ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

シューベルト・コンペティション

2010-05-28 04:17:36 | 日記




チェコのブルノのヴェーラ・レイスコーヴァさんから来年2011年4月に開催されるシューベルト・コンペティションの開催概要が届きました。

2011年4月13日から16日まで。1978年から続いているピアノ連弾と2台のピアノのコンペティションです。

ホームページはこちら。
www.franzschubert.cz

興味のある方には届いたチラシをお送りします。
ご連絡ください。

pccpianoアットhotmail.com
*アットを@に換えてください。

世界で起きていること

2010-05-20 12:13:02 | 日記
バンコクのプロモーターから連絡がありました。
現在6月までのコンサートの予定はキャンセルされたそうです。
日本人の演奏家や2台ピアノの演奏会も企画されていたのですが、とても残念です。

私たちは世界各国の音楽家から連絡をいただいているので、最近の世界情勢は直接その地の音楽家の安否の不安につながります。
ギリシャの作曲家からは“The situation in greece, financially, is very difficult for most of us. ”との返事が来ました。
今日のニュースではお隣の韓国での出来事が大きく報じられました。韓国にも子供のころからピアニストを夢見ていたけれど、今は立派なビジネスマンになった友人がいます。私たちのコンサートを何度が手伝ってくれ、来日するたびに「お手伝いした時のコンサートのcd-rをいつも聴いてますよ。韓国でも是非コンサートに来てください」と言ってくれてます。状況が悪くならないことを願うばかりです。

タンスマンやラフマニノフだけでなく、たくさんの音楽家が戦争を体験し、平和を望んで作品を残しています。音楽と向き合う時には、平和を願う作曲家の思いもきちんと汲みとりたいと思います。


タイの情勢

2010-05-20 03:03:39 | 日記
バンコクおよびタイ全土の情勢が大変なことになってます。

2月にコンサートを開催したゲーテ・インスティトゥートはルンピニー公園の近くにあります。デモにもかかわらず様々な国の音楽家が訪タイしてコンサートを開催しています。

現在は夜間外出禁止令も出てお世話になった方々の生活も脅かされています。

一日も早く平和な日々が戻ることを願ってやみません。


2台ピアノ バッハ コンチェルトの午後

2010-05-18 03:26:37 | 日記
先日のライネッケの録音を聴くと、ライネッケが如何に2台ピアノを普段から楽しみ、その音楽の重要性を認識していたかがわかります。2台のピアノの掛け合いは音楽が鳴り始めて作品の最後にその音が消えゆくまで続く、と言っても過言ではありません。ライネッケの作品に関してはピアニスト、研究家、作曲家の金澤攝さんも取り上げていらっしゃいます。私たちの活動も金澤さんにはお伝えしています。

これからもライネッケの素晴らしい作品と2台ピアノによる優れた音楽の世界をご紹介して行きたいと思います。

さて、6月のコンサートの内容が決まりました。
4月にメンデルスゾーンのオルガンソナタを取り上げましたが、同じくイシドール・フィリップ編曲によるバッハの作品を2台ピアノでお届けします。是非、会場に足をお運びください!

6月13日(日)
第120回 2台のピアノの午後

「バッハ コンチェルトの午後」

会場 ピアノアートサロン (東京都中央区月島)
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

ピアニスト 
益子 徹・西原 昌樹

第120回目に当たる今回はバッハのオルガンの名曲を華やかな2台ピアノ版でお届けします。

イシドール・フィリップは、近代フランスを代表する名ピアニストです。
2台ピアノにも深い理解と愛着を寄せ、優れた作編曲のみならず、
楽譜の校訂も数多く手がけました。


今回は、フーガの名作3篇と、ヴィヴァルディを原作とするコンチェルト2篇を
イシドール・フィリップの編曲版にてご紹介します。
新しい魅力が引き出されたバッハの音楽を、どうぞお楽しみください。

J. S. バッハ
前奏曲とフーガ イ短調 BWV543
幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
(2台ピアノ版)

J. S. バッハ (原作 ヴィヴァルディ)
オルガン協奏曲 イ短調 BWV593
オルガン協奏曲 ニ短調 BWV596
(2台ピアノ版)

全曲編曲 イシドール・フィリップ

*今回のコンサートはアメリカのルイビル大学のJames Procell氏のご協力により、充実した内容で開催することが可能になりました。心よりお礼申し上げます。

過去のコンサートの記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

2台ピアノの午後 ライネッケの午後 ~没後百年によせて~

2010-05-15 17:17:11 | 日記
第119回の2台ピアノの午後「ライネッケの午後~没後百年によせて~」が無事に終了いたしました。熱心なドイツ音楽ファンのお客様もいらしてくださいました。






