ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

来週のコンサートのポスターを作りました。

2014-04-09 11:56:15 | 音楽

早いもので桜も散りました。でも、夜はまだまだ冷え込みます。来週の土曜日はもう次のコンサートです。リックルの作品を初めてご紹介します。どうぞお楽しみください。

2014年4月19日(土)開催

第166回 2台のピアノの午後 

アルプスの雪より白く
― マイアベーア没後150年によせて ―
   
WHITE AS THE SNOW OF THE ALPS
   150 YEARS SINCE THE DEATH OF G. MEYERBEER
   
ジャコモ・マイアベーアは、グランドオペラの帝王として19世紀に
一時代を築きました。人々を熱狂させた斬新な音響と舞台効果は、
現代の映画音楽やミュージカルを百年も先取りしたものといえる
かもしれません。代表作のハイライトをメドレーでたどります。
   
演奏曲
   
カール・ゲオルク・リックル [1801-77]
  マイアベーアの「悪魔のロベール」の回想
   (第1ポプリ、第2ポプリ、第3ポプリ)
   
カール・ゲオルク・リックル
  マイアベーアの「ユグノー教徒」の回想
   (第1ポプリ)

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

****

ホームページ
http://pccpianoduo.webnode.jp/

ホームペ―ジ(2012年3月まで)
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これまでの演奏会を記録したCD-rを販売していますが、現在評判のBASEに移行して行きます。
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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

チェルニー 2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲) Op.299b (Prhythm piano scores)
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プリズム

第160回 2台のピアノの午後 「クラーマー=ナポレオン(II)~出版百年によせて~ 」を開催しました。

2013-09-23 16:53:25 | 音楽

秋分の日の今日、9月23日に第160回目となる2台のピアノの午後を開催しました。

今回はクラーマーの練習曲の43番から84番までを演奏しました。練習曲の後半は難曲になることが多いのですが。このクラーマーの練習曲も例外ではありません。クラーマーの作品の2台ピアノ版としても作られたナポレオンの練習曲も同じく難曲になっていますが、その音楽性と想像力もますます豊かさを増しています。今回演奏した84曲のどれもが1曲ごとに取り上げても問題のない作品で、特に後半には発表会で弾いても弾き映えのする、ロマンチックな曲が多くありました。できることならピースの楽譜としても販売したいほどです。

今回、誰のものとも言えない不思議な力と因縁でこの素晴らしい84曲を全曲演奏することができたことを光栄に思います。この作品から受け取った音楽の豊かさと2台ピアノのアンサンブルの楽しさは今後の活動の活力源となりました。まだまだ世界のどこかに素晴らしい作品が演奏されるのを待っていることでしょう。より多くの作品と巡り合えるように、日々の暮らしを精進しながら過ごしたいと思います。

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ワーグナー=レーガー オペラ名曲集 [2台ピアノ版]
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2台のピアノの午後 「名曲の花束2013」を開催しました!

2013-05-20 15:27:20 | 音楽

昨日5月19日の日曜日無事に第156回目となる2台のピアノの午後「名曲の花束2013」を開催いたしました。

今年記念年となる音楽家の作曲・編曲作品を集めました。

今年生誕150年となるイシドール・フィリップは2台ピアノへの編曲作品を数多く手掛けていて、これまでに私たちもたくさんの作品を演奏してきました。今回はその中からバッハのトリオソナタの2台ピアノ編曲版を演奏しました。2台のピアノの演奏にもかかわらず、うるさくなり過ぎず静かに心に沁み入る音の響きは、日常的に2台ピアノのアンサンブルに親しんできた音楽家の手腕によるものです。largoの清浄なメロディ―はこの日常生活の煩わしさを忘れさせてくれるようです。

続いて共に生誕200年のワーグナーとヴェルディの音楽をお届けしました。同年生まれでお互いに影響しあった二人は「両雄並び立たず」の言葉とは裏腹に、二人揃っている写真も数多く残されています。昨年生誕150年だったドビュッシーの編曲による「さまよえるオランダ人」の序曲の2台ピアノ版は、絢爛豪華なワグナーの世界を余すところなく描写しています。今年生誕150年のガブリエル・ピエルネの編曲による「アイーダの賛歌、行進曲、舞曲」はこれまた2台ピアノ作品を数多く残したピエルネらしい楽しい編曲に仕上がっています。誰もが耳にしたことこのある「行進曲」はオペラの舞台へ聴く人をいざないます。

