ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

3月のコンサート 「紀元千年~ガブリエル・ピエルネ生誕150年によせて~」開催のお知らせ。

2013-02-28 01:26:19 | 日記

「2月は逃げる」の言葉通り、もう28日を迎えました。日も長くなり、冷たい風に震えながらも、春が間近に感じられます。

3月のコンサートは今年生誕150年を迎えるガブリエル・ピエルネの作品を取り上げます。ピエルネの作品は既に2008年9月6日に開催した「近代フランス名曲集」でもイルマシュの歌劇「サン・メグラン」による幻想曲と「タランテラ」を演奏しました。今回は全曲ピエルネ作品でのコンサートとなります。

2013年3月16日(土)開催!

第154回 2台のピアノの午後

紀元千年
― ガブリエル・ピエルネ生誕150年によせて ―
  
L'AN MIL
THE 150TH ANNIVERSARY OF GABRIEL PIERNE 2013
  
近代フランスを代表する指揮者、作曲家として活躍した
ピエルネは、2013年に生誕150年を迎えます。管弦楽曲など
種々の自作からの2台ピアノ編曲を取り上げます。
  
「紀元千年」は、知る人ぞ知る異色作です。近代フランス随一の
秘曲とも言われ、ピエルネの従来のイメージを大きく覆す作品です。
作曲者自身の2台ピアノ版を演奏できることを光栄に思います。
   
  
演奏曲
  
ガブリエル・ピエルネ [1863-1937]
  交響的序曲 作品10
  「サマリテーヌ」より前奏曲
  神聖なる行進曲 作品23
  紀元千年
   (作曲者編曲 2台ピアノ版)

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

****

ホームページ
http://pccpianoduo.webnode.jp/

ホームペ―ジ(2012年3月まで)
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http://cdbaby.com/all/pccpiano
twitter
https://twitter.com/pccpianoduo

ライブCD販売サイト
http://pccpianoduo.thebase.in/
****

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

フローラン・シュミット ユモレスク 作品43/ディオニソスの祭り 作品62 【連弾】
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

第153回 2台のピアノの午後 「トンプソン・イン・デュオ」開催しました。

2013-02-26 15:09:39 | 日記

寒い毎日が相変わらず続きます。春が待ち遠しいですね。

去る17日、第153回目となるコンサートでトンプソンの作品を演奏しました。

私たちのホームページやこのブログをご覧くださっている方はもうご存知ですが、初心者、入門者が音楽性の高い2台ピアノ作品を楽しむことは充分可能です。そのための作品も数多く存在し、楽譜の入手も出来ます。「2台ピアノは難しい」という考えはこのトンプソンの作品をご存じない方でしょう。独奏作品としても広く親しまれている教則本でも、2台目のピアノとの合奏を可能であることを証明しています。

「第一課程練習曲集」と「スタディーズ・イン・スタイル」は各曲が1分程度の小品ですが、独奏でも魅力的なメロディーに2台目のピアノが加わると、より一層豊かな響きになります。ぜひ、生徒さんと先生、親御さんとお子さん、お友達同士、兄弟姉妹で演奏を楽しんでください。

その次に演奏したのはバッハのインベンションにトンプソンが2台ピアノパートを加えたものです。どなたにもなじみのあるインベンションが2台のピアノでも楽しめます。そして、最後の2曲はトンプソンのオリジナルの2台ピアノ作品です。楽譜に書かれている音符からは想像できないほど、響いてくる音の厚みや、迫力、華やかさに驚かされます。その驚きがトンプソンがいかに日常的に2台ピアノの演奏に親しみ、過去の作品を研究して、気軽に取り組める作品を生み出そうとしていたかを教えてくれます。大作ではないこれらの作品だけで、交響曲のような勇壮感や哀愁あふれるメロディーを織り交ぜたトンプソンの優れた芸術性を多くの連弾、2台ピアノのファンの方に知っていただきたいです。

ホームページ
http://pccpianoduo.webnode.jp/

ホームペ―ジ(2012年3月まで)
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http.co://cdbabym/all/pccpiano

twitter
https://twitter.com/pccpianoduo

これまでの演奏会を記録したCD-rを販売していますが、現在評判のBASEに移行して行きます。
https://pccpianoduo.thebase.in/

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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

レスピーギ ピアノ連弾作品集
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

明日開催のコンサート

2013-02-16 13:53:39 | 日記

毎日寒い日が続きます。ブログに書こうとしている調べ物があって、少し更新が滞っています。

明日は本番です。トンプソンの2台ピアノ作品を演奏します。初心者、入門者、生徒と先生でも楽しめるトンプソンの2台ピアノ作品をお届けします。

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第153回 2台のピアノの午後 

2013年2月17日(日)開催!

