goo blog サービス終了のお知らせ 

王様の絵日記

猫好き漫画家の毎日のあれこれ

いろいろ痛いし~

2013-06-15 00:06:23 | お仕事
右側の首が懲りすぎで痛くて、ついでに歯が浮いて痛くて、おまけに頭が痛いっす~。

「体の疲れがちっとも抜けてないですよ」

と鍼の先生に言われました。
しょーがないですよね…。
現在体はじっとしてても、頭だけはずっと動いてる状態だし。

んじゃま、小出し行きまっす。


松寿と虎松と虎。
スタイルは変わっても、仲良し仲間だなと思う彼らです。


仲間っぽいと言えばこの子たちも。
千と小虎。


そして上様と乱丸。
たくさん説明できなくてごべんなさい。
内容は、今月28日発売のウィングス8月号を読んで下さいまっし。

そういえば6月2日、ゲゲ亭は京都阿弥陀寺の信長様432回忌法要に参列してきました。

「あなたの分も、塔婆に名前を書いて納めてきたよ」

だそうです。
本堂やら、信長様の木像やら、最後に本能寺で使ってらした槍(!)やら、普段は拝観できないお宝を色々見られたようで、写真を見せてもらいました。
ちくしょう、悔しい。

森兄弟のお墓も元の位置に並んでいた(前行った時は工事で場所移動してた)そうです。
写真を見る限り、どてっ腹のガムテは剥がされてましたが、五倫のパーツ上2つは相変わらず戻ってませんでしたよ。
おーいどこいった、風と空。

遠からず一度、お参りに行くつもりです。


昨日は久々に、漫画家の猪川朱美嬢と電話で話せて楽しゅうございました。
「八重の桜」の話で盛り上がりまくり。

八重は現在仕事場でも大人気で、仕事はじめはまず八重の話に花が咲きます。
慶喜が特に人気でありましたが、もう出ないのかな寂しいわ。

いやー全く、大河を毎週皆勤で見続けるのなんて何年ぶりだろ。
観る時間が無くてつい録画をためてしまって、ますます観る時間が無くなって…という悪循環のまんま終了する事が多かった近年ですが、今年は放送が楽しみすぎて皆勤ですよ。

「いいよねーいいよねー、誠実に丁寧に作られてていいよねー」
「ホントにもうね、時代にも人物にも愛を感じて毎週楽しみで、もう~」

と、幕末スキーのハートを、がっつりゲットしておりますよ。

それにしても、今回はついに二本松少年隊ですよ…。
あまりにも笑顔が可愛いいたいけな子供たちで、出てくるだけでヨレヨレしまう。

予告で号泣して

「あのさ…ちゃんと、息してね」

と、ゲゲ亭に心配されるしまつ。
えーと気を付けます。


「他の雑誌で三成と刑部のお話をお書きとかっ!!(>д<)」

こちら、「天下一!!」にコメント下さった方なんですが、すみません、「星紋の蛍」は、「三成と刑部のお話」ではないんでっす。

「だめだなこの人、三成甘やかしてばっかだな」

とアシさんに言われるポジションで、確かに刑部殿は出てきますが。
コミックス描きおろしは、「三成と刑部の(ちょっとおバカな)お話」になるかもですが。

「蛍」ご感想下さった方々も、どうもありがとうございました。
連載で読んで下さる方がいるという事実には、すっごく励まされます。
これからもどうぞ、支えて下さいましまし。


鍼の先生に「今日だけは早寝して」命令を受けてますんで、そろそろお風呂入って寝ます。
さて来週は、プロット構成だ…。
がんばれがんばれ、俺さま!

いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

haruca発売でっす

2013-06-08 00:03:21 | お仕事

「星紋の蛍」第4話、48ページ掲載のharuca3号、6月8日発売でっす。

やー、美しい絵と画面の作家さんが増えて、どんどん見応えのある雑誌になっていきますね、haruca。
印刷も実に美しい(担当H野さん、今回は線太り無しでパーフェクトでしたよ)んで、ちょいとお高いですが、連載追ってやるぜという方は、どうぞよろしく。

読んだったで!という方は、拍手にご感想などどうぞポテッとよろしくです。

そして、ここまでの回をまとめたコミックス1巻は、9月8日の発売となります。

表紙と帯に、ちょっとわたくし的初体験な紙と仕上げ加工を使ってみて頂ける模様。
どんな仕上がりになるかしら、どきどき。
って、まだ描いてないんですけどもー。


「天下一!!」、チラ見せその1、恒例のコミスタでフルデジ扉でっす。


下描きいっぱつめ。
裸体でなんかちっとハズカシイ。
乱丸の方は途中で少しポーズを変えたので、体の線を軽く消して一度上から拾い直してます。
虎は、あたり線がばっちり残ってますね。


下描き二発目。
上の絵にざくざく着物を着せた後で、レイヤーを乗せて丁寧に線を拾い直し。


ペン入れ。
使用するペンはアナログとほぼ同じ。
顏の中身は丸ペン、髪の毛はスクール、他の実線はGペンです。
いくら描いてもペン先が潰れないのは、デジタルの素晴らしいところ。