コンサートの後半は20世紀に活躍した師弟作曲家の作品をお届けしました。今年没後50年のドイツ人パウル・ヒンデミットの「2台のピアノのためのソナタ」は近未来的で機械的な響きが前半の音楽と対照的です。SF映画を見ているような音楽は1942年に作られました。そのヒンデミットが亡命したアメリカでの高弟(映画監督ジョージ・ロイ・ヒル等)の一人、ノーマン・デロ=ジョイオは2008年亨年95歳で死去。今年生誕100年です。1941年から学んだ師のヒンデミットのアドヴァイスを守り、前衛的な音楽の中に抒情性の溢れた作品を残しています。デロ=ジョイオの作品は存命中の2006年11月の「アメリカン・クラシックス」で「オン・ステージ」を取り上げたことがあります。

今回はバッハから21世紀まで生きた作曲家の作品を2台ピアノでお届けしました。このように幅広い時代の音楽を並べることで、2台ピアノ作品の奥深さがなお一層皆さんに伝わったのではないでしょうか。偏った知識と思いこみだけで音楽を聴いたり演奏している人はまだまだ多いのが現状ですが、今回一つのコンサートであらゆる時代を通じて生き続ける音楽をご紹介することが出来て嬉しく思います。これからもたくさんの作品を取り上げて行きたいと思います。

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ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版
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5月のコンサート 「第156回 2台のピアノの午後」 開催します。

2013-05-08 02:54:32 | 音楽

ゴールデンウィークも終わり、風薫る5月を満喫したいのですが、あまり天候が安定しません。けれど、気分も新たに先月オープンした歌舞伎座に行って坂東玉三郎の「京鹿子娘二人道成寺」を幕見席で観賞してきました。美しい衣装、幽玄な舞い、何よりも邦楽の素晴らしい演奏を堪能することが出来ました。

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今年もたくさんの音楽家の記念年に当たります。エルネスト・ナザレーもその一人です。ブラジルでは記念のコンサートがたくさん開催されているようです。ヴェルディやワグナーもさまざまな形で取り上げられています。

私たちは次回のコンサートで今年記念年を迎える音楽家を集めてみました。

2013年5月19日(日)開催

第156回 2台のピアノの午後

「名曲の花束 2013」
MASTERPIECES OF 2013 ANNIVERSARY
COMPOSERS & ARRANGERS
   
2013年に記念年を迎える作曲家や編曲者による作品を
オムニバス形式でお届けします。ダブル・アニバーサリーと
なるヴェルディ=ピエルネや、ヒンデミットとデロ=ジョイオの
師弟コンビなど、多彩な顔ぶれの名曲が集まりました。
   
   
演奏曲
   
J. S. バッハ (編曲 I. フィリップ)[生誕150年]
   トリオソナタ第2番 ハ短調 BWV526
  
ワーグナー [生誕200年] (編曲 C. ドビュッシー)
   「さまよえるオランダ人」序曲
  
ヴェルディ [生誕200年] (編曲 G. ピエルネ)[生誕150年]
   「アイーダ」より賛歌、行進曲、舞曲
  
パウル・ヒンデミット [没後50年] 
   2台のピアノのためのソナタ
  
ノーマン・デロ=ジョイオ [生誕100年] 
   アリアとトッカータ

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
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ピアニスト

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レスピーギ ピアノ連弾作品集
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第155回2台のピアノの午後開催。

2013-04-13 14:04:38 | 音楽

4月も中旬になったというのに寒さがぶり返し、早朝には淡路島で地震もおきました。自然現象には敵いません。

最近はインターネット上のSNSも少し下火になっている感じもします。スマートフォンの普及などの影響もあるのでしょう。ますます短文で簡易な表現が中心になって行くようです。意味もない長い文章が良いわけでもありません。書籍や雑誌の場合は編集者によって取捨選択されていたものが、そのような第三者の目を通らずに書き手によって直接発表されています。熟考や推敲のされていない、書き手の思い込みだけの文章を避ける力を身につけなければ膨大な無益な情報に流されてしまうでしょう。