プログラムより

第 一 部

1. カール・ライネッケ
CARL REINECKE [1824-1910]

[A] 祝典序曲 作品148  
(作曲者による2台ピアノ用編曲)

FESTIVAL OVERTURE OP.148 [1877]
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY THE COMPOSER)

[B] クラインの劇「ゼノビア」の為の序曲 作品193  
(作曲者による2台ピアノ用編曲)

OVERTURE TO KLEIN’S DRAMA “ZENOBIA” OP.193 [1887]
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY THE COMPOSER)

[C] 盛式序曲 作品223  
(作曲者による2台ピアノ用編曲)

PROLOGUS SOLEMNIS IN THE FORM OF AN OVERTURE OP.223 [1893]
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY THE COMPOSER)

本年(2010年)は,カール・ライネッケの没後百年の記念年です.ライネッケは,バッハの時代から脈々と続くドイツ音楽のよき伝統を継承しながら,重苦しさのない,爽やかなロマンティシズムにあふれる名曲を数多く書き残しました.同時代のメンデルスゾーン,シューマン,ブラームスらと親しく交流したことはもとより,グリーグ,シンディング,ヤナーチェク,アルベニス,スヴェンセン,ワインガルトナー,ブルッフといった優秀な弟子たちを育てた名教育者でもありました.私たちは,数年来,折にふれてライネッケの2台ピアノ作品を演奏してきました.没後百年の記念年に開催する今回は,ライネッケの中期・後期作品に集中して取り組むことと致しました.名匠らしい円熟した筆致の光る,暖かく心なごむ音楽をお届け致します.プログラムの前半には,各々に性格の異なる3篇の序曲をご紹介します.いずれも,ライネッケが長年に亘って常任指揮者を務めた名門,ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートで発表され,同時にライネッケ自身によって2台ピアノ用編曲も作られたものです.

第 二 部

2. カール・ライネッケ
CARL REINECKE

[D] 二重奏曲 変ロ長調 作品216a
(管楽八重奏曲 作品216 作曲者による2台ピアノ版)

DUO FOR TWO PIANOS IN B FLAT MAJOR OP.216a [1892]
(ARR. FOR TWO PIANOS BY THE COMPOSER FROM THE WIND OCTET OP. 216)

I. ALLEGRO MODERATO
アレグロ・モデラート

II. SCHERZO
スケルツォ

III. ADAGIO NON TROPPO
アダージオ・ノン・トロッポ

IV. FINALE
終曲

[E] 2台のピアノの為の4つの小品 作品241
FOUR PIECES FOR TWO PIANOS OP.241 [1898]

I. ETUDE
練習曲

II. MINUET
メヌエット

III. SCHERZO IN CANON FORM
カノン形式のスケルツォ

IV. ALLEGRETTO GIOJOSO
楽しいアレグレット

ライネッケはピアノデュオへの愛着も深く,初期から晩年まで,ピアノ連弾,2台ピアノ作品の作編曲を多く手がけました.「二重奏曲」(作品216a)は,ライネッケの室内楽の代表作の一つとして現代でも演奏される機会の多い「管楽八重奏曲」(作品216)をライネッケ自身が2台ピアノ用に編曲したものです.持ち前ののびやかなメロディはもとより,高度な対位法や転調法が随所に織り込まれた,深い滋味に富む大人の音楽です.コンサートは,小粒ながらピアノデュオらしい愉楽にあふれた「4つの小品」でしめくくられます.私たちはこれからもライネッケ作品に積極的に取り組んで参りたいと思います.


過去の演奏会の記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

2台ピアノ 原智恵子さん

2010-05-12 02:01:00 | 日記
GWも終わって、今週の土曜日は本番も控えてもいるし、レイセク氏死去の悲しみも抱えていますが、毎日何かしら2台ピアノや連弾ピアノのことで探したり、調べたり、メールを出したりしています。
夕べもアメリカ、イタリア、フランスにメールを出しました。内容は単なる問い合わせメールですが。

ところで、先日、youtubeの私たちのシャブリエの映像に関して短いコメントがありました。
“did you know Chieko Hara de Cassado?”
アメリカの方でした。


「原智恵子さんが亡くなってから詳しいことを知りました。2002年に原さんが1950年に開催したコンサートと同じプログラムでコンサートを開催しました。

モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ
サン=サーンス ベートーヴェンの主題による2台のピアノの為の変奏曲
シャブリエ  3つのロマンティックなワルツ

