ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

youtubeの再生回数

2011-10-23 16:16:22 | 日記

私たちの演奏をyoutubeにアップロードを始めて4年が過ぎました。先日その全ての再生回数が50万回を超えました。メジャーな音楽家ではない私たちの演奏を世界中の方々が聴いてくださていることは、とても光栄で、嬉しく思います。

youtubeのトップページです。

http://www.youtube.com/pccpianoduo?feature=mhsn

このyoutubeを通じて届けられたメッセージが私たちの演奏活動を支えられたことは間違いありません。バンコクでのコンサート開催に結びついたり、原智恵子さんの御親戚からご連絡をいただいたり、驚くばかりの交流も数多くありました。これからも、コンサートの実際の演奏を広く皆さんに聴いていただけるように映像をアップロードして行きたいと思います。

私たちのHPはこちらです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

フローラン・シュミット ユモレスク 作品43 ディオニソスの祭り 作品62【連弾】
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

初心者、入門者、生徒さんのための連弾楽譜 「サルーンのピアノ」

2011-10-13 03:13:56 | 日記

今月は私たちのシュミットの連弾楽譜も出ましたが、音楽の友社よりアンリエット・ピュイグ=ロジェ先生の連弾ピアノの楽譜が出版されました。

サルーンのピアノ
生徒と先生の4手による楽しい毎日の練習

http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=440540

ピュイグ=ロジェ先生のご令嬢のポリーヌ・ピュイグさんが小さな子供だった自分のために作曲されたこの作品に素敵な序文を寄せていらっしゃいます。

“なんという喜びだったろう。幼いピアニストがわずかな力で、リズミカルで踊りたくなるような音楽を作りだすのに参加するということは!” 

ピュイグ=ロジェ先生のお言葉も引用されています。
「私は生徒たちに、“4手連弾”をすることをおすすめします。演奏しながらパートナーの音を聴き、同時に自分の音を聴く、このことは極めて重要で、できるだけ早く習いおぼえなければなりません。テクニックの問題にとりつかれたようになってはいけません。もし、われわれが子供たちに、嫌々する仕事のように機械的な手習い仕事を強制しなければ、テクニックはより良く、より早く解決するでしょう。頭の良さと敏感さとが、指を敏捷にし、感受性豊かにするのです。もし、子供が合奏する喜びを、そしてさらに上達する喜びを前もって期待するようになれば、仕方なくするのではなく、細心の注意深さをもって、練習に必要な時間に打ち込んでいくことでしょう」

なんて素敵な言葉でしょうか!残念ながらこのような言葉を目にする機会がないまま、「初心者向けの連弾作品は少ない」「連弾や2台は難しい」と思いこんだまま日々を過ごしている方もネット上では見受けられます。「連弾や2台ピアノは重要ではない」などという発言はあってはならないことだと思います。

この記事を読んで初めてこのような連弾楽譜のことを知った方、是非もっと数多くの初心者向けの連弾のみならず2台ピアノの作品や楽譜が存在することを、理解、認識してピアノのアンサンブルの楽しさを知ってください。