先月末、吉祥寺でピアノとシンセサイザーとパーカッションのトリオによるジャズを聴きに行きました。運の良いことにシンセサイザー奏者のすぐ後ろに座れたので、楽譜も良く見えました。10分にも及ぶ作品が見開きの楽譜に収まっていて、音符もほとんど書かれていないのに、アイコンタクトで2台の鍵盤楽器が同じメロディーを奏でる様子は驚異でした。クラシックのどんな難曲でも弾きこなせるであろう軽やかな指の動きも見事でした。クラシックの楽譜は音符や弾き方が明記してあるのに、合奏に苦労する人が多いことを知っているだけにただただ感心するだけでした。

2台ピアノやピアノ連弾はこうしていたるところで演奏されています。同じ曲ばかり掲載されている情報から少し視野を広げると、世界中でさまざまな作品が演奏され、新作が発表されていることも目に入ります。私たちの許にも今年だけで、30冊以上の2台ピアノ作品の楽譜が届き、そのページ数は1000ページに及びます。その内の半数は21世紀になって出版された楽譜です。出版された国もさまざまです。19世紀に出版されていた作品の復刻版も目にします。たくさんの名曲を実際に演奏して合奏の楽しさを皆さんにお伝えしたいと思います。

明日は155回目となる演奏会です。どうぞ足をお運びください。

****

2013年4月14日(日)開催

第155回 2台のピアノの午後

アスペクツ・オブ・バッハ
― イシドール・フィリップ生誕150年によせて (II) ―
  
ASPECTS OF J. S. BACH
THE 150TH ANNIVERSARY OF ISIDOR PHILIPP (II)
  
近代フランスを代表する名ピアニストで、多くの作編曲を
手がけたイシドール・フィリップは、2013年に生誕150年を
迎えます。今回は、バッハのオルガン作品から、中規模の
フーガとコラール前奏曲に基づく編作を取り上げます。
  
フィリップは、サン=サーンス、ヴィドール、ブゾーニら友人や、
門弟のシュヴァイツァーらと親しく交流し、バッハへの理解と
愛着を深めました。フィリップのバッハ編曲は、長年の経験で
体得したバッハの魅力を、皆にわかりやすく伝えるものです。
  
  
演奏曲
  
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ [1685-1750]
  
  前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV534
  前奏曲とフーガ ト短調 BWV535
  前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
  前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539
  前奏曲とフーガ イ長調 BWV536
  前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533
  いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV663
   
    (2台ピアノ版 全曲編曲 イシドール・フィリップ)

開場 14:15 開演 14:30
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ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版
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9月15日(土)のコンサート 

2012-09-09 16:30:36 | 音楽

「FUKUSHIMA HAIKU」

たくさんの方にこの作品を聴いていただきたいです。

***

最近はインターネットのおかげで海外のコンサートの情報もすぐに分かります。ピアノ連弾、2台ピアノ作品を取り上げるコンサートも毎日のように世界中のどこかで開催されています。twitterで「piano duo」等のキーワードで検索すると一目瞭然です。きちんと情報を整理しないと「2台ピアノは珍しい」「2台ピアノの作品は多くない」などという間違った認識を繰り返す人は減らないのでしょう。

あるピアノデュオのシアトルのコンサートでは頻繁に演奏される作品のほかに、世界初演作、カナダ人の作品、そして日本人の作品が演奏されます。

5 Canadian Pieces
Nasim                                                                             Saman Shahi
Scherzino                                                                        DianeChouinard
Clothed to the Naked Eye                                                  Drew Redman
Aquifer                                                                     James O’Callaghan
Off to the Races                                                               Craig Day

Metamorphosis IV – 3rd Movement                             Yoshibumi Fujiwara

New Work – World Premiere                                     Iman Habibi

Selections from Afterimages                                       Alexina Louie

***

このコンサートだけでなく、意欲的なプログラムを組んでいる音楽家は世界中に大勢います。私たちも彼らに刺激を与えられるような作品を集めてコンサートを開催したいと思います。

来週は第148回目のコンサートです。

***

2012年9月15日(土) 開催!