原さんは師であるラザール・レヴィ氏とシャブリエを弾かれました。
duo cassadoのCDももちろん持ってますよ。彼女の演奏も人生も大好きです」

と、簡単な英語で返信をしました。
夕べその返事が届いたのですが、なんとコメントをくださった方は原智恵子さんのアメリカ在住のご親戚でした。日本語があまりわからないから情報が少ない、とのことですぐに日本のサイトの原さんのページをいくつかお知らせしました。
世界中で人気のあるSNSでつながることになり、そこで公開されている貴重なお写真の数々も拝見させてもらいました。

まだ、お互いの自己紹介が済んだばかりなので、これ以上のことはここでは書けませんが、Duo Cassadoのこと、ご家族のことなどたくさんお話を聞かせてくださるそうです。

2002年に「原智恵子さんを偲んで」のコンサートを開催した時もレコード会社、出版社などにもいろいろ問い合わせをしました。新聞のコンサート告知欄を通じて、原さんのファンだった方からの思い出を語るお手紙もいただき、原さんのサインを送ってくださった方もいらっしゃいました。
その後も折に触れ、書籍が出版されれば読み、ネットの記事も目を通すようにしていました。
これまでの私たちの活動は原さんとガスパール・カサドのduo cassadoの音楽と、演奏活動と、世界中の音楽家との交流のあり方がお手本として支えになったのは間違いのないことです。
いつか原さんの本や写真集を自分たちでも出したいな、とそのころから常に話しておりました。

今回の素敵な邂逅を心から喜んでおります。いつかご親戚の皆さんと実際にお会いする機会を持ちたいものです。



パリの原智恵子
原智恵子
コロムビアミュージックエンタテインメント

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社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)原智恵子さんと2台ピアノ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/2009/08/07_9138.html

2台ピアノ 北海道ポーランド文化協会コンサート

2010-05-10 15:07:58 | 日記
北海道ポーランド文化協会のコンサートの詳細が届きました。

6月18日(金)
札幌サンプラザコンサートホール
開演 18:30

ショパン生誕200年記念コンサートと銘打ってピアノ独奏はショパンの曲を、2台ピアノはサン=サーンスの編曲したショパンのピアノソナタop.35, タンスマン「大都会」、アディンセル「ワルソー協奏曲」、ルトスワフスキー「パガニーニの主題による変奏曲」を演奏されるそうです。

お近くの方は会場に足を運ばれてはいかがでしょうか!
あちこちで2台ピアノ作品が演奏されるコンサートが開催されていることを嬉しく思います。



アディンセル:ワルソー・コンチェルト/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18~第1楽章/他
アディンセル,ラフマニノフ,ショスタコーヴィチ,スクリャービン,アツモン(モーシュ),アシュケナージ(ウラジミール),アシュケナージ(ウラジミール),プレヴィン(アンドレ),マゼール(ロリン),オルティス(クリスティーナ),ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック

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2台ピアノの午後 ライネッケの午後 没後百年によせて

2010-05-08 02:35:41 | 日記

レイセク氏死去のショックからまだ記事の更新が出来ません。
チェコのレイスコーヴァさんに手紙の返事も出さなくてはいけないのに、言葉が見つかりません。

しかし、来週はもう次のコンサートです。今日はもう一度コンサートをお知らせします。

****
5月15日(土)
第119回 2台のピアノの午後 「ライネッケの午後~没後百年によせて~」

会場:月島ピアノアートサロン
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

ピアニスト 
益子 徹・西原 昌樹

ライネッケの午後
―没後百年によせて―

2010年は、カール・ライネッケの没後百年の記念年です。
ライネッケは、ドイツ音楽のよき伝統を継承しながら、重苦しさのない、
爽やかなロマンティシズムにあふれる名曲を数多く書き残しました。

私たちは、数年来、折にふれてライネッケの2台ピアノ作品を演奏してきました。
没後百年の記念年に開催する今回はライネッケの中期・後期作品に取り組むことと致しました。
名匠らしい円熟した筆致の光る、暖かく心なごむ音楽をお届け致します。

カール・ライネッケ
(1824-1910)

第一部

祝典序曲 作品148
クラインの劇「ゼノビア」の為の序曲 作品193
盛式序曲 作品223
(以上、全て作曲者による2台ピアノ版)

第二部

二重奏曲 変ロ長調 作品216a
2台のピアノの為の4つの小品 作品241

詳細はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/