かぐや姫の帰り道

少しづつ夜明けの時刻が早くなってきたように思います。
京都名物の底冷えの朝・・いつもの時刻に目覚めてしまう、悲しい・・悲しい・・いつもの朝です・・
何の目的も持たず、辺りが真っ暗な早朝・・ご近所に気遣い、そっと家の鍵を閉めてペダルを漕ぎだします。
路地から飛び出す新聞配達に精を出すオジちゃん・・最近は見かけることが少なくなった牛乳配達のバイクなどに完全に目覚めきらないボンクラ脳みそをフル回転させながら・・ギッコン、ギィィ・・の不規則なリズムに背中を押されて自然に走るいつもの道・・・
この風景を客観的に眺めると、まるで・・徘徊・・・状態　
早朝から職場や学校へ急ぐ善男善女から見れば、やはり感じるのでしょう・・赤い自転車でブ～～～ンと街を走り抜ける徘徊老人・・・
そんなことを考えながら鴨川沿いを走っていると、大きなお月様が夜明け前の水面を照らしていました。
綺麗な景色でした・・そういえば、テレビで「スーパームーン」なんていってたような気がします。
「スーパー」・・スーパーマーケット、スーパー銭湯、スーパーマン、スーパードライ・・・とにかく、スーパーは凄いんです
そんなスーパーを感じたことに「徘徊老人とちゃうネンで」の気分に機嫌を直しその日は気持ちも10歳若かった・・とさ　

「徘徊なんてしてへんネン　悔しいけれど、気づくの遅いだけやネン・・グッスン・・」：ぼん　

戌の日

少しキリリの冷気を感じる朝でしたが日中は青空が気持ちの良い一日でした。
ぼん嫁が台所でお赤飯を蒸かす物音で何年か振りに正しい朝を感じたぼんでした。
今日は「戌の日」・・ということで、夏を迎える頃に親となる娘夫婦に腹帯祝をしてきたのでした。
昨年、父が旅立ったこともあり神社参拝は控えていたのですが、可愛がっていた孫娘の安産祈願ということで父だけでなく神様も笑顔で「エエよ～・・エエよ～～・・」と許してくださることと信じて我々も一緒に参拝してきました。
今日は成人の日、受験の合格祈願、新年の参拝・・そんな想いの善人たちが多く参拝されており、お祓いを受ける方は列をなしておられましたが信仰心の怪しい我々はいつのより多めのお賽銭を握りしめ列をよそ目にダイレクト参拝・・・昔、お賽銭を投げ入れるときに賽銭箱にはね返されたという、貴重な経験をお持ちのぼん嫁に「・・しっかりお賽銭を入れるやで」の注意をするも、「何・・それ・・そんなことあった」のお気楽お言葉に眩暈を感じながらも御香宮の参拝終了
人出のピークまでに少し間がある商店街をタラタラ・・いつものササキベーカリで「昭和パン」を買い、寺田屋辺りを散策して河畔でパンを食べて休憩・・・そんなことをしている間に「大黒ラーメン」の開店時刻・・・
久しぶりの「大黒ラーメン」でした。
昔、仕事の帰りに立ち寄ったラーメン屋さんで、当時の味がボンクラ脳みそにこびり付いています。昔と味が違うように感じたのですが・・当時、そこそこまじめに仕事をした後の適度な疲労感と空腹感が絶妙な調味料になっていたのでしょうね。今では腰痛と加齢臭を感じるくらいで、いずれもラーメンの調味料にはならないのですからね。
そんな昔とすぐに迫った喜びの未来を何となく感じた一日でしたとさ

「昔は・・昔は・・の口癖は　歳を引きずる歩み跡　思わず漏れ出る・・ヨッコイショ～・・っと」：ぼん　

お正月

新しい年が始まりました。
昨年からズ～～～ッと同じ時間の経過の一コマなのですが・・・とにかく・・新しいのです
そんな訳でぼんくらオヤジも人並みに気持ちを新たに心の一部をいつも清々しい状態で居よう・・なんて年の初めにボ～～～ッと考えるのです。
今回も娘夫婦＆東京の息子家族が集まり大騒ぎ
大晦日の朝、小雨降る中、バイクでお肉の仕入れ・・・予想外のスイスイ道路にお店到着は開店前20分・・・冷たい風が吹きつける店内入り口前にボ～～～ッと佇む・・後ろに並ぶご近所らしいオバちゃんは「寒いなぁ～・・兄ちゃん、どこから来たんや？」、「〇〇の近くからバイクで来たんやけど・・寒いねぇ～～」、「・・そんな遠くからきたんかいなぁ」・・の会話の待ち時間
開店と同時にお肉売り場で「・・このハラミ・・３キロ」のオーダー
夜は焼肉をしこたま食べて・・デザートは娘夫婦が持ってきてくれたと年越し蕎麦・・お腹がはち切れそうで平成三十年を終えました。
そして元旦の夜は息子夫婦が送ってくれたカニでカニ鍋
久しぶりの焼肉とカニ鍋・・そして一歳になったばかりのハナちゃん
楽しい時間でした・・でも・・今日、東京に戻って行きました・・たくさんの笑顔をありがとね、また来てね
今年の年末・年始はメンバーも増える予定・・どうなることか、ジイジ＆バアバは今から体を鍛えておかなければ・・そんなことを考える平和なお正月を過ごしています。
皆様、今年もよろしくお願いしますデス

「年末年始の大騒動　食べて騒いで抱っこして　静かな居間で涙を流す」：ぼん