第148回 2台のピアノの午後
「エレジー・アルモニーク ―デュセック没後二百年によせて―」

ELEGIE HARMONIQUE
2012 BICENTENARY OF JAN LADISLAV DUSSEK
   
近代ピアノ奏法の確立に大きな足跡を残した不世出のピアニスト、
J. L. デュセックが没したのは、今から二百年前のパリでのことです。
欧州全土をかけめぐり、酒色を好んだ彼の波瀾に富む生涯はまた、
かけがえのない友情にも恵まれ、あざやかな輝きに彩られています。
デュセックと友人たちは互いに触発し天賦の才に磨きをかけました。
   
プロイセン軍の総司令官ルイ・フェルディナント王子は、聡明果断、
たぐいまれな軍人でしたが、優れた音楽家でもありました。王子と
宮廷楽士デュセックとは、主従関係を超えた深い友情をはぐくみ、
従軍中にも親しく2台ピアノで共演するほどでした。デュセックは、
王子が戦場に若い命を散らせた瞬間にも立会っています。


ルイ・フェルディナント・フォン・プロイセン (1772-1806)
   
失意に沈みがちな晩年のデュセックを励ましたのは、ハープの名手
ナーデルマンです。デュセックは最後の力をふりしぼり、圧倒的名作
「3つのデュオ・コンセルタント」を書き上げてナーデルマンに献呈、
二人の共演で初演されました。ナーデルマンが友の墓前に捧げた
「レ・ルグレ」は、ナーデルマンの書いた最も哀切な音楽です。
  
  
演奏曲
  
ヤン・ラジスラフ・デュセック(ドゥシーク) [1760-1812]
  小二重奏曲 ハ長調
  
プロイセン王子 ルイ・フェルディナント [1772-1806]
  ピアノ四重奏曲 ヘ短調 作品6
  (アンドレアス・シュトライヒャー編曲 2台ピアノ版)
  
ヤン・ラジスラフ・デュセック(ドゥシーク)
  2台のピアノのためのソナタ ヘ長調 作品26
  
フランソワ=ジョゼフ・ナーデルマン [1781-1835]
  レ・ルグレ (追悼) 作品30
  ― ヤン・ラジスラフ・デュセックの霊前に ―

開場 14:15 開演 14:30
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ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版
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NHK ETV特集「吉田隆子を知っていますか」

2012-09-03 13:53:17 | 音楽

「FUKUSHIMA HAIKU」

たくさんの方にこの作品を聴いていただきたいです。

****

9月2日の夜、NHKのETVで「吉田隆子を知っていますか~戦争・音楽・女性~」
という番組が放映されました。番組の内容はこちらをご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0902.html


吉田隆子

日本の女性作曲家の草分けとして知る人ぞ知る吉田隆子さんに焦点をあてた番組です。大正から昭和にかけて活躍。太平洋戦争前に始めた音楽活動は民衆の人気を呼んだそうです。

詳しい人物像は番組の紹介文を読んでいただくこととして、彼女も2台のピアノのための作品を残しているそうです。未出版の楽譜の入手はいつの時代も非常に困難なのですが、いつか私たちも演奏する機会を持てれば嬉しいです。

また、女性作曲家につていえば、私たちもこれまでにタイユフェール、トリンブルを始め多くの作曲家の作品を取り上げて来ました。昨年9月にはチェコの女性作曲家を4人集めたコンサートも開催しました。残念ながら、ここまでとりあげて来た女性作曲家についてどのメディアからも問い合わせはありません。たまに発表した情報だけをさりげなくすくって行かれることがあるので、ブログ上とはいえなかなか全てを書くことはできないのが残念です。書かないと「何も知らない」と誤解されるし、難しいものです。