はい仕上げ。
虎と乱丸の仲良しショットでっす。
コミスタはトーンのサイズを自在に変えられるんですが、既存のパターンを巨大化させると、何となく安土桃山っぽくなるから不思議。


ところでうちの仕事場は、私もアシさんの大半も「1人で描くならカラーもモノクロもフルデジタル」というデジタル派が集まってるにも関わらず、原稿はがっつりアナログなんであります。

時々仕事中に会話でデジタルシミュレーションしたりもするんですが、長年同じメンバーで仕事してるせいでアナログなテンポが出来上がってるだけに、いまいちデジタルの方が速くなるという確信が持ちきれない。

仕上げだけデジじゃせいぜい半日短縮だしなとか、やっぱ照りベタ入れにくいよなとか、タッチはペン作れば速くなるかねとか、もごもご話し合いつつ、カリカリベタベタアナログ作業してます。
ベタとトーンの削りだけは確実にデジタルが速いんだけど、かえって時間かかる作業もあるしなあ。


デジタルと言えば、新作を描かせて頂く予定の雑誌で、1ページフルデジお仕事させて頂きました。
また掲載時には告知します。
フォーマットが送られてくる前に、さっさと原稿仕上げてしまったぜ…フフ。
しかもサイズが…いつも通りに、ちっとフリーダムにやってしまったようだぜ。
ご、ご迷惑おかけしました…。

新作の尺と題材も決まりまして、これから話全体を見通して、キャラやプロットを作りこむ作業に入ります。
2本あるネタのうち、こっちかなという方を育てるために、まずはまたいくつか資料をあたります。

6月は漫画の締切を入れず、まるっとプロット作業にあてるつもりだったんですが、何だかんだで細かい仕事が5つ6つ入ってて、うーむとカレンダーとにらめっこしております。
とりあえず、頭の半分が異世界に行ったまま出かけるのは、ぼんやりして危険なんで気をつけなくちゃー。


次回更新は「天下一!!」本文小出し行きまっす。
お待ち頂いてる拍手コメント、ありがとうございます。
雑誌も小出しも、もちょっとだけ、お待ちくださいね。


いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くたくたでござる

2013-06-01 19:57:25 | お仕事

昨日ようやく仕上がった本文原稿。
土日で編集部がお休みなんで、まだ手元にありまっす。

なにしろ絵が大変で、なかなか終わらなかったでござるよ。
仕事前のブログでは「原稿描きながらも泣く自信がある」なんて言ってましたが、大変すぎて泣くどころじゃなかった…。

気力の要る絵が多かったんで、歯を食いしばって描いてたのか、肩こりと疲れで、首筋と右の歯茎とが腫れてて痛いよ痛いよ。
仕事中も二度ばかり腫れて、ロキソニンのお世話になったんだけども。

漫画の原稿作業はどれも大変なんですが、時代物の山場のハードさってやっぱ半端ないんですよね。

「歴史好きなんざ基本的にМしかいないと思います」

なんてアシさんに言われたんですが、歴史に材を取った漫画を一本仕上げる度に、色んな意味でМに磨きがかかる気がしますし。


明日は本能寺の変デーという事で、京都では数か所で法要がいとなまれる模様。
今年はぱっちり日曜日ですし、「天下一!!」連載中に迎える最後の6月2日という事で、絶対行くつもりだったのですが、体力が戻りそうにもないので断念。
ゲゲ亭だけ参列して、手を合わせてきて貰う事にしました。

オイラは扉を描きながら、1人でひっそりとお線香上げるよ…。
遠からず京都に行って、阿弥陀寺の上様と森兄弟のお墓にお参りするつもりだしね。



今日は休もうかとも思ったんですが、CG処理のコマが数コマ残ってたんで、仕事場行って仕上げてきました。
小出し画像も作りましたんで、次あたりから出します。

そして「星紋の蛍」掲載の、haruca3号の発売日(6月8日)が近いんですよね。
そっちも事前にお知らせしなければ。



仕事中に11回目の結婚記念日を迎えました。
当日、ゲゲ亭が買ってきてくれた花束。
落ち着いたら、ちょっと食事にでも行きたいなあ。


仕事中に沢山いただいて処理できてなかった豆を、せっせと剥いて固ゆでして、冷凍したりひすい豆をつくったり。
本日は豆ごはんです(仕込み済み)。
さて、おかずを作ろう。

なにしろくたくたなので、簡単な終了のお知らせ日記ですが、ここまでにいたしまする。
しばらくは新作関係の頭脳労働と、各種カラーと、蛍コミックス準備の生活ですんで、ちょこちょこ更新すると思いまっす。
しばしばのぞきにいらして下さいねん。

いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

衝撃の…

2013-05-18 00:48:47 | お仕事
先日の日記で、「えさし藤原の郷」でイノシシを見かけた話を書きましたら、えさし在住の方から衝撃コメントを頂きました。

「イノシシの生息域の北限は宮城県だったはず・・・。
天然記念物のカモシカと、クーーマーー?!!!はいますけど。
・・・・クマに会わなくて良かった。
と、だけお伝えしましょう。(-ω-)」



…イノシシが…いない…だと…?


