『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

当て位置

2023-04-17 13:46:44 | 気付き
今更ではあるけれど、ツクヅク「当て位置」が大事と再認識できたのは、生徒さんのレッスンのお陰。

良いところまできているけれど、あと一息、もう一歩、が中々出来なかった方へのご助言で、ぽ~~んと出来た。

感覚も養われ、そういう時期になっていた、ということもあるけれど、今回初めて気付いた当て方によって、いともたやすく求めている音を得ることが出来た。

生徒さんは大喜び。

そして、これが私にとっても大きな収穫となりました。

毎回、吹き方が定まらない「江平の笛」。

全回は、私も聴講生で、その中で、時間をいただき、岩城先生のために、吹く、という流れだった。

久々に吹くこともあり、とても緊張してしまいズタズタ・・

それが、今回、ポスターに名前もあり、関根先生からの依頼で出演者として登壇することに。

会場も100名くらいのキャパのお部屋とのこと。

これは、もう「仕事」なので、久しぶりに吹くので緊張しちゃって、なんてことは言ってらんないじゃないか・・

9日の稲毛の本番が終わってからは、江平の笛中心でさらっていたけれど、やはり中々定まらない。

サっと構えて良い時は良いけれど、ダメな時はもう全然ダメで。

こんなことはフルートではあり得ない。

ということで、ずっと試行錯誤し、悩んでいたのですが、このレッスンでの気付きで、江平の笛の当て方、というのが確立されたのでした。

もちろんこれも途中経過の一つではあるけれど、これで、もう怖くない。

あまりに既存の概念とは異なっているので、詳細は書けないけれど、陽は、形状に誘われてしまっていたな、という反省。

生徒さんや公開レッスンでもよく言っていた。

「人は物の形状にすぐ誘われますからね。気を付けましょう!」と。

フルートではやらないことを、短くて軽い笛なので、思いっきりやっていた。

そして、この江平の笛の構え方が、さらにはフルートにも役立った。

リッププレートをどう取り扱うか・・

江平の笛にしても、フルートにしても、楽器へのしがみつきが激減。
感覚としては、鞘に刀を納めている、といったところか。

トウモロコシの薄皮にくるまれて実があるように、笛が収まっている。

安定差が増したことで、色々と良い事が。  \(^o^)/