王様の絵日記

猫好き漫画家の毎日のあれこれ

今年最後のお仕事

2007-12-22 11:36:27 | お仕事
…が、何とかかんとか終了しました。「デアマンテ」32ページと、「ねこメロ」
8ページです。
いやあ、2つ併せてまる6日と半日かかっちゃったよ。
ネームもかなりキツキツつめつめで、そのまま仕事に突入したら、やっぱ体力的に結構キますね。
その間に赤穂浪士の討ち入りデーも、源内さんの命日も、殆ど意識する事無く過ぎてしまいました。
まあ12月なんて毎年こんなものといえばこんなものですが…。


そんなこんなの「デアマンテ」第4話が載ってるスピカ(12月28日配信号)は、キャンペーンの無料配信号だそうです。
スピカ・幻蔵ともに無料でダウンロードできますので、この機会に是非、試し読みしてみて下さいね。

疲労困憊の今日はもう、1日何にもせずにダラダラしていたのですが、先ほどテレビで「大奥」を観ました。
昨年だったか一昨年だったか、映画になった「絵島生島」のお話ですね。
「大奥」って連ドラは結局一度も観なかったのですが、かの絵島事件を扱っているというので、観てみようかなと思いまして。

この絵島ならばまあ、流罪は軽めの刑なんかなあと思ったり。
つか結構すごい無茶やってませんか、この人。
最後、どう解決つけるんかなと思ってたら、家継公に全てを委ねましたか…。
いや、家継公のビジュアル自体はもんのすごく可愛かったですけど。

最後に小さな声で言わせて下さい…。


この間部詮房、ちょっと好みじゃないかもしんない…。


↑実は結構好きなんです自分、この方と新井白石さんと家宣公、正徳の治グループ。
今回も絵島側から描いてあるので、結構好意的な描き方ではあるんだろうと思うんですが…。

ミッチー王子のビジュアルがどうとか、そういう問題ではないです念のため。
あ、これでもかって感じの派手派手着物と裃は嫌でしたけど。
いやもうてめーはどうなんだ、全然偉人じゃない源内とか、派手派手着物の江漢とか描いといて言うなって感じですが、それは棚に上げて。
若かりし頃好きだった人物については、自分も何やらどこまでも大人気ないもんです。
新撰組なんかはもう多種多様すぎて、今更何をどう言う事も無いんですが。

そういえば最近、「デアマンテ」の関係で貿易を調べていて「正徳新令」に触れる機会がありまして、何やら懐かしい気がしたんですが、内容的には今更初めて納得した事も多いというか。
この方々に憧れて、調べたり著書を読んだりしてたのももうかなり昔の事なんで、また浚いなおしたりしたい気分にはなりました。

国益とか殖産とか、「非常ノヒト」を描いて腑に落ちた部分もあったり、「デアマンテ」関係で調べた事でまた腑に落ちて、その元々が新井白石あたりから来てる事に改めて驚いたり、色々とよく分ってなかった部分が自分の中でぱかっぱかっとパズルみたいにはまって繋がるのが面白いです。
もう、ただ自分の中での自己満足の話で、漫画のストーリーの流れには直接は関係無いんですが。
「ああこれがもうちょっと前に分ってたら、あそこの描き方変わってたかな」って部分はありますが、結局、その時々のベストで描くしかないんで仕方ないです。

でもやっぱり歴史は面白いです。
江戸は特に好きな時代なんですが、主に元禄→正徳年間あたりが好きだったのが、最近天明年間あたりまで延長されてきました。ちなみに、文化文政~幕末あたりも好きだったんで、もうちょっとで繋がる感じです。


ところで今日は冬至とか。
雨降りで日の短さはよく分りませんでしたし、南瓜も食べませんでしたが、頂き物のゆずが沢山あったんで、ゆず湯に入りました。
とっても温まったし、お肌がすべすべさらさらになりましたよ。
薬用入浴剤なんか無い時代の知恵、スゴイ。

コメント
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