とりあえず、会社から帰ってきたゲゲ亭をとっつかまえて、もういちど確認。

「なーな、藤原の郷で見たケモノ、茶色だったんよね?」

「茶色や無い!黒や。真っ黒!!

「…黒…?」

「真っ黒で、こんくらい(手を1mぐらい開いて)の大きさやった」

「……」


「も一回訊くけど…こんな色だったわけじゃなく?」


(イノシシ 画像は飯田市HPより)

「違う、真っ黒やって!脚もこんな細くなくて、もっとガッと太かった」

「………」


「念のため訊くけど、こんな色とか、脚の太さだったわけじゃ…ないよね?」


(ツキノワグマ 画像はウィキペディアより)

「……あ、うん…。色と脚の太さは、こんな感じ…」





「岩手な…。イノシシ、おらんのやて。クマならおるけど」

「……クマ……?」

「うん」

「いや…だって…、2本足じゃなくて、4本足で歩きょったんやで






……いや、私の知る限り……


………常時二足歩行する哺乳動物は………


人間しか存在しません、わが夫よ!!!


どうやら、ゲゲ亭の頭の中の「熊」は、クマ牧場や動物園におけるこんなクマさんやら

ゆるキャラ「くまもん」に、乗っ取られていた模様。
北海道土産の「鮭を銜えた木彫りの熊」は、ちゃんと四足歩行してますがな…。


「最初は黒いジャンバーのおじさんが、山の斜面にいるのかと思ったんだよ…。
だけどずーっと四つん這いで斜面下ってくるからさ…。『違う、イノシシだ!』って思ってさ…」


…そこで決して「違う、クマだ!」と思わないのは、私どもが西の人間ゆえでしょうか。
ご当地化企業の山○養蜂場が「岡山には四頭しか熊がいない」なんて、本当か嘘か分かんないCМを作ってましたが、何しろ山に熊がいるという発想自体が無いですもんね。

試しに「岩手 ツキノワグマ」で検索してみたら、近辺で出没マークだらけの熊マップが現れて、改めてびびりんぼしました。
ガサガサっ!という、木や草を分ける音だけは私も聞いたんですが、確かに何やらでかい動物の気配ではありましたけども。

カメラを構えるゲゲ亭をひっぱって逃げたため(※全く後悔してません)、写真は残ってませんけれども、えーと。

「藤原の郷」内、「中村の郷」あたりの山。
出るかも…しれません…。


さて、明日(もう今日)からアシさんズがやってきて、「天下一!!」34話、本文39ページのお仕事に入ります。
今回は、話も動くし、絵もかなり大変。

「原稿描きながら泣く漫画家って『引くわ~…』って感じ」

なんてアシさんに言われるんですが

絶対泣くからな、俺様は。

今回も、ネーム中からジワ泣きしてましたが、原稿描きながらも泣く自信があるぜ。
今からこんなで、最終回はどーすんのよお前。
いいよもうダラダラ泣きながら描くから。

馬さん鹿さんのラインダンス状態(ナニソレ)かもしれませんが、足かけ5年も付き合ってきたキャラたちと別れるのは、それだけ寂しいって事。
キャラと一緒に盛り上がって、体当たり突破で描かねば、きっと描き切れないって事なんであります。

うっし。
一緒に頑張ろうな、虎。


拍手はいつものように夜中に見ますんで、ドン引かれつつ働く漫画家を、パチパチやコメント投下で、励ましてやって下さいましましん。
ではでは、頑張ってきまっす。

いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さて、切り替えるよ

2013-05-10 21:51:11 | お仕事
新作用の資料を何冊ぐらい読んだかなあと思って、手元にある本と以前借りた本をざくざくっと足してみたら、そろそろ60冊以上は読んでる模様。

このぐらいの冊数読み込んでくると、ようやく、ぱらっと見て読む必要ある本かどうか分かり始めたり、研究者さんの名前を見て論説が分かり始めたり、その方の名前で書籍を探しはじめたり、以前一度読んでちっとも面白いと思わなかった内容が、食いつくぐらい面白いと思い始めたり…。

最初はもう、目くら滅法手当たり次第、「××99の謎」なんて分かり易ーいあたりから手を付けていかねば、いきなり専門書行っても絶対意味不明ですからね。

しかし、ようやく地面が固まって、上に展開する歴史がスムーズに見え始めてきたようであります。
少なくともこの状態まで持っていかねば人物が動いてくれないのが、わたくし的漫画づくり。
まだまだ読みたい・読まねばならない本はありますが、視野がすっきり開けてきたおかげで、ざっくりとネタは2本ばかり浮かびました。
後は編集さんにご相談して、諸条件と見合わせつつ、選んで育てて行く事になるんではないかと。