トンプソン・イン・デュオ
― ジョン・トンプソン没後50年によせて ―
   
JOHN THOMPSON IN DUO
2013 - FIFTY YEARS SINCE HIS DEATH
  
ジョン・トンプソンのピアノ教本は、没後50年を迎えた現在でも
質の高い優れた教材として世界中で広く活用されています。
  
トンプソンは2台のピアノによるレッスンを強く推奨し、自身の
教材に、素晴らしい第2ピアノパートを書き加えました。
  
2011年にご紹介した「ジョン・トンプソンの世界」に続き、さらに
多彩で魅力的なトンプソンの作品群をそろえました。
    
   
演奏曲
  
ジョン・トンプソン [1889-1963]
  第一課程練習曲集 (2台ピアノ版)
  スタディーズ・イン・スタイル (2台ピアノ版)
  バッハの5つのインベンション (2台ピアノ版)
  コンチェルティーナ ホ短調 (2台ピアノ)
  コンチェルト ニ短調 (2台ピアノ)

開場 15:15 開演 15:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

ホームページ
http://pccpianoduo.webnode.jp/

ホームペ―ジ(2012年3月まで)
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http.co://cdbabym/all/pccpiano

twitter
https://twitter.com/pccpianoduo

これまでの演奏会を記録したCD-rを販売していますが、現在評判のBASEに移行して行きます。
https://pccpianoduo.thebase.in/

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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

ワーグナー=レーガー オペラ名曲集 [2台ピアノ版]
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

ミハイル・シ―シキン「手紙」

2013-02-16 13:49:27 | 日記

音楽のブログではありますが、折に触れ読んだ本のことを書いて来ました。音楽に関わる物語が多く存在するからです。最近あちこちで名前を目にすることも多かったミハイル・シ―シキンの「手紙」を読み終わりました。いつも通り、内容に関しては他のサイトで見てもらうか、実際に読んでもらうしかありませんが、どうしても書き残しておきたい部分がありました。

男女二人の手紙のやり取りで綴られる作品の中盤で女性が書いた手紙の中に母親の二人目の夫を紹介する文章があります。

「その人はずっと昔、ごく若い頃に、自分で作曲した交響曲を有名な作曲家に送ってみた。返事はなかった。その後、コンサートで聴いた新曲に、自分の曲が使われていた。-それ以来、何もしないことで人類に復讐していた。バレエ教室で伴奏を弾くバイトをして、凍えた手をストーブで温めながら。」

この一文を読んで、「残念な出来事」というタイトルで書いたAさんのことをまたもや思いだしました。「二人のキャプテン」に続いてまたもやロシア文学によって喚起されたのです。古今東西で私たちの身に起きたようなことが、人の心を踏みにじることを厭わない人間によって繰り返されて来たのですね。本人の無知と非常識によって私たちのプログラムとそっくりなコンサートを企画・開催したこともひどいのですが、そのことを指摘したら、「どこが悪いのか分からない」と返事を寄こした上、今になっても正式な謝罪も反省の言葉も届きません。「良識ある」、この言葉はAさんやその周囲の人がよく使っている言葉なのですが、良識がある人ならば、こちらからの指摘を受けた時点で、コンサートの曲目変更、もしくは中止をするでしょう。ところが、プログラム内に私たちの活動で知り得た情報に触れることもなく、強行開催したのです。

鈍感で厚顔無恥な人に釈明を求めても無駄でしたが、常に心の片隅にこの出来事は消えずに残っていました。そして、こうして優れた文学作品中に似たような体験が紹介されていること、また最近のスポーツ界での「隠ぺいはやめよう」の風潮もあり、ここに改めて書き記しておきます。二度と私たちが受けた悲しむべき出来事を他の誰もが体験しないように。Aさんには、「コンサートを開催してしまったことはまだなんとか許せるけれども、その後の対応の悪さ、無視を決め込んでいることは恥ずかしいことですよ」と言いたいのです。ただ、Aさんは都合が悪くなると「記憶にない」「お忘れ下さい」と繰り返すので話し合いにもなりませんでした。いつか、このブログで氏名を公表するしかないでしょうか。このブログをAさんの指導者に読んでいただいた方がいいかもしれません。

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インターネットの普及で特に日本では読書をする人が減り、書店が年々減少しています。それにもかかわらず、世界中で読みごたえのある本が出版されていて、日本語に翻訳されています。ここに紹介したシ―シキンの「手紙」もそうですが、ヤスミナ・カドラ「昼が夜に負うもの」、アミタヴ・ゴーシュ「ガラスの宮殿」、ロベルト・ボラーニョ「2666」などなど、読み応えのある作品を最近知りました。どうぞ、たくさんの本を読んでください。