?」と質問してみると、「わかんないや、カレーライスかな?」と答えた。

そんな平成生まれの彼が、この舞台の初回作を見たのは、今から2年前になる。当時7歳だった彼にはほとんど内容など分からなかったんだろう。「兵隊さんがかっこよかった!」という感想だった。
子供たちにとっては、兵隊さんや銃や飛行機は「かっこいい」の対象である。彼は「戦争はいけない」ことを知っているけど、それとこれとを結びつけるものが、頭の中に全く存在していないのである。イメージできないらしい。
「そうだね、最近で言えば焼け野原は、救命救急24時で大地震が東京に起こった時のような感じかな。」と説明してみる。説明しながら信号や高層ビルはないからちょっと違うかも・・・と思ったりもする。けど他に説明のしようがない。「戦国自衛隊」は見たけど、あれはもっと昔が舞台だったしな、どっちかっていうとSFだし・・・。

話を聞いていたら、だんだんわかってきた。彼が「自信がない」って意味が。真面目に考えすぎるのである。「勉強すればぼくにも分かるの?」と聞かれたとき、分からないかもしれないと思った。それは知識の問題ではなく感覚というか、感性というか、産まれた時からもっている感覚に当てはまらない部分なのかもしれない。
でも彼は何も感じないで演じることに大きな疑問を抱いているわけで、ようするに「何にもわかんないとヤバイじゃん。」と思っているのである。まさにA型である。

家庭の事情はたしかにあるし、彼がそれを含めて考えて出した答えに何も意見するつもりはない。彼が役にたつのかどうかもわからないし、ただ次も良い舞台が出来ればそれでいいと母は思います。