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フローラン・シュミット ユモレスク 作品43/ディオニソスの祭り 作品62 【連弾】
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オペラ「エフゲニ―・オネーギン」とカヴェーリン著「二人のキャプテン」

2012-08-08 03:54:42 | 音楽

「FUKUSHIMA HAIKU」

たくさんの方にこの作品を聴いていただきたいです。

****

最近はテレビでも名作オペラを連日放映しています。出来るだけ見るようにはしていますが、オリンピックの期間中はなかなか視聴時間が取れません。そんな中しっかりと見たのがチャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」です。

スト―リは省きますが、冒頭の農民の群舞と後半の重要な舞踏会の華麗な衣装や音楽が素晴らしかったです。原作はプーシキンです。
この「エフゲニ―・オネーギン」の舞踏会のワルツをヴィクター・バビンが見事な2台ピアノ版に編曲しています。演奏を聴いた人誰もが絢爛豪華なオペラの世界に引き込まれる素晴らしい編曲です。バビンの作品は数え切れないほど存在していて、幾つかの録音も聴くことができますが、その楽譜は著作権の壁があってなかなか入手できません。いつかバビン作品を集めたコンサートを開催することも目標の一つです。

そして、その「エフゲニー・オネーギン」の放送に合わせたかのように郁朋社から出版されたヴェニアン・カヴェーリン著「二人のキャプテン」を読み終えました。

この作品は741ページもあり、革命前夜から第二次世界大戦までにいたるロシアとソ連と北極を舞台にした恋と冒険と戦争の壮大な物語です。今年2012年5月に翻訳出版されました。このブログでも取り上げたワシ―リー・グロスマンの「人生と運命」と同様に翻訳を生業とされてない方による日本語翻訳出版です。このような優れた作品が長い間日本語で読むことが出来なかったことは日本人にとって不幸であり、この作品を出版してくださった意志と努力に心より敬意を払いたいと思います。ラストのエピソードは分かっていても涙が止まりませんでした。

ここでは内容には触れませんが、主人公たちが学生時代に「エフゲニー・オネーギン」を演じるシーンの描写があります。ロシアの人々のプーシキンへの愛情が作品中に溢れています。また、この時代に頭角を現していたのであろうショスタコーヴィッチを話題にする場面もあります。

2002年10月のモスクワ劇場占拠事件の時に劇場で上演されていたのがロシア初のロングランの大ヒットミュージカル「ノルド・オスト」だったそうです。そして、そのミュージカルの原作がこの「二人のキャプテン」ということです。インターネットで検索をするとこの作品が映画化されたことやテレビシリーズらしき写真も見つけられます。そして、私たちにとって嬉しいことにこの作品の映画のテーマ音楽を作曲したのが日本でも人気のあるセルゲイ・クリョ―ヒンでした。クリョ―ヒンも2台ピアノの演奏を盛んに行っていました。クリョ―ヒンの2台ピアノ作品もいつか演奏する機会を持ちたいと思っています。なかなか情報がありませんので、クリョ―ヒンについて詳細な情報をお持ちの方は是非お知らせください。私たちが知り合ったロシア人の誰もが「そのような情報収集はロシア人でも難しいんです」と返答されるのです。

非常に豊富な内容で当時の人々の生活や戦争の悲惨さ、そして日本人には想像することも難しい未踏の北極地域の自然描写等々、どのページにも文学の表現力の素晴らしさが溢れています。この作品のクライマックスの展開において私はこのブログでも書いた「残念な出来事」のAさんを思い出しました。いまだに私たちに謝罪もない事実はいつかこの作品の登場人物の身に起こることと同じことがAさんにも起こるかもしれません。いずれにしても「人生と運命」やこの「二人のキャプテン」はソ連やロシアに興味がなくても読んでしかるべき作品だと思います。

http://blog.goo.ne.jp/pccpiano/preview?eid=5e1bb5ac251bde159c48d44b9082c160&t=1344368460622

