女女格差 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2008-06-13 |
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け〈下〉 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-01 |
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け〈上〉 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-01 |
昨日、久しぶりにテニスに行ったら、案の定筋肉痛に見舞われた。
やはり定期的に身体を動かさないとダメだ~~。反省。
最近読んだ本。白石一文の本は白石節炸裂で面白かった。この人の本、中年男性が
読んだら絶対感情移入するよねーーー。特に中間管理職あたりの男性。企業の中の人間関係のドロドロと主人公の厭世的な感情表現が交錯するところがツボやな~~。
「女女格差」は膨大なデータをもとに書かれた論文のようなものだった。
この本はアマゾンで寄り道してふら~~っと買ってしまったものだけど、
大学のゼミで「男女共同参画」だとか「ジェンダー問題」だとかを取り上げるなら
ぜひ一読するべしみたいな本だった。
本の帯にある主要目次を並べるとこんな感じ。
男女格差
女性の階層
教育格差
結婚と離婚
子どもを持つか持たないか
専業主婦と勤労主婦
総合職か一般職か、そして昇進は
正規労働か、非正規労働か
美人と不美人
まあ、私個人的には「格差」「格差」とあまり声高に叫ぶ今の風潮はあまり好きではないのだが、やはりあるんだろうな。いろんな格差が。
男性に比べて女性は就労形態から、結婚、出産、その後の道筋なんかも
バラエティーに富んでいる分、それぞれの分岐点で悩みも大きく、選択に非常に慎重にならざるを得ないということなのかな。
でも、人生なんて結局自分が選びとっていると思っていても、そこには人智を超えた何かが介在し、私たちは大海原に漂うちっぽけな木の葉のごとく、ただその大きな流れに身を任せるしかない時もあると思う。あるいは自分がベストな選択だと思って選んだ道も、時間がたってみれば、あの時こうすればよかった、あの時あちらの道を選べば違う展開だったんじゃないかなんて、常に「たられば」の後悔が付きまとうんじゃないのかしら。
格差という問題も社会構造や社会通念が大きくドラスティックに変わらない限り、決してなくならないだろうし、それにいちいち目くじら立てても仕方ないやね~~というのが私の感想です。格差があることを嘆くよりは自分が今属している階層で、どれだけ幸せ感を感じられるか、
その能力こそが格差解消のカギになるんじゃないかな~~~??