****

過去の重要な記事を採録しておきます。忘却されないように時々再掲載して、より多くの人に読んでもらいたいと思います。

***
日本人の作曲家による2台ピアノ作品です。ピアノ合奏に関するまえがきが素晴らしいです。ピアノ連弾や2台ピアノは素晴らしい音楽であることを紹介しています。


1冊目は昭和60年に東京音楽書院から発売された坪根春枝さん監修の「2台のピアノによるグルリットアルバム」です。

はじめに

発表会も終りに近づいて、高学年の方達が、二台ピアノやコンチェルトを弾かれるのを、うらやましく、又、一寸退屈しながら聞いた方は、多いのではないでしょうか。
この本は、ピアノをはじめたばかりの方でも、音楽界でできるように、ツェルニー100番
程度の曲を集めてみました。
二台ピアノは、連弾よりもずっと華やかな音で楽しめます。相手に迷惑をかけないように
、一生懸命に練習をするでしょうし、演奏者が離れているので、よく聞き合わなければならず、二台の音がぴったりとあった時のよろこびで、ピアノの練習も楽しくなると思います。
この本では、今、ピアニスト、ピアノの先生として活躍中の方々が、10~20年前、中学・高校時代に、二台ピアノ用に書いて楽しんだ曲もまぜて出版することにしました。音楽的には、幼い面もあるかわりに、心から楽しんだ若さがあると思います。
皆さんも、ピアノのレッスンに通い、宿題だけをするのではなく、仲間と好きな時に、もう一台分を書き添えて、楽しんでみたらいかがでしょうか。
ピアノが二台ない場合は、近頃売られている電気のキーボードを使うことをお勧めします。
せまいところでも使うことができる上に、色々な音色も楽しめます。あなたの今後の発表会にお役に立てば幸いです。
                                坪野春枝

この本に作品をのせた方は須田さゆりさんです。

****
2冊目は昭和57年に共同音楽出版社から出版された酒田富治さん監修の2台のピアノの為の「こどものピアノ二重奏曲(3)」です。



まえがき

ー2台のピアノによる合奏の楽しさをー

ピアノ連弾の楽しさを経験したこどもは、2台のピアノで演奏する合奏に強い興味を示します。この機をとらえて、合奏をさせますと、音楽に対する喜びと楽しさは、一段と深くなります。
こどものそうした欲求に応じ、初期の中から巾広い演奏経験をもたせたいと念願していましたが、いままでに出版されているものには、国の内外を問わず、初期での二重奏曲は、連弾以上に見当たりません。
そこで、連弾曲の場合と同じように、初歩の段階から弾ける、易しくて面白い二重奏曲と念願して編曲したものの中から、更に厳選し、整理編集したものが本書です。
本書では次のことに留意しました。
(1) 大譜表を使用する段階の程度から演奏できます。
(2) I(第1ピアノ)と II(第2ピアノ)が同じ程度に編曲したもの。ーこれらの曲は、連弾と同じように、I ・II交代で演奏します。
(3) I ・IIが同じ程度でなく編曲したものーこれは、程度が少し違う子供でも二重奏が楽しめるようにとの配慮からです。
(4) 1つの楽曲を独奏で、連弾で、二重奏でといろいろな形を通して味わえるようにと、「こどものピアノ曲集」や「和音から入るピアノの本」「子供の連弾」などの曲を多数取り入れました。

昭和57年 早春
                             酒田富治

***

「残念な出来事」より

私の体験した残念な出来事をご紹介しようと思います。
実は長い間公開するべきかどうか悩んでいました。

私達のコンサート活動は当初よりたくさんの人たちとの交流によって成り立っています。それは過去の履歴をご覧になっていただければ一目瞭然です。ほとんどすべての人がピアノ連弾、2台ピアノの音楽に対する私達の思いをきちんと理解してくださっています。

その中のある方(Aさんとします)がある日発表したコンサートのプログラムが私達のコンサートと曲目が似ていたのです。私たちの活動と関わっていなければ存在も知らなかったはずの楽曲もプログラムに入っていました。そのことについて事前に一言の相談も連絡もありませんでした。

そのAさんに「どうしてひとことも相談がないのですか?非常識ではありませんか?」と問い合わせたところ、「HPで公開もして、自主製作のcd-rも発売されている楽曲を使ってのコンサートの内容が似ているからと言って問題があるとは思いません」とのなんともピントの外れた頓珍漢で信じられない返事が届きました。数度のやり取りで常識を説明しても「お怒りの理由がどうしてもわからないのです」と言われた私は楽譜の代理店に利用規約を送ってもらい、やっと一番貴重な楽譜だけは返却してもらいました。でも、それ以外の楽曲の話も含めて謝罪の言葉も反省の態度も見せてもらえませんでした。