というわけで、新作関係はここでいったん中断。
日中早々に打ち合わせを済ませまして、本日からは次回「天下一!!」に向け、さっくりと頭を切り替えてるんであります。


クリックしたら大きくなります
景気づけ(?)に描いた、ドラマティック虎ちゃん。
「誰かわかりません」なんて、言わないでちょんまげ。

そうそう、ちょっと前に頂いてたコメント。
※ネタバレイヤーンなコミックス派の方は、ここから下のまで、お読みにならないで下さい。↓

「虎ちゃんの名前が離婚したアメリカのゴルフ選手(※タイガー・ウッズ)みたいな名前になっていましたけれど、虎ちゃんの苗字は「森」ですか?
戦国時代の女性は苗字がない印象があっったので。武家の女性はあるんだろうけれど、一生実家の苗字なのかと思っていたので・・・。」


タイガー・ウッズ!

…その事実に気づいて、思わずぶぶっと来てしまったんですが。

名前については色々と複雑なルールがありまして、めんどくせーのでここで説明は省きますし、呼び方としては信長さまが呼んでいた「森乱室(←正確には森成利室虎かな)」あたりでもいいんじゃないか思いますが

「ま、虎がそんな事知ってるわけねーし」

というのが、お答えでありまっす。
虎にとっては、結婚したら、タイガー・ウッズになるのが常識なんだもんね。

ちなみに、古来、女性は婚家では夫となる人にしか名を教えなかったりしたそうで、「星紋の蛍」の治部様のように、妻を実家の姓で呼んじゃうようなザッパな人が夫だと、誰もお方様の名前を知らないという、悲しい(?)現実になったりもしたようであります。

てな感じで、簡単にお答えまで。


ネタバレイヤーンな方は、ここからまたお読みください↓。

「!!!奥州に来てらしたのですねーーー!!
・・・藤原の郷は超近所なので会いたかったです(`;ω;)ジャンネン」


はっそういえば、↑この方がいつも拍手に下さるハンドルに入ってる「えさし」って、地名の事だったんですね!と気づいた瞬間。

取材に行ったよ~ブログを書くと、現地かその近辺にお住まいの方や、その場所をご存じの方が、必ずといってよいほど書き込みを下さるんですが、今回も3名ばかりいらっしゃいました。
日本は広いけれど、読者様の分布も広いなあと、ちょっと感動。

ところで、「えさし藤原の郷」に行った時、敷地最奥の「中村の郷」があるあたりの山の斜面(10mほど先)で、ゲゲ亭が何やら動く巨大なものを発見。

「…イノシシや…あれ」

しかも巨大。

と聞いて、山の斜面に向かってカメラを構えようとするゲゲ亭を引きずって、わたくし一目散に逃げましたよ。
いや、去年のヤギどころの騒ぎじゃないっしょ、イノシシに突進されたら。

広い公園の端っこで、ほぼ山の中。
観光客関係者含め、見渡す限りどこにも人もがいないエリアで、もしわたくしどもが猪に突かれて倒れても、誰にも発見されぬまま屍になるんではと、スリリングな妄想に囚われてしまいましたのこと。

「猪注意」の看板とか、あった方が良いのではと思いましたよ。
ぱードキドキ



そして、ウィングス・ペーパーコレクション「天下一!!」分、出来上がってきました。

「今週中には発送が終わる予定です」

…と、担当さんが仰ってたんですが、本日早くも拍手に「届いた!」コメントを、頂き始めてびっくり。
というわけで、まだ来てねー!という方も、近々お手元に届くと思いますんで、今しばらくお待ちくださいまっし。

届いたよ!という方、拍手パチパチや、何かお言葉など、ボテッと。
ペーパー申し込んでない方も、漫画やイラストのご感想パチパチなど、どぞどそ。

明日からは、プロットネームに入ります。
今回は、かなり色々展開しますよ。
打ち合わせの最中から、すでに気持ちが盛り上がってました。

うん。
頑張りまっす。

いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もいっちょおでかけ

2013-05-05 16:27:04 | お仕事

ゲゲ亭の車が先日新しくなったので、ドライブがてら以前から一度行ってみたかった場所へ行ってきました。


こちら。
瀬戸内海に浮かぶ大三島にある「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)」。
全国にある三島神社・山祇神社の総本山で、山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた神社なんだそうです(ウィキペディアより)。

とにかく古い歴史を持つ神社なのだそうで、境内には推定樹齢3000年や2000年という大樹が。

乎千命(小千命・おちのみこと←すみません、どなたか存じ上げません)御手植の楠、だそうです。
推定樹齢2600年だったっけ。


まさに神話の時代から存在していた、御神木です。
枯死、生木含め、境内にはこのクラスの天然記念物が何本もあります。


古の時代より戦勝祈願に訪れる武将が多く、沢山の武器武具が奉納されたようで、日本に現存する国宝クラスの武器武具の、なんと半数近くがこの小さな神社に集まっている、とのこと。

