<20080405>先日、「レンブラントの夜警」という映画を観てきました。実在の人物の映画化はよくないと思っているのですが、レンブラントは大好きな画家…それゆえ気になって観てきたのです。映画のテーマは「肖像画の巨匠、レンブラントは『夜警』という絵によって、アムステルダム市警団の腐敗ぶりを暴露するためにわざと駄作のように描いた」というものなのですが、前々から「『夜警』は駄作なのでは?」と思っていた私は映画を観てスッキリした気持ちになったのでした。もっとも、ストーリーはフィクションですし、絵に込められた真実はよくわからないのですが、レンブラントの肖像画はそのモデルの内面を強く描き出している絵ばかりだと思っていますので、「夜警」に描かれている人物は、誤解かもしれませんがやはり腐敗していたのでしょう。表現というものは対象の本質を表してこそ価値あるものと思っていますので、私も今後の表現では、さらに本質に迫るものとなるように努力したいと思いました。
【検索用:レンブラントの夜警(1)】
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