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~色々なものに興味がありすぎて困っている音楽家が日々の出来事や想いを綴っています~

“マジでジャンダルム”を振り返って(2)

2016-08-19 06:00:00 | 旅行・山行
<20160819>“マジでジャンダルム”の第2日目はこの度の山行のメインの日でした。先ずは岳沢小屋から天狗のコルまで…午後に天気が崩れるとあったので6時スタートのところを5時15分にしました。浮石だらけのガレ場は不安定で、ガレ場を過ぎてからも落石を起こさないように登りました。
          
途中からガスが小雨となり岩が滑り…
          
先行の“のんびり歩こう会”会長も慎重に登っていました。
          
標準タイムである3時間ちょうどで天狗のコルに着きホッとしたのも束の間…小雨が本降りになったのでレインウエアを着用しました。動きにくくなった他にカメラも湿気のために不調…よってこの先、写真はあまり撮れませんでした。気を取り直してジャンダルムへ…1時間半程かと思っていたのですがガスのため先が見えず数回道に迷いました。どうにかジャンの絶壁の前に辿り着いたものの小屋を出てから約6時間…雨と疲れで絶壁に絶句してしまいました。気力を振り絞り何とか頂に立つ事が出来たもののそこから絶景は見えず、如雨露を持った“ジャンダルムの天使”をスマホで撮っただけで降りました。
          
ジャンに登頂した達成感はあったものの勝負はここから…奥穂高岳に向かう道は超危険とあったので再び気合いを入れました。ルートファインディングしながら進んで行くと目の前に“馬ノ背”が…正にナイフのような岩はジャンの絶壁どころではありませんでした。しかも風が強まり正に命懸け…1歩踏み外せば絶対に助かりません。何とか登り切ったもののその後も気が抜けず、3度目となる奥穂の頂に立った時にようやく安堵出来ました。と同時にそれまでかかっていたガスが風に吹き飛ばされサーっとジャンも姿を現し、思わず「おお!」と声が出ました。
          
雨の中、よくあの頂に立ったものだと思いましたが穂高岳山荘までの道も気は抜けず…風速20mはあろうかと思う暴風に吹き飛ばされそうになりながらも何とか2日目の行程を終える事が出来ました。もう二度と行きたくないと思ったものの晴れてたらどんな感じだったのだろうかと、少し心残りに思いました。
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