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パブロ・シーグレル氏来日中。

2012-02-18 03:37:11 | 音楽

いよいよ今日はコンサートです。

今夜も冷え込んでいる東京ですが、今は夏真っ盛りのアルゼンチンはブエノスアイレスから嬉しい便りが届きました。丁度一年前の1月30日に私たちのコンサート会場に足を運んでくださったパブロ・シーグレル氏が2月14日に来日されたとのことです。2月20日に渋谷区でレクチャー・コンサートを開催されます。

詳細はこちらでご覧ください。

http://takagiklavier.com/index.php?mode=res_view&no=79

また今年の7月4日にオペラシティでのコンサートも開催されます。

ピアソラ五重奏団でピアニストとして活躍し、現在も世界の舞台で聴衆を魅了する巨匠パブロ・シーグレル。メモリアルな日、ピアソラの名曲を斬新なアレンジで聴く!
2012年7月4日[水]19:00 コンサートホール
アストル・ピアソラ没後20年記念
《ブエノスアイレスの四季》
http://www.operacity.jp/concert/2012/

このお知らせへの返信で「今年の日本はとても寒くて風邪をひいている人が多いので、パブロ・シーグレル氏も風邪をひかないようにお気をつけてください」とお伝えしました。精力的に世界中でコンサートを開催されている姿は大いなる手本です。足元にも及びませんが、私たちも世界中の音楽家の応援の言葉をエネルギー源にして演奏活動を続けて行きたいと思います。

 

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レスピーギ ピアノ連弾作品集

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2台のピアノの午後「シューベルト・ニュー・ルック」開催しました。

2012-01-23 04:10:24 | 音楽

寒さが続きます。今日月曜日も雪のマークがついています。土曜日に無事にコンサートを開催しました。その翌日、昨日の日曜日は吹奏楽のコンサートに行きました。自分たちのコンサートだけでなく、機会があればさまざまなコンサートに足を運びます。大人数の演奏者による大ホールでの壮大な音楽を楽しんできました。どんな音楽を聴いても刺激になります。

さて、第140回目の節目のコンサートはカール・チェルニーがシューベルトの旋律をまるで万華鏡を覗くように楽譜に織り込んでくれた、「シューベルトの作品の主題による3つの華麗な幻想曲」を3曲とも演奏しました。私たちの演奏をyoutubeでご覧になって初めて会場にいらしてくださったお客様も熱心に2台のピアノが奏でるシューベルトとチェルニーの音楽に聴き入っていらっしゃいました。

3曲目のトリを飾る「ます」の変奏ではそれまでの演奏時間を全て忘れさせてくれる自由で楽しく、心を朗らかにさせてくれる至福の音楽が2台のピアノから溢れて来ました。この質量ともに堂々たる作品を現代によみがえらせることが出来たのが私たちであったことは非常に光栄だと思います。何度も書き記していますがチェルニーの芸術性、知性、音楽性を正しく後世に伝えるべきだと思っています。

ホームペ―ジ
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http://cdbaby.com/all/pccpiano
ツイップル
http://event.twipple.jp/view/1067
twwetvite
http://tweetvite.com/event/py1v

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

明日21日土曜日開催のコンサート 「シューベルト・ニュー・ルック」

2012-01-20 02:57:17 | 音楽

今夜は冷たい雨が降っています。東京でも雪になるかもしれません。明日の土曜日は第140回目となるコンサートです。昨日に引き続き「シューベルト」の名前が頻繁に出てきます。シューベルトの歌曲をあのカール・チェルニーが2台ピアノ版に編曲しました。この楽譜が私たちの元に届いた幸運をどのように表現すればよいのでしょう。本番で曲を聴くのがとても楽しみです。

これまでもたくさんの方から楽譜についてのお問い合わせをいただきますが、「著作権保持者にお問い合わせください」としか返答できません。できれば全ての楽譜を出版したいのですが、出版社と著作権保持者の許可がなければ何もできません。そして、私たちはどの楽譜も全て大切に扱っています。残念ながらその思いを踏みにじられた経験をしました。こうしてブログに記すことで、二度とそのような悲しい出来事が誰の身にも起きないことを祈るばかりです。楽譜や楽曲を大事に出来ない人は音楽には関わらないでください。

そして、今夜はとても嬉しい出来事が立て続けに起きました。夕方にある知らせが入りました。それだけでも十分なのですが深夜に明日のコンサートのプログラムを作成して帰宅後に休む間もなく、インターネットを通じて今後のコンサートの企画についての説明をする機会がありました。世界は広いですね。そして、便利になりました。この嬉しい出来事については追々記すことにします。まずは、明日のコンサートのご紹介です。

***

2012年1月21日(土)
第140回 2台のピアノの午後

シューベルト・ニュー・ルック
SCHUBERT NEW LOOK
  
「歌曲王」と呼ばれ親しまれてきたシューベルトの名旋律の数々は、現代の
私たちをも魅了します。その魅力を2台のピアノで探ってみたいと思います。
  
シューベルトと同時代に、同じウィーンの街に暮らしたチェルニーは、歌曲王の
メロディをふんだんに織り込んだ壮麗なファンタジーを作り上げました。
   
チェルニーがシューベルトの夭折を惜しみ、珠玉のメロディを大切に後世へと
伝えようとしたことがうかがえます。それは、ウィーンの人々が共有する思いでも
あったのでしょう。シューベルトの醍醐味にふれるひとときとなれば幸いです。
   
   
演奏曲
  
カール・チェルニー
   
  シューベルトの作品の主題による3つの華麗な幻想曲 作品339
     [2台ピアノ版 全3曲]
   
    第1幻想曲  さすらい人 ― 魔王 ― きけきけひばり ― セレナーデ ―
     ― どこへ? ― さすらい ― 捕われた狩人の歌 ― 悲しみのワルツ 
   
    第2幻想曲 地獄から来た群 ― 孤独な男 ― 漁夫の歌 ―
     ― アヴェ・マリア ― 漁師 ― いらだち 
   
    第3幻想曲 恋人は近くに ― ノルマン人の歌 ― 連弾幻想曲ヘ短調 ―
     ― あふれる愛 ― 歌劇「アルフォンソとエストレラ」よりカヴァティーナ ―
     ― おやすみ ― 秘めた愛 ― ます 

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非会場に足をお運びください。

***

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チェルニー 2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲) Op.299b
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プリズム

7日 無事に帰国しました。

2011-11-07 12:57:06 | 音楽

写真とビデオの編集作業が楽しみです。

私たちの過ごした範囲は洪水は一切ありませんでしたが、じわじわと近付いてきていました。早く水が引いて行くことを願うばかりです。

 

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レスピーギ ピアノ連弾作品集
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

ブレストの軍人と作家と音楽家

2011-05-28 15:44:42 | 音楽

このところ現代企画室から出されている「越境の文学・文学の越境」シリーズの書籍をまとめて読んでいます。アフリカや中南米の作家の作品やこれまでにあまり翻訳されなかった欧州の作家の作品などが出版されています。

その中の1冊。書名も非常に興味深いヴィクトル・セガレンの「〈エグゾティスム〉に関する試論/覊旅(きりょ)」は作者のクラシック音楽への造詣の深さとドビュッシーとの関わりが文章の解説に書かれていて驚きました。セガレンと作品に関してはここでは詳しく書いても仕方ないのでこちらをご覧ください。
ヴィクトル・セガレン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%AC%E3%83%AC%E3%83%B3

セガレンの生まれたブレストは私たちが今も連絡を取っているアレクサンドル・タンスマンのご令嬢ミレーユさんとマリアンヌさんの母親コレット・クラとコレットの父親である軍人で作曲家のジャン・クラの出身地です。(震災の際は「テレビのニュースを見ながら心を痛めています」とメールをいただきました。)セガレンもジャン・クラと同じようにブレストの人らしく軍人を目指したのですが、近眼の為、断念して軍医を志します。しかし、音楽もきちんと勉強して作曲もしています。「べレアスとロザリンド」に感激したセガレンはドビュッシーと面会しオペラの共同製作に取り組んだそうです。結局実現はしませんでしたが、セガレンが中国に滞在中もドビュッシーと何度も新作オペラについてやりとりをした手紙が残されているそうです。ブレストの気質と音楽を愛する風土がこの