<20160702>昨夜の英国ロイヤル・バレエ団の「ジゼル」(全2幕)…既に観られた方々のブログ等で期待はしていたのですが、果たして正に感動ものでした。最も印象に残ったのは表現力…舞踊と言うよりは演劇でした。ロイヤル・バレエ団は優雅さが売りと思っていただけに迫真の演技に何度も怖くなった程でした。タイトルロールのヌニェスさんはアルブレヒトの裏切りを知って狂う様が、第2幕ではウィリ達の幽霊ぶりが本当に怖かったです。それらを引き出す衣装も素晴らしく、これまでのジゼルではないような物でした。強いて難を挙げればコールドの足音とオーケストラのピッチ等…仕事柄音は気になりました。あとは舞台の明るさ…第2幕は夜明け前の墓場なのでもう少し暗くても良かったのでは。もっとも、これらは舞台全体からすれば目をつぶれる程のもので満足の行く公演した。
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