そのコンサートが終了したので、「プログラムを見たいので送ってください」と再度連絡をしたところ、「送るほどの内容ではありません」という返事でした。私はそれまでのやり取りを考えたら、そのコンサートの簡単な報告をする気遣いもない言葉に驚きました。私たちはプログラムだけでなく、録音も協力してくださった関係者には送っています。仕方がないので他の方から当日のプログラムを入手しましたが、コンサート開催に至った経緯や私達の活動については一言も触れられていませんでした。

業を煮やした私はメールのやり取り全てを添えて、Aさんの職場に内容証明郵便を送りました。当人に連絡をしても「お忘れください」「思い出せません」との言葉を繰り返すので、話し合いを持つことすらできなかったからです。その後、何度かメールを出しても返信がない状況になり、仕方なくAさんの知人のブログに「何度メールを出しても返信が来ないので連絡をしていただけないでしょうか?」と書き込みをしてやっとの思いで連絡をもらえました。

これは余りにもひどい態度ではないでしょうか。その年は一年を表す漢字が「偽」だったので、私はAさんに「謝罪も反省の言葉もないあなたには「偽」の漢字がとてもよく似合う。自分の行動を顧みない鈍感な人は音楽活動には全く向いていないのだから謹んでください」と申し伝えました。この私の発言は非常識でしょうか?Aさんの返事は「人の性格についてあれこれと。あなたは本当に素晴らしい人なんですね」という捨て台詞でした。

どうにもならないので相談した諸機関です。
○○○教育委員会
○○○新聞社
日本音楽著作権協会
丸善
全日本ピアノ指導者協会・ピティナ
○○○法律事務所

どなたも「本当にそんなことをする人がいるんですか?」「常識的にはそのようなコンサート開催についてひとこと挨拶をするのが普通ですが、それをしなかったからといって取り締まる法律はないんですよ」「悪いことをしたと気づいてないところが問題ですね」などという回答でした。「これからの音楽家のためにきちんと公開したほうがいいですよ」との言葉もいただいたので、公開の最善な形を模索してきました。

最初はAさんの指導者に直接電話をして、この出来事についてご相談をしようかと思いました。でも、どんな形であれ、直接連絡をして事実を告げても見知らぬ人間の言葉を信じてもらえないかもしれませんし、電話の会話を録音して証拠として残しても心証は悪くなるだけです。かといってこの一連の出来事をなかったことにするわけにもいきません。

いつか法律が変わって、コンサートの内容に関する知的財産権が確立されたら、裁判で争いたいほどです。そうすれば、ここでは書けないような出来事も第三者の立ち会いのもとで証言することが出来るからです。こうしてブログに書いたことでどんな反応があるか不安ですが、事実しか書いていませんので、どんな反応があってもこちらでご紹介したいと思います。

私はAさんの周囲のかた、指導者や先生や関係者にお尋ねしたいです。
Aさんが私達の企画と似ているコンサート開催について相談を受けた方で、どなたか「先方にちゃんと挨拶をしましたか?」「先方から苦情が来たなら、きちんと謝罪をしましょう。そして、このコンサートを延期か中止して、ゼロからアイディアを練り直しましょう。それが常識です」と教え諭す人はいらっしゃらなかったのでしょうか?もし、Aさんと私が逆の立場でAさんが「大事な企画を真似された。先方から謝罪も反省もない。傷ついているけど、どうしていかわからない」と相談を受けたら、どのような言葉をAさんにかけますか?その言葉を私に教えてください。それとも、いつまでも気にしている私が非常識でしょうか?

