ペパキャンのサバイバル日記

円形脱毛症で髪の毛がなくなりました。今はスキンヘッドライフ満喫です。
見た目問題当事者としての情報発信中!

吉野山の桜

2013-04-11 11:03:36 | 日記・エッセイ・コラム

今年は桜の満開の時期に春の大嵐が来て、見事にソメイヨシノは散ってしまった大阪ですが、

吉野山ならまだ見られるかな~と思って、ハイキングがてら行ってまいりました。

天王寺から近鉄電車で1時間半くらいかな。

が、しかし。

ここで問題発生。

朝からお腹の調子が悪かった私は、どうしても腹痛に耐え切れず、急行の電車に乗ったにも関わらず、途中下車。トイレ直行。

夫は「無理して行くとエライ目に遭うで。やめとこか~?」と

言いましたが、せっかくここまで来たんだし、今やめたらもう一生吉野の桜に出会うことはないのではないかー!(←大げさ)と思い、いや、なんとかなるやろ!ということで気を取り直して再度電車に乗って吉野を目指しました。

実は私自身は吉野山の桜は初めてではないのです。

このブログを始めるずいぶん前に訪れたことがあるのです。

確か、近鉄電車を降りてロープウェイに乗ってそこから徒歩で散策したような記憶があります。

のどかで、牧歌的な印象かな。のーーんびり桜を見たり、お土産屋さんを冷やかしたり、眺めのよい場所に座って桜を眺めたような記憶が・・・。

が、そんななまっちょろいことではすみませんでした。

まあ、記憶というのはいかにもあやふやで、悪いところはさっさと忘れていいことばっかり覚えていますからね。

近鉄吉野で私たちを出迎えていたのはTHE・混雑でした。ちーん。

昨年秋に東福寺を訪れた時もそうでしたが、バーゲン時期の心斎橋か!っていうくらいの人混みです。なんじゃこりゃー!!

仕方ないのでロープウェイに並ぶこと15分くらい。

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ようやくこれで吉野へと行けます。もちろんロープウェイの中もギュウギュウ詰め。

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吉野山の桜は下千本、中千本、上千本、そして奥千本と咲いていくのですが、下千本と中千本はもう散ってしまっているらしいので、上千本を目指して歩きます。

両脇には吉野名産の葛を使った和菓子屋さんや料理屋、いろんなお土産物屋さんもありますが、とりあえず、桜優先で、上を目指して歩きました。

平日ということもあって、かなりの人出でしたが、そのかなりの大部分がいわゆるシルバー層。皆さん余裕があるんですね。いいカメラやいい登山用のファッションに身を包み、足取りも軽やかに登っておられます。

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とりあえず、2.5km~3kmくらい登ったところの眺めがこんな感じです。

朝家を出るときに4月にしてはかなり寒かったので、しっかり防寒してきましたが、さすがにここまで登ってくるとうっすら汗ばみ、一枚脱ぎたくなります。

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もう少し上の方からの眺め。

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縦にしたほうが全景が入るでしょうか。でもカメラで収めるのは難しいですね。

やはり肉眼で見渡すあの迫力にはかないません。

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吉野山の桜はソメイヨシノとは違い、山桜です。花と赤みを帯びた葉が同時に芽吹いてそれが遠目に見るとピンクに見えるのです。赤い葉が木によって濃い色だったり、薄い色だったりするので、グラデーションが楽しめるらしいです。ソメイヨシノに比べて花弁も小さいし、野性的な感じですね。花が咲く時期も長いため、ソメイヨシノ以前のお花見は現在ほどせわしないものではなく、もっとゆっくりと楽しめるものだったのではないかと思います。

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これは竹藪から覗いたような格好になった山の風景。こういうのも風情があっていいよね。

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両側の木々が邪魔かな?と思ったけど、案外これはこれでいいかも?

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もう少しお天気がよければ青空の下、ピンクが映えるのでしょうけど、こればっかりは仕方ないですね。桜の時期はお天気を読むのが難しいですよね。本当に。それに桜の都合ばかり優先するわけにもいかないですしね・・・。

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お昼に入ったお蕎麦屋さんにて。レトロな「みずや」がいい感じだったので撮りました。

「みずや」って関西弁?

今は食器棚っていうから古い関西弁なのかな?

引越し屋で働いていた時も「みずや」って言う人はほぼお年寄りだったような。

でもこれは間違いなく食器棚というよりは「みずや」がピッタリ来ます。

夫はここで山菜の天ぷらをアテにビールやお酒を飲んでいましたが、私はお腹のことを考えて我慢、我慢。そば茶でかけそばを軽く頂きました。

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お昼ごはんを食べて店を後にすると急に日が差してきたので、さっき降りてきた道を再度引き返し、眺めの良いポイントを探して撮りました。

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山桜も青空の下の方が気持ちよさそうに見えます。

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はい。こんな感じで山が染まっている様子は圧巻です。

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せっかくなので混雑具合の写真も入れましょう。祭りか!っていうくらい混んでいます。

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吉野名産の桜をモチーフにした地酒、葛のお饅頭、柿の葉寿司、ちりめん山椒、ほかにもいろいろなお土産物を売っていましたが、ここは鮎やアマゴを甘露煮にしたものを売っていました。珍しいのでパチリ。

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陀羅尼助丸(だらにすけまる)も。このお店は前に訪れた時もありました。その時はもっとひっそり売っていたと思うのですが、今回はバイトをいっぱい雇って、無料サンプリングしてましたねー。お腹の調子が悪かったので私もすかさずいただいてその場で飲んだけど。(笑)

後、吉野山の郵便局で売っている80円の切手シートが吉野山の桜をデザインしたものがあって、それはそこでしか買えないものなので、買いました。

手紙もたまには書くのもいいかなと思える動機付けにはなりますね。

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金峯山寺。茅葺きの屋根が見事だな~と思って写真を撮っていたら、いきなり、山伏の格好をしてほら貝を吹きながら歩く行列が出てきて、皆その写真を撮るのにうわ~~~っと人が寄ってきたので退散、退散。ご祈祷でも行われていたのかと思います。

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仁王像。怖い顔でした。

早めに切り上げないと帰りの電車も大変なことになりそうだったので、葛餅と柿の葉寿司と干し椎茸(安かった)などを買って、もう少し見ていたいなと思うくらいで帰って来ました。夕方までいたら天王寺からも通勤ラッシュになりそうだったので。

山道は車が降りて来るので、あの車をなんとか規制しないと歩きにくいのが残念でした。運転している人だってあの人混みの中をそろそろブレーキ踏みながらでは、きっとイライラするでしょうしね。お互い精神衛生上よくないよ。あれは。

これからは八重桜が見頃を迎えるので、また、どこか造幣局以外で咲いているところを見てみたいなあと思います。

本日これまで。

 


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