「すっごいよかったでぇぇぇ」

と、先に一人で見に行っていたゲゲ亭が言うので、体が空いたら一度行きたいと思っていたのであります。


というわけで、いそいそと宝物館を訪れましたら。

「ああっ!!こ、これは、仕事場にあるごっつい鎧資料本の巻頭カラー写真の鎧!!」

という、超有名な大鎧やら胴丸やらが、どっかんと。


源頼朝・源義経・武蔵野坊弁慶・木曽義仲・巴御前・平重盛・北条時宗・新田義貞・大内義隆…

とまあ、源平期~室町期あたりの超メジャー人物の名前が、奉納者としてずらりと並んでいるのであります。

頼朝の大鎧や義経の胴丸(←このへんが超有名な鎧)は、四方から見られるように、ガラスケース内に設置されていたので、ガラスに張り付いてまじまじと眺めてきました。
800年以上も前のものなので、さすがに威(おどし)の色などは激しく褪せてましたけど、「紫綾威鎧」「赤絲威鎧」「紺絲威鎧」なんて名前と、僅かに見える断面に覗く鮮やかな糸の色で、往年の姿を想像してワクワク。

特に義経の胴丸(大鎧と胴丸両方の特徴がある、珍しい鎧なんですね、これ)の装飾の繊細さに釘付けになりました。
バックスタイルの装飾が、特に凝っていて美しいっていうのは、どういう意味があるんだろうな…なんて、ふと考えてみたり。
後に従う家来たちが「わが君ステキーっ!!」とか、思えたりすんのかしら…?
うーむ。


そしてやっぱり、一番面白かったのはこの鎧でした。

写真は「大三島の胴丸」より。

戦国期、この地を治めていたのは「三島水軍」海賊衆を率いる大祝氏だったのですが、息女の鶴姫が着用して戦ったのがこの胴丸。
女性用の胴丸という事で、おそらく前にせり出した乳房を横からガードできるような、不思議な形になってます。
ウエストの括れや、臀部から腿を覆う草摺が細かいパーツに分かれているのも、女性の体のラインを、動きやすく、かつ、しっかり守れるようなデザインになってるっぽいですね。

「胴丸ならこの形」と決めてしまうのは、おそらく後世の人が分類のためにする事で、実用品だった頃の鎧は、もっと柔軟に、より使いやすくと考えて作られたんだろうなあ…。
近年の研究では、戦国時代は女性も数多く戦場に出ていたんでは、なんて説もありますけど、女性専用の鎧が普及しなかったって事は、やっぱり決して多くはなかったんじゃないのかな?なんて思ったりしました。

他にも、様々な(国宝級の)武器武具が、たっぷりゆっくり見られて、とても楽しゅうございました。
意外と近場にも、穴場な歴史スポットがあったりするんですよね。


村上水軍博物館にいた、バリィさん(愛媛県今治発のゆるキャラ)武者飾り。


バリィさんスキーが多い仕事場のために、お土産。
バリィさんのフン!!!ですって!!!
他にも、みかんやらレモンやら特産品の柑橘類を、しこたま買い込んで帰ってきました。


さて、もうしばらく資料本を読みます。
来週末には、やや先行して次回「天下一!!」に入る予定。

パラホラと、今回のご感想なども頂いてます。
何でも良いですので、ございましたらどうぞお言葉など、ポテッと。

頑張りまっす。

いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金浄土その3・オイシイ

2013-05-02 00:19:54 | お仕事
色々食べてきました。
相変わらずお腹にピー助を飼ってるんで、アイスや冷たいジュースの類は全滅なんですが、そもそも寒くて、冷たいものを欲しいとも思う事もありませんでしたのは、わたくし的には幸い。



初日のお昼ごはんは、一関の「もち御膳」。
近世、このあたりが伊達藩だった頃からの、正式な祝い膳なんだそうです。

搗きたてのお餅(一口サイズ)に、色んな味のタレがからめてあり、更にちっこいサイズのお雑煮がついて来ます。
ゲゲ亭はじめ、他のテーブルも殿方たちは皆、この写真の餅膳+巨大なお雑煮椀という、すんごいセットを食べてました。


お店を出て3時間ほど経った頃、ふと、巨大椀お雑煮に浮いていたでっかい餅を思い出し

「あの餅…やたらでかくなかった?」

「でかかった。ついでに2個入ってた」

「2個!?」

「ペロリと食べれたよ。しかももうお腹空いてきた」

…一口セットの方の餅だけでも、たっぷり2~3個分はあったと思うんですけど、それプラス2個とな。

テーブルの上のメニュー表に転載されていた、おそらくお客さんのコメントで、「今日は体調がすぐれないので消化によい餅を食べに来た」というのがありまして、「餅ってどっちかと言えば腹持ちが良いんじゃない?」なんて不思議に思ったものですが、そういえばお正月に山形の方から戴く杵つき餅は、噛むとフワフワと口の中で溶けて無くなり、おかゆ並みの消化の良さなんだった…。
北のお米の性質なのか、杵つきの効果なのか分かりませんけれど、良いお米をしっかり搗いたお餅は体にやさしい食べ物のようです。

