先日の寒い朝、辺りが明るくなるのを待ち侘びての自転車ウロウロ・・いつもの鴨川沿いをギ~~コギ~~コ・・のペダルの途中でした。
眠たいモードのユリカモメやカルガモのカップルが気怠く動く中・・薄暗い中で青緑色に輝く鳥が慌ただしく川面を飛んでいました。
ショボショボ老眼の目に力を込めて焦点合わせて観ると・・カワセミ
「カワセミは清流に生活圏を持っている!」・・のイメージが強いのですが、街中で見掛けることが多いようです。まだ太陽は昇る前で美しい姿の全容を観ることが出来なかったのですが久し振りに「新鮮な出来事」に出くわした朝でした。
そうそう・・最近、ぼんはメロンパンに凝っています。
クッキー生地に砂糖を絡めて香ばしく焼き上げたメロンパン・・ではなく、「メロンクリーム」の入ったメロンパンに凝っているのです。そんな気持ちでパン売り場を覗くと、最近は色々なメーカーから多くの種類のメロンパンが販売されているように感じるのです。
そう言えばチッコイ頃・・メロンを食べた経験などは皆無でした。風邪をひいて食欲のない時、医者からの帰りに「みかんの缶詰」を買って貰うことが精一杯・・栄養価の高いバナナなどは買って貰える訳もなく、ましてやメロンなんて・・近所の八百屋さんにも売っていなかったように記憶するのです。
そんな昔のメロンを考えていたら・・・思い出しました。
その頃、親戚の集まりの帰りに四条の「スター食堂」に立ち寄ることになったのでした。席に座り、メニューを眺めると・・「全員、フルーツポンチにしよう!」とのこと・・誰が言葉を発したかは覚えていませんが、そのことは明確に記憶しています。ぼんの食べたかったものは「フルーツパフェ」や「ハムサンド」だったのですが・・「大人の理由」だったのでしょうね。
数分後、自分の前に運ばれたフルーツポンチを眺めると・・・「メロンが乗っていない!」
5ミリ角程度のメロン・・否、メロンの皮・・がないことがとてつもなく悲しく、理不尽なことであったと記憶しているのです。メロンを食べた経験もなく、「メロンの味」と言えば口に含むと舌が緑色に変色するメロン味粉末ジュースやビニールチューブに入った緑色の液体・・などがメロンの味であると信じていたのです。
勿論、現在もメロンを食べる機会はそれ程多くは無いのですが、当時よりかは真のメロンの味を知るようになりました。
メロンパンはそんなボンクラ舌が懐かしく感じる味なのかも知れませんね。
ところで・・読み返して思ったのですが、「フルーツポンチ」ってご存知ですか?昭和を代表するような言葉ですが、現在では世間に流通いないように感じます。気になる方はネットで調べてね。
「緑のブツに食らいつき 夕張メロンと思い込むボンクラ舌は昔と変わらず」:ぼん