「FUKUSHIMA HAIKU」
たくさんの方にこの作品を聴いていただきたいです。
***
最近はインターネットのおかげで海外のコンサートの情報もすぐに分かります。ピアノ連弾、2台ピアノ作品を取り上げるコンサートも毎日のように世界中のどこかで開催されています。twitterで「piano duo」等のキーワードで検索すると一目瞭然です。きちんと情報を整理しないと「2台ピアノは珍しい」「2台ピアノの作品は多くない」などという間違った認識を繰り返す人は減らないのでしょう。
あるピアノデュオのシアトルのコンサートでは頻繁に演奏される作品のほかに、世界初演作、カナダ人の作品、そして日本人の作品が演奏されます。
5 Canadian Pieces
Nasim Saman Shahi
Scherzino DianeChouinard
Clothed to the Naked Eye Drew Redman
Aquifer James O’Callaghan
Off to the Races Craig Day
Metamorphosis IV – 3rd Movement Yoshibumi Fujiwara
New Work – World Premiere Iman Habibi
Selections from Afterimages Alexina Louie
***
このコンサートだけでなく、意欲的なプログラムを組んでいる音楽家は世界中に大勢います。私たちも彼らに刺激を与えられるような作品を集めてコンサートを開催したいと思います。
来週は第148回目のコンサートです。
***
2012年9月15日(土) 開催!
第148回 2台のピアノの午後
「エレジー・アルモニーク ―デュセック没後二百年によせて―」
ELEGIE HARMONIQUE
2012 BICENTENARY OF JAN LADISLAV DUSSEK
近代ピアノ奏法の確立に大きな足跡を残した不世出のピアニスト、
J. L. デュセックが没したのは、今から二百年前のパリでのことです。
欧州全土をかけめぐり、酒色を好んだ彼の波瀾に富む生涯はまた、
かけがえのない友情にも恵まれ、あざやかな輝きに彩られています。
デュセックと友人たちは互いに触発し天賦の才に磨きをかけました。
プロイセン軍の総司令官ルイ・フェルディナント王子は、聡明果断、
たぐいまれな軍人でしたが、優れた音楽家でもありました。王子と
宮廷楽士デュセックとは、主従関係を超えた深い友情をはぐくみ、
従軍中にも親しく2台ピアノで共演するほどでした。デュセックは、
王子が戦場に若い命を散らせた瞬間にも立会っています。
ルイ・フェルディナント・フォン・プロイセン (1772-1806)
失意に沈みがちな晩年のデュセックを励ましたのは、ハープの名手
ナーデルマンです。デュセックは最後の力をふりしぼり、圧倒的名作
「3つのデュオ・コンセルタント」を書き上げてナーデルマンに献呈、
二人の共演で初演されました。ナーデルマンが友の墓前に捧げた
「レ・ルグレ」は、ナーデルマンの書いた最も哀切な音楽です。
演奏曲
ヤン・ラジスラフ・デュセック(ドゥシーク) [1760-1812]
小二重奏曲 ハ長調
プロイセン王子 ルイ・フェルディナント [1772-1806]
ピアノ四重奏曲 ヘ短調 作品6
(アンドレアス・シュトライヒャー編曲 2台ピアノ版)
ヤン・ラジスラフ・デュセック(ドゥシーク)
2台のピアノのためのソナタ ヘ長調 作品26
フランソワ=ジョゼフ・ナーデルマン [1781-1835]
レ・ルグレ (追悼) 作品30
― ヤン・ラジスラフ・デュセックの霊前に ―
開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR
ピアニスト
益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円
是非、会場に足をお運びください。
ホームペ―ジ
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http://cdbaby.com/all/pccpiano
twitter
https://twitter.com/#!/pccpianoduo
****
クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!
http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228
ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版 | |
クリエーター情報なし | |
ヤマハミュージックメディア |