ちなみにもち膳の小鉢、半分ぐらいは甘味でしたけど、甘すぎず美味しかったです。
お餅自体の甘味旨味をしっかり感じるためには、餡やタレの味は濃すぎない方がいいもんね。
個人的には、豆の香りがしっかり立った「ずんだもち」が一番好みでした。



初日、「台の湯温泉」の温泉旅館の夕食。

郷土の素材を、目の前の囲炉裏で焼いてくれる、料理が評判のお宿。
炭火で焼き立てのイワナは、身はふわっ、皮がパリパリで、とっても美味しかったです。

ちなみにこの「台の湯温泉」、征夷大将軍坂上田村麻呂が戦いの疲れを癒したという伝説がある、開湯1200年の由緒ある温泉(※というのは伝説で、史実は600年なんだけどねなんて、わざわざ効能書に注釈くっつけてあったのがちと愉快)なんであります。
お宿のお風呂は源泉かけ流し、少し熱めの気持ちの良いお湯でした。



2日目、えさし藤原の郷レストランにてお昼ご飯。
江刺郷土料理っぽいうどん。
とろみスープは甘味が強く、刻みしょうがをたっぷり乗せて食べるととっても美味でした。



ゲゲ亭は「平泉黄金ラーメン」。
金箔と辛味噌がトッピングされてました。



2日目、お宿の夕食。
囲炉裏では、お肉の串が焼けてました。
牛串も美味しかったんですが、豚肉に全く臭みがなく、やわらかくて大変美味でした。

ちなみにこのお宿、デザートはバイキングになってまして、プチケーキ数種類・ムース数種類、フルーツポンチ、生果物、アイスにワッフル、パウンドケーキ等々が食べ放題。
夕食の量が多くて、どんなに美味しそうでもそんなに食べられないのが残念でした。

果物を数種類とプチケーキを1つだけ取って、ちみちみとつついてたら、ゲゲ亭がお皿にてんこもりのデザートを持ってきて、嬉しそうにパクパク。
…ついさっきまで、あんなに食べて飲んでたのに…。
もうね、お腹に四次元ポケットがあるとしか思えませんよ。

廊下にデロンギのマシンが置いてあって、挽き立てコーヒーが24時間飲み放題というのも素敵でした。
もっとも胃と心臓を労わるために、わたくし「コーヒーは日に2杯っきり」と、固く心に決めてるんですけれども。



3日目のお昼ごはんは、山菜そば。
岩手と言えば「わんこ蕎麦」ですが、とにかく寒かったのと、冷たい食べ物はピー助予防に避けてるので、温かいのを。
細めで柔らか目のお蕎麦、お出汁はちょっと甘目。



そしてゲゲ亭は、わんこ蕎麦。
平泉のわんこ蕎麦は、横に人がくっついて食べた端からおかわりを放り込む方式ではなく、最初からずらりと全部並べて、好きなペースで食べていく方式だそうで。
ガッツリ2段に積み重ねられた小椀、24杯はさすがに壮観。

見た目ゲゲーッ(多!)って感じですが、一椀がほんの一口分なのと、薬味のバリエーションが沢山あるおかげで、飽きずに食べられるとか。
一椀貰って食べてみると、出汁がしっかり効いた甘めの蕎麦つゆで、とっても美味しかったです。
ピー助連れじゃなければ…せめてわんこハーフ(12杯)があれば、挑戦してみたのになあ。



3日目の夕食は空弁
仙台空港でゲットしたので、ゲゲ亭は牛タン焼肉弁当。
ワタクシは三陸の魚介お寿司。
どっちも美味しかったでっす。

一旅に一度ぐらいは、微妙なお味のはずれ飯に当たったりするんですが、今回は全部美味しかったです。

秋田、会津、岩手と回ってみた印象では、ほんのり甘い東北の味はとっても好み。
何より、お米が美味しいのです。

ごちそーさまでした。


そんなこんなの3日間、本当は遠野や花巻周辺も見たかったんですが、時間切れ。
角館や横手(「非常ノヒト」の時にお世話になった、秋田蘭画の先生のいらっしゃる美術館があるのです)にも近かったので、もっと日が取れたら足を伸ばしたかった…。

「花の季節さ来てたんせ」とうちの直武のセリフの通り、桜が満開だったんじゃないかなあ、角館は。
作品を一本仕上げる度に、故郷のように懐かしく想う地が増えていくのは、真剣に取り組んだ証だと思ってますけれども。


いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金浄土その2・キレイ

2013-05-01 00:18:36 | お仕事
奥州は、ちょうど桜の季節でした。


見事なしだれ桜。
曇っていて、写真だと花が見えにくいのがちょっと残念。


春紅葉としだれ桜、新緑と山吹、雪柳。


山吹色、紅色、桜色、萌黄色、白、日本の伝統色の見事な色合わせ。


しだれ桜は、ぐっと近づいてみるとこんな色です。

そういえぱ、奥州の桜はすごく色が淡くて不思議でした。
ソメイヨシノなんて

「あれは、桜?」

「桜だろねえ。随分白いねえ」

と、夫婦で首をかしげながら、道路沿いの桜並木をじっと見たり。
岡山の桜は、もう少しはっきりしたピンク色な気がするんですね。

何が違うんだろう?
気温かしら、それとも光の色かしら。



そういえば、夕陽の色や夕焼けの色も何だか黄金っぽかったです。
「天の梯子(光が梯子の様にスーッと降り注ぐ状態)」もたくさん見えました。

こんな色の光の中に、金色のお堂が建っていて、更に金がざっくざっく採れるときたら。
まさに黄金の国ジパングに見えるのかも。

(その3へ続く)


いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金浄土その1・タノシイ

2013-04-30 22:34:06 | お仕事
というわけで、取材行ってきました。
北の王国・黄金浄土へ。


…どこだよって感じですが、岩手県。
世界文化遺産に登録された「中尊寺」がある、奥州平泉でございます。


こちら「中尊寺」の「金色堂」、写真はウィキペディアより。
この写真に写っている建物は、正確にはコンクリート造の「覆堂」でありまして、この建物の中に黄金に輝く金色のお堂が隠れています。


「中尊寺」は日本らしい神仏混在のお寺でして、山のあちこちに小さなお堂や神社が混在してました。


「中尊寺」近くにあるこちらのお堂の主様、訪れた日はちょうど命日(言われている日の)前日。
しっかりと手を合わせてお参りしてきました。

平泉の史跡の大半は既に建物が失われ、礎石+説明プレートというものが多いのですが、その地に立って、説明を読んで、色々と想像するのもとっても面白いんですよね。


藤原秀衡が建立した「無量光院」跡。
この中州とその向こうに、宇治の平等院を模した感じの建物があったそうで。
「建物の中心線は西の金鶏山と結ばれており、その稜線上に沈む夕日に極楽浄土をイメージした」と横の看板にある説明を読んでもイマイチぴんと来ず

「え、なにこれどういう意味?」

と言ってる最中に雲が切れ、うっすらと現れた金色の夕陽の位置は、まさに後方に聳える金鶏山の頂の真上。
さらに写真のように、真下の池の水に黄金の光のラインが浮き上がりまして、一気に説明の意味が理解できたという。

「うわー、『百聞は一見にしかず』ってこのことよねー

と、しばし感激。
ちなみにこの「建物跡中央→金鶏山頂上→夕陽の沈む位置」が一直線に結ばれるのは、4月半ば頃と8月末頃という限られた時期のみなんだそうで、4月末に訪れて近いラインが見られたのは、ラッキーだったようであります。

初日はいくつかの寺院と、平泉の「史跡」めぐりで歩き倒してきました。


「柳の御所」跡にあった「汚物処理穴」。
中を覗くと長細い木がゴロゴロ。
何ぞ?と思ってと隣の説明プレートを読んでみましたら

「きゃーっ!!うんこヘラー!!!」

まだ紙が貴重だった頃、人々は木のヘラだの荒縄だのでケツを拭いたそうですが、こちらのうんこヘラはバキバキ折ったり千切っただけって感じの、リアル「木の棒」でした。

「こんなんで拭いたらお尻痛いやん…トゲとか刺さりそうやん…」

「しかも『ヘラは共同使用』ってどっかで読んだし…泣ける…」

もちろん本物が入っている筈はなく、イメージを持たせやすくするためのレプリカなんでしょうけど。

まだこの頃は「トイレ」は無く、町の一角にうんこスポットがあって、そこには高下駄が置いてあったらしいよーとか、お姫様は「おまる」がわりの手箱や、館の床にある木の節穴を利用したりしてたらしいよーとか、尾籠なトリビアを披露しつつお宿へ。


初日は晴れて暖かかったんですが、2日目は朝から小雨。
しかし午後からの晴れマークを信じて、目的地へGО。

「ここに、何年前から来たかったんだって?」

「20年…!!」

それがこちら。


「歴史公園 えさし藤原の郷」。

中世の建物が沢山復元されてまして、中世~近世初頭の歴史物の、屋外ロケのメッカでもある場所なんですね。



「もっとも資料が少ない時代」と言われていた、応仁の乱近辺。
「八犬伝」の背景に苦しみながら、当時放映されていた大河ドラマ「炎立つ」「花の乱」を観て、ロケ地のこの場所に行きたい行きたいと切望しつつ、遠すぎてついに叶わず。

何しろ20年来の宿願実現ですんで、雨などものともせず駆け回ってましたら、午後からは綺麗に晴れまして、ますます感涙。


ちなみにこちらのお公家様、午前中、雨の中でせっせと写真を撮るワタクシのところに、傘を持って走ってきて下さいました。
どうも、ありがとうございました。



命日の方には、お賽銭とお花が供えられてました。
ちなみにこちらの方は、お人形さんであります。


日が暮れるまで、すみずみまで、駆けずり回ってきましたよ。

面白かったーーー。
はぁぁぁー満足でござるーーー。


3日目は再び平泉へ。
1日目に回り損ねたスポットを回り、現地でしか手に入らない書籍なんぞも買い込んで、無事に戻ってまいりました。


(その2へ続く)

いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウィングス6月号発売でっす

2013-04-27 00:00:01 | お仕事

「天下一!!」33話27ページ掲載でっす。

拍手に頂いたコメントで、「今月は1日早い27日発売」という事実に気づきました…。
そうか、28日は日曜日だったんですね…。
あ、あぶね…。

いつもに比べてちっと少な目ページなんですが、話の節目になる大きな転換エピソードがあったり

「ちょ、このコマの物語、マジで読みたいんですけど!」
「萌え~!萌え~!」
「これで漫画一本描きましょーよ、先生!」

と、アシさんズがざわざわっとしたひとコマなど、なんのかんのと盛ってます。

雑誌で追いかけて下さってる方は、どうぞお読み逃しなく。
そろそろ1話飛んでも「えー、何でそんな事になってんの!?」という、ジェットコースター展開に入ってますよ。

そして、お読みになられた方は、拍手の方に、ご感想など、どうぞポテッと。


「電子書籍にて、天下一を知り(もちろん購入ですよん)はまってしまい、5巻が電子書籍になかったのでまちきれず、書店へ。
続きがよみたくて、雑誌に走ろうとしています。残念なのは、、12月号の小冊子を読みたかったです。」


ありがとうございます。
ここのところ、「電子書籍で読みました」と言って下さる方がやけに多いなー…と思ったら、コミックレンタさん等で、4巻が配信されてたんですね。

そろそろ連載もクライマックスに入ってますので、このまま雑誌でリアルタイムで、ご一緒にジェットコースターに乗っかって頂くのも、良いかもです!
ただ、ウィングス12月号(5巻の続きの回掲載)は既に完売してますんで、その回だけお読みになれないかも、なんですが…。

付録小冊子はごくたまーに、ヤフオクなんかに、ぽろっと出ている事もあります。
不要な方が安価で出して頂けると、読みたい方に回っていいかもですね。

マーケットプレイスやオークションは、正直あまり推奨したくないんですが、もう手に入らないものだけに、読みたい方の手に渡る方が捨てられるよりはいいかなって思います。
ただし、暴利価格のものにだけは、どうかお手を出されませんよう。

「お小姓boys」「御狂いあれ」等の漫画については、ご希望の方にはいつか、お目にかけられる機会があればいいのですが…。

実は電子書籍受けがよさそうな題材は、大正ロマンでミステリーな「花族ワルツ」じゃないかと個人的に思ってるんですが、「花族」はまだ電子書籍になってないんですよね。


こんな感じで、相変わらず本を読んでます。
だんだん、見えてきたぞ…。


GW前半の平日、ちょっと新作用の取材のため、遠出してきます。
ここ20年ぐらいずーっと、いつかは写真を撮りに行きたいと思っていた場所も、その中に含まれてます。

人ごみを避けるため(人が多すぎると写真が撮りにくいので)、平日を選んだまではよかったんですが…。
て…天気が…悪い…。
なんで、取材やら旅行やらの日に限って、雨が降るし…。

そんなに、日頃の行いが悪いんでしょうか。
そりゃ、決して日頃の心がけが良いとは言いませんけれども、ドキドキしながら見るたびに悪くなっていく週間天気予報に、しょんぼり…。

アシさんズには

「先生は念が足らんのですよ、念が」

なんて、よく言われるんですけどもね。
じっと北の空を睨んでみる。
むむむむ。

とりあえず、月曜日から3日ほど、行ってきます。


そうだ。ご質問の全プレペーパーの発送の件ですが。
担当さんに問い合わせてみましたら

「GWを避けて5月の発送となります。お待たせしてすみません!」

…との事でした。

どうやらまだデザイン制作の過程、らしいです。
きっと5月中には発送になると思いますんで、今しばらくお待ちを!


ではでは、「天下一!!」ご感想なども、お待ちしてまっす。


いつも拍手、拍手コメント、ありがとうございます。
大変楽しく、励みに読ませて頂いてます。これからもどうぞよろしくです。



ポチッと応援してやって下さい!



付録「まるごと!天下一!!」小冊子付きのウィングス12月号、完売いたしました。
お買い上げどうもありがとうございました。
手に入らなかった皆様、申し訳ございません。


新刊です!!
天下一!! (5) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (2) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎


既刊コミックスもどうぞよろしく!!
天下一!! (4) (ウィングス・コミックス)
クリエーター情報なし
新書館
花族ワルツ (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
クリエーター情報なし
幻冬舎
天下一!! (3) (ウィングス・コミックス)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (2) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
天下一!! (1) (WINGS COMICS)
碧也 ぴんく
新書館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする