peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ホオベニエニシダ(頬紅金雀枝)

2009年05月30日 | Weblog
一関市街地のホオベニエニシダ(頬紅金雀枝)
 2009年5月22日






2009年5月22日(金)、一関市山目の立沢住宅から才天
にかけて歩いたとき、民家の庭に植えられているホオベニ
エニシダ(頬紅金雀枝)
が今を盛りと花を咲かせていました。



ホオベニエニシダ(頬紅金雀枝)
マメ科 エニシダ(キティスス)属
Cytisus scoparius form.andreanus
エニシダの仲間は、地中海沿岸地方やヨーロッパに分布し、
欧米の代表的な花木のひとつ。日本でも鮮やかな黄色の
花が咲くエニシダ(金雀枝)をはじめ、花が黄白色または白
色のシロエニシダ(白金雀枝)C.leucanthus、ホオベニ
エニシダ(頬紅金雀枝)
などが栽培されている。
ホオベニエニシダは、別名:ニシキエニシダ(錦金雀枝)
呼ばれる両翼弁に頬紅のような赤いぼかしが入ったエニ
シダの品種。19世紀末期にフランスのノルマンジー地方
で発見されて以来急速に広まったといわれている。本種
とエニシダの交配から多くの園芸品種がつくられている。
花期:4~6月。 用途:庭木、鉢植え、花材。

エニシダ(金雀枝)

2009年05月30日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のヒメエニシダ(姫金雀枝)
2008年2月28日




2008年2月28日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・碁石」
の「エントランスホール」で花卉(かき)類が展示販売されていましたが、
その中に、黄色い蝶形花を沢山つけた鉢植えの小型の「エニシダ(金雀枝)」
がありました。「キティスス・ラケモスス Cytisus×racemosus」ではないか
と思われます。





陸前高田市のエニシダ(金雀枝)2006年6月11日




2006年6/11(日)、陸前高田市にある高田松原と葦が生い茂る古川沼
の間の道を歩いて行くと比較的広い駐車場がありました。そこに隣接し
た所に「エニシダ(金雀枝)」が沢山植えられていて、今を盛りと花を
咲かせていました。遠くに見えるのは「キャピタルホテル1000」です。










エニシダ(金雀枝)マメ科 エニシダ(キティスス)属
 Cytisus scoparius
ヨーロッパ原産で高さ3mになる常緑低木。花は黄色で葉腋に
1~2ずつ付き、群がって咲く。
園芸品種には蝶形花の一部が赤い「ホオベニエニシダ(頬紅金雀枝)
f.andreanus」や、花が黄白色または白色の「シロエニシダC.leucant
-hus」、赤やピンクのものもあるという。
本種及び「シロバナセッカエニシダC.multiflorus」の色変わり品種、
両者の雑種「キティスス・ダリモレイ C.×dallimorei」、さらに同属
の「キティスス・プラエコクス C.×praecox」との交雑もされ、花色
も白、黄、赤、ピンク、複色と増え、「キティスス・ラケモスス
C.×racemosus(Genista×spachiana)のように小株で鉢物にむくものな
ど、多くの用途に対応したものが作出されている。
「キティスス・ステノペタルス Cytisus stenopetalus」は、本種より
小型で、花も小さい。ほかに「シロバナセッカエニシダ」の「藤田寒咲
き1号」、本種には「ゴールド・フォード」などの園芸品種がある。
[栽培]繁殖は種子または挿木による。[花期]4~5月。
エニシダの仲間は、中部ヨーロッパ及び地中海沿岸地域原産の低木または
小高木。33種を含み、常緑または落葉性。日本には江戸時代前期に中国を
経由して渡来したという。主として暖かい地方の庭園や公園に広く植えら
れている。別名:スコッチブルーム

幹は直立し、上部で多数枝分かれして高さ2~3mになる。葉は有柄で互生
し、単身複葉または3出複葉あるいは両者を混在する。4~6月ごろ、葉腋
(腋生または頂生)に長さ約2cmの濃黄色の蝶形花をつける(総状花序か束
状)。7~8月、長さ5cmほどの豆果が熟す。

仲間に、秋~冬に切花が出回る「セッカエニシダ(石化金雀枝)=
シロバナエニシダの園芸品種」、早春に小さな鉢花が出回る「ヒメエ
ニシダ(C.ラケモスス)」(エニシダより小形で、枝や葉に毛が多く、
花は穂になって咲く)などがある。

チョウジソウ(丁字草)

2009年05月29日 | Weblog
奥州市水沢盆栽会のチョウジソウ(丁字草)
 2009年5月9日



2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ってきました。
約100点ほどの中にチョウジソウ(丁字草)が1鉢だけ展示
されていました。



チョウジソウ(丁字草)キョウチクトウ科 チョウジソウ属
Amsonia elliptica
河原や野原のやや湿った草地などに生える多年草。
高さは40~80㎝になる。葉は互生し、長さ6~10㎝、
幅1~2㎝の披針形で、先は尖り無毛、縁は前縁。

5~6月、茎の上部に青紫色の花が集散状に多数つく。
花は高坏形で直径1.5㎝ほど、上部は5つに切れ込み、
平たく広がっている。下部は長い筒となる。

和名は、横から見た花の形が丁(ちょう)という字に
似ていることによる。

果実は長さ5~6㎝の細長い円柱状。
分布:北海道、本州、九州。

シャクナゲ(石楠花)/ホンシャクナゲ(本石楠花)

2009年05月28日 | Weblog
一関市住宅展示場のシャクナゲ(石楠花)
/ホンシャクナゲ(本石楠花)2009年5月22日






2009年5月22日(金)、一関市山目字泥田89-1にある
一関サティに行きました。妻が買物をしている間に
近くにある住宅展示場JAMIT ハウジングギャラリー
いちのせき
に行きました。ここには季節ごとに
何かの花が咲いています。この日は、ホンシャクナゲ(本石楠花)
と思われる植物が花を咲かせていました。






シャクナゲ(石楠花)/ホンシャクナゲ(本石楠花)
ツツジ科 ツツジ(ロドデンドロン)属
Rhododendron degronianum(=metternichii var.hondoense)
富山、長野、愛知県以西、四国の山地に自生する常緑
小高木で、高さは4mほどで、太いものは直径12㎝ほど
になる。よく分枝し、直立するか、または下部が曲がっ
て地につく。
葉は枝先に集まってやや輪生状に互生し、枝に3~4年
残る。葉身は長さ10~15㎝の狭長楕円形で革質。表面は
無毛で光沢がある。裏面には伏毛が薄く一面に生え、銀
白色~淡褐色となる。葉柄は2~2.5㎝。

5月頃、枝先に紅紫色~白色の花が多数横向きに咲く。
花冠は直径約5㎝の漏斗状で先は7裂する。雄しべは14個。
花柄は2~5㎝。蕾の時は濃い色をしているが、花が開く
と淡くなる。

朔果は円柱形で長さ1.4~2㎝。用途:庭木。

ミヤコワスレ(都忘れ)

2009年05月28日 | Weblog
一関市街地のミヤコワスレ(都忘れ)
 2008年5月24日







2008年5月24日(土)、一関市街地の民家の庭などに植えられている
「ミヤコワスレ(都忘れ)」が、もう散りかけていましたが、花を咲
かせていました。
















ミヤコワスレ(都忘れ)キク科 ミヤコワスレ属
Gymnaster savatieri cv.
日本原産で、本州から四国、九州にかけての山地に自生する「ミヤマ
ヨメナ(深山嫁菜)」から育成された多年生の園芸草花で、花壇や庭に
もよく植えられている。

品種改良は江戸時代末にはじまり、栽培されていた記録があるとのこ
と。半日蔭の庭などで多く栽培されるが、切花用の需要が多いという。

草丈は、切花用の高性種が30~40cm、鉢花用の矮性種が15~20cm。葉
は濃緑色でつやがある。花期はふつう4~5月。頭花はミヤマヨメナより
色が濃く鮮やかで、紫紺色のほか、赤紫色、淡紫色、淡紅色、白などが
ある。
半日程度日が当たり、やや湿り気のある土地を好むので、鉢花も西日を
避けて半日蔭に置くとよい。繁殖は株分けを9~10月に行うのが一般的だ
が、挿し芽も比較的簡単にできるとのこと。