何度もこのブログで書いてきましたが、楽譜や演奏については著作権があり、私達は間違いのないように諸機関に相談しながら活動を続けています。些細なことでも気が抜けません。お問い合わせいただいた方の中には「なんて冷たい返答だろう」と思われた方もいらっしゃるかも知れません。でも、残念ながら上記のような経験がある以上、神経質な対応を取らざるを得ないのです。

幸いなことに私たちは日々世界中の音楽家との交流が増えています。その中で、やはり私が体験したようなことを嘆いていらっしゃる音楽家とも出会いました。ラモーの作品を2台の鍵盤楽器に編曲されたアメリカのジョンソンさんも「地元のコンサートで私の作品を私の名前を出さずに演奏した人がいることを友人に知らされて、とても悲しかった」とおっしゃっていました。また、昨年お会いした音楽家の方も「あるピアニストは私の作品を連絡もしないで演奏した。ひとことでいいから連絡が欲しかった」と嘆かれていました。

今は国の距離や言葉に関係なく、どなたとも簡単に連絡をとれる時代です。全ての音楽家はどこかでつながっています。不誠実な行動はあっという間に世界に広がります。この体験を良い反面教師にして、視野を広く持って、優れた音楽とめぐり合う機会を自分から閉ざすことのないように、独りよがりではない音楽の知識と愛情と一般常識を持って、これからの活動も続けていきたいと思います。

*****

私たちのHPはこちらです。
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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

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レスピーギ ピアノ連弾作品集
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11月のコンサート

2011-10-12 03:26:25 | 日記

私たちが楽譜との出会いを非常に大切にしていることは何度もお話ししている通りです。以前に書いた「残念な出来事」で起きたような出来事は今でも信じられません。今もって謝罪も反省の言葉もありません。それは、またあらためてお話しする機会を持つとして、昨日の夕方東欧から荷物が届いた旨、UPSから電話がありました。注文していた楽譜が無事に届いたのでしょうか。荷物を受け取るのが楽しみです。

ところで、楽譜探索は日常的なことなのですが、今日楽譜ショップのarezzoで私たちがプリズム社から出版したチェルニーの「2台のピアノのための40番速度練習曲299b」が発売されているのを見つけました。海外のチェルニーファンやピアノの先生や生徒さんが購入してくださっていると思うと嬉しいです。

http://www.di-arezzo.com/france/partition/partition+classique/m%C3%A9thode+de+musique/partition-pour-piano/PRHYT00035.html

閑話休題。

11月のコンサートの内容が決まりました。5日のバンコクでのコンサートを終えた後、ドイツのバロック時代の作品を2台ピアノでご紹介いたします。

第138回 2台のピアノの午後

11月20日(日)

会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)

開場 14:15 開演 14:30

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

ジャーマン・バロック・トレジャリーズ
GERMAN BAROQUE TREASURIES
  
   
18世紀のドイツでは、バッハやヘンデルのほかにも多くの作曲家が活躍し、
2台チェンバロのデュオのためにも優れた楽曲が競うように生み出されました。
  
往時に各々に盛名をはせた4人の名匠たちが、2台の鍵盤楽器のために
書き下ろしたオリジナル作品は、そのままモダンピアノで演奏できます。
  
対話と協調、機智と愉悦にあふれる彼らの音楽は、300年の時を経ても
瑞々しい魅力をたたえ、現代の私たちの耳にも新鮮に響くことでしょう。
   
   
ヨハン・マッテゾン [1681-1764]
2台のチェンバロのための組曲 ト短調
  
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス [1713-80]
2台のチェンバロのための協奏曲 イ短調
  
クリストフ・シャフラート [1710-63]
2台のチェンバロのための二重奏曲 ハ長調
  
ヨハン・ゴットフリート・ミューテル [1729-90]
2台のクラヴィーアのためのソナタ 変ホ長調 

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

是非会場に足をお運びください。

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私たちのHPはこちらです。
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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

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ワーグナー=レーガー オペラ名曲集 [2台ピアノ版]
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第137回 2台のピアノの午後 「リスト 交響詩の午後(下)」開催しました。

2011-10-11 02:48:42 | 日記

10月9日、無事に第137回 2台のピアノの午後 「リスト 交響詩の午後(下)~リスト生誕二百年に寄せて~」を開催いたしました。

今回で3回目となる「リスト 交響詩の午後」です。これで全12曲を演奏したことになります。特に今回の4曲の壮大なスケールはこれまで演奏してきた全ての曲を上回るものがありました。2台のピアノで出せる最大限の迫力を楽譜に記したリストの力量のなせる技です。これらの12曲をまとめて演奏している演奏会はなかなか見当たらないので、非常に貴重な企画となりました。しばし浮世を忘れて歴史と文学と神話の世界を2台のピアノの音楽を通じて楽しむことが出来ました。12月に今年4度目のリスト作品を取り上げるコンサートを予定しています。

コンサートのプログラムより

私たちのHPはこちらです。
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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

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サン=サーンス 動物の謝肉祭/デュエッティーノ/死の舞踏/子守歌[連弾]
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シュミット連弾楽譜発売開始!

2011-10-08 14:05:28 | 日記

本日8日はシュミットの連弾楽譜の発売日です。シュミットのピアノ作品の国内版発行第1号となります。シュミットの連弾作品は数多くありますので、これからも折に触れ出版されていくと思います。出来うるならば、それらの楽譜出版にも関わって行けたらと思います。

チェコのブルノのヤナーチェク音楽院にも「プラハ音楽だより」のCD-rをお送りしました。きちんと内容を聴いていただいた上で音楽院の図書館に所蔵されることになりました。昨年「ヴラスチミル・レイセクの世界」もお送りしていますので、これで私たちの2枚のCD-rがブルノの音楽好きの方々に自由に聴いてもらえます。

既にお知らせしたように、パブロ・シーグレル氏が来日されています。本日もこの時間レクチャーコンサートを開催中です。シーグレル氏は日本国内をあちこち回られますので、ご興味のある方はこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/pccpiano/e/4173177b85bb183554b20cbeda4efd78

そして明日は本番です。リストの「交響詩」12篇を2台ピアノでお送りする3回目の回です。リスト本人の手になる2台ピアノ版の優れた音楽性は演奏を聴いているみなさんを壮大な物語の世界へといざないます。どうぞお楽しみください。

****

第137回  2台のピアノの午後 

リスト 交響詩の午後(下)
―生誕二百年に寄せて―
  
MATINEE WITH LISZT'S SYMPHONIC POEMS (III)
2011 FRANZ LISZT BICENTENARY
  

後援 社団法人ピアノ指導者協会


2011年10月9日(日)
開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円
  
フランツ・リストの生誕二百年の記念年に寄せ、12篇の交響詩を作曲者自身の
手がけた2台ピアノ版でお届けするシリーズも、今回が最終回となります。
 
リストの交響詩群は、終盤に近づくと、先進的な和声法や斬新な音響効果への
実験的な探究がいっそう顕著にあらわれています。
  
「ハンガリー」で父祖の地への思いを結晶させたリストは、ついには連作の掉尾を
飾る「理想」に到って、詩聖シラーの綴った、多感でひたむきな青年像に寄せる
圧倒的な共感と感動を壮大な規模で描ききりました。
  
2台ピアノ版は全12篇で数百ページにも及びますが、最後の一音に至るまで
作曲者の特別な思い入れが強く感じられます。壮年期のリストが独自に到達した
境地の高みの片鱗なりともお伝えできれば幸いです。
  
  
フランツ・リスト
 12の交響詩 より
   ハンガリー
   ハムレット
   フン族の戦い
   理想
  (作曲者による2台ピアノ版)

ピアニスト

益子 徹(写真左) ・ 西原 昌樹(写真右)

 

私たちのHPはこちらです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

 

 

フローラン・シュミット ユモレスク 作品43 ディオニソスの祭り 作品62【連弾】
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

井上二葉さんのピアノ独奏会

2011-10-06 11:58:52 | 日記

今夜は浜離宮朝日ホールで井上二葉先生のピアノ独奏会が開催されます。

シュミットの連弾楽譜の出版のために井上二葉さんと金澤攝さんにご助言を仰ぎました。お二人のシュミットの音楽への理解と愛情には私たちも多大なる影響を受けました。心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。お二人には完成した楽譜をお送りいたしました。

 

私たちのHPはこちらです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

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ホルスト 惑星 作品32 [2台ピアノ版]
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嬉しい出来事

2011-10-05 02:14:29 | 日記

今年は秋を飛び越して急に冬がやって来ているかのような陽気です。体調管理が大変です。 出版社からシュミットの楽譜が出来たとの知らせがあり、完成した楽譜を手にすることが出来ました。店頭には8日に並ぶ予定です。
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GXS01088052

この楽譜のことをブラスバンドをやっている友人に話したところ「ディオニソスの祭りをピアノで!?どうやってあの曲をピアノで弾くんだ?」と気軽に話したこちらが驚くくらいの反応がありました。吹奏楽の世界では重要で有名な曲であることは知っていましたが、「この楽譜を吹奏楽仲間に見せたら、皆大騒ぎするよ」とのピアノ界ではあまり聞いたことのない答え。ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団のことや、演奏が大編成であること、80年代に彼の地区のある高校が「ディオニソスの祭り」を演奏して一大センセーションを巻き起こしたことなど、熱く語ってくれました。「その楽譜、ピアノのコーナーより吹奏楽のコーナーに置いた方が売れるかもよ」とのアドヴァイスまでもらえました。シュミット本人が連弾版に編曲したことも驚きの要因であったようで、各々の楽器をどのようにピアノの音に置き換えてあるのかが非常に興味深い対象となるようです。

フローラン・シュミットの作品はシャルル・ケクランの作品と共に2004年4月7日に「アルデンヌの山羊と狼」と題したコンサートで取り上げました。

ケクラン:

小品集作品208より(ソロ),組曲作品6(2台),組曲作品19(連弾),

シュミット:

子供たち(ソロ),5つの音で(連弾),旅の数葉(連弾),ラプソディ作品53(2台)

このコンサートには熱心なシュミットファンの方がいらっしゃいました。7年も前のことですが、この企画をとても喜んでくださいました。この連弾楽譜もどこかで手にとって、私たちのことを思い出してもらえればとても嬉しいです。

そして、夜遅い時間でしたが、タイ国から嬉しい便りが届きました。私たちがバンコクでコンサートを開くことになった経緯は以前このブログでもご紹介しました。私たちのyoutubeの映像と演奏を聴いて連絡をしてくれたタイ人少年ピアニストが、先週日本で開催された国際コンクールのピアノ部門で大勢の日本人も参加している中、見事「1st Prize」に輝いたのです!弟君もEspoir Prizeとなる兄弟揃っての快挙です。もしかしたら、このお知らせはまだ日本にいる間に送られたものかもしれません。

彼らは本国タイのみならず、モスクワのテレビに出演したり、ニューヨークのカーネギ―ホールでのコンクールに参加したりしているほど経験豊富なので、「1st Prize」も格別驚く出来事ではありません。コンクールに入賞したことで浮ついたり、自惚れたりして音楽への取り組みが歪んでしまうことなく、立派なピアニストとして世界中を演奏旅行で飛び回る日が来ることを願って止みません。訪タイした私たちを暖かく歓待してくださったご両親とロシア人のピアノの先生は彼らを、練習時にはとても厳しく、普段の生活では優しく見守っています。彼ら二人がご自宅で私たちのために連弾で披露してくれたワレり―・ガヴリーリンの「タランテラ」の演奏も忘れられません。

こうして私たちの周囲で、皆さんが音楽に真剣に取り組み、それぞれの道を進んでいることを実感することはとても幸福で光栄なことです。私たちも彼らに負けないように自分たちの演奏活動にしっかりと取り組んで行きたいと思います。

***

私たちのHPはこちらです。
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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

 

チェルニー 2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲) Op.299b
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プリズム

第137回 2台のピアノの午後 来週開催!

2011-10-02 14:00:13 | 日記

来週の日曜日はコンサート本番です。リスト生誕二百年の企画となるリストを取り上げる3回目の「交響詩の午後」です。全12篇の楽譜が入手できたのも幸運でした。作曲家自らの手による2台ピアノ版です。リストも日常的に2台ピアノでの演奏を楽しんでいたことがこの作品群からよく伝わってきます。2台のピアノの掛け合い、音の融合、豪快な響き、全ての要素を備えた作品群をお楽しみください。

***

第137回  2台のピアノの午後 

リスト 交響詩の午後(下)
―生誕二百年に寄せて―
  
MATINEE WITH LISZT'S SYMPHONIC POEMS (III)
2011 FRANZ LISZT BICENTENARY
  

後援 社団法人ピアノ指導者協会


2011年10月9日(日)
開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円
  
フランツ・リストの生誕二百年の記念年に寄せ、12篇の交響詩を作曲者自身の
手がけた2台ピアノ版でお届けするシリーズも、今回が最終回となります。
 
リストの交響詩群は、終盤に近づくと、先進的な和声法や斬新な音響効果への
実験的な探究がいっそう顕著にあらわれています。
  
「ハンガリー」で父祖の地への思いを結晶させたリストは、ついには連作の掉尾を
飾る「理想」に到って、詩聖シラーの綴った、多感でひたむきな青年像に寄せる
圧倒的な共感と感動を壮大な規模で描ききりました。
  
2台ピアノ版は全12篇で数百ページにも及びますが、最後の一音に至るまで
作曲者の特別な思い入れが強く感じられます。壮年期のリストが独自に到達した
境地の高みの片鱗なりともお伝えできれば幸いです。
  
  
フランツ・リスト
 12の交響詩 より
   ハンガリー
   ハムレット
   フン族の戦い
   理想
  (作曲者による2台ピアノ版)

ピアニスト

益子 徹(写真左) ・ 西原 昌樹(写真右)

 

私たちのHPはこちらです。
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ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調 作品3-2「鐘」 [ピアノソロ/2台ピアノ(作曲家自身によるアレンジ版)]
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プリズム

i-padで譜めくり

2011-10-01 03:27:36 | 日記

早いもので10月に入りました。来週の日曜日には第137回目の「2台のピアノの午後 リスト交響詩の午後(下)」を開催します。
最近はコンサートの告知もtwitterやtweetviteに移行していますが、こうした告知を目にされる方の人数がこれまでとは比較にならないほど増えています。海外の方もご覧になられるので出来るだけ英語も併記しています。以前、英語版のチラシを作って配布したことがあります。チラシをご覧になられた白人ご一家が大勢で会場にいらしてくださいました。日本に滞在している外国人の音楽ファンへのコンサートの告知方法もあれこれ試行錯誤しています。

http://twitter.com/#!/pccpianoduo


http://tweetvite.com/event/dcuf

ところで、ウラディーミルとヴォフカのアシュケナージ親子が日本や中国で2台ピアノのコンサートツアーを行っています。残念ながら聴きに行くことはできませんでしたが、ヴォフカ編曲の「はげ山の一夜」が興味深いです。こうして、また一つ新しい2台ピアノ作品が世に送りだされて行きます。そして、聴きに行かれた方々のブログに驚嘆の声で書かれていたのがヴォフカ氏は「i-pad」を譜面として使っていたそうです。父親のウラディーミル氏は普通の楽譜だったそうです。そして、「ヴォフカ氏の譜めくりをしていた女性はウラディーミル氏のめくりの方の倍、立ったり座ったりしていた」そうです。サイズはかなり小さいと思いますが、知人のピアニストは「譜面はB5サイズで十分」と話していましたので、個人差はあるでしょう。スポーツの場でも活躍している「i-pad」はピアノの譜面台でも活躍を始めているようです。

***

私たちのホームページです。

http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

クレメンティ=リーデルの2台のピアノのためのソナチネ ミュッセより販売中!
http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

シュミット連弾楽譜10月8日発売予定!

フローラン・シュミット ユモレスク 作品43 ディオニソスの祭り 作品62【連弾】
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