ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

映画「それでもボクはやってない」の絶望感

2007-02-15 00:59:04 | Weblog
あまりの恐ろしさに頭真っ白、ただただ愕然とする2時間半でした。

この国の司法制度はこんなに恐ろしいものだったのか?
まあ、見てみて欲しい。

自分は潔白なら必ず分かってもらえる、そんなことがまったく通用しないのですね。

警察が犯人と思えばそうさせられ、裁判で無罪を主張できると思いきや
そんなことは一切させてもらえない。
すべては捕まえられた時点で決められてしまう。

捕まえられたら犯人として扱われる・・・
そしてどんなに無罪を主張しようとも99・6%は有罪となる。

推定無罪なんて考えはどこへ?
推定有罪で決められる・・・。疑わしきは有罪ですよ・・。

悪いことをしなければ関係ないし大丈夫だ?
そんなことは全然役に立たない慰めと思えます。
何時我が身に降りかかるか分かりません。

痴漢とか以外のことでも犯人と扱われたら最後ってことなんですよ。
本当にこんな恐ろしいことで良いの?相当ヤバイ・・
これが日本の現実とは・・・

監督が映画の宣伝もかねてこの国の司法制度の問題をアピールしてますが
どうも見直そうとかいう広がりを感じないような気がします。
大丈夫なのかこの国?

結局「お上」に楯突くとこうなります!みたいな
とてつもない絶望感に立ち直れなくなるかもしれません。
もしかして、このことを目ざとく感じた国民は騒ぎにもできないのでしょうか?

ビデオが出たら見てみよう、なんていってると遅いかも知れませんよ!
早く見て、この国に生きることの覚悟をした方が良いかもしれません。

さて、2年後には裁判員制度も始まりますが、選らばれる俺たちは
こんな判断に加担させられていくのでしょうか?

「それでもボクはやってない」
http://www.soreboku.jp/index.html

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2 コメント

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Unknown (ゲイリーマン)
2007-02-16 02:09:54
パレードいったんだね!俺もいたよ。どうだった?誰にも打ち明けられない孤独感、そうですね、俺も10代はそんあ悶々とした日々でした。公にカミングアウト、そういうのはまだ先の話でいいし、まずはゲイの友達が出来るといいですよね。近くなら話し相手になれるんだけど。俺のブログを読んでそのような気持ちになっていただけたなんて、俺も本当にうれしいです。ちゃんとコメント付けてくれて本当にありがとうね!これからもちょくちょくコメント欲しいし、直接やり取りしたいときは(このコメントはみんなが読むし)deep8822@yahoo.co.jpへ気軽に連絡してくださいね。ざっくばらんなメールも出来るから。一人じゃないからね!!
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Unknown (エース)
2007-02-16 00:45:08
こんばんわ。僕は今28歳です。自分がゲイだということは隠していますから活動や恋愛をするのは難しいですね。昨年の夏TLGP2006を見に行ったことが唯一の行動です。ゲイリーマンさんのブログを読むようになって半年くらいになりますが、少しずつではありますがゲイとしての自分を受け入れようという気持ちになってきた気がします。以前はどうしてこんなふうに生まれてきてしまったんだろうと人並みに恋愛ができないことや誰にも打ち明けられない孤独感に苦しんでいました。こうして自分がゲイだと告白したのもゲイリーマンさんが初めてです。まだまだ公に本当の自分で生きていくのは難しいですけれど、少なくともゲイリーマンさんに出会う前の自分と今の自分とでは違うという事実があります。ありのままの自分を受け入れ始めたということ。これは僕にとって大きな一歩です。ゲイリーマンさんには本当に感謝しています。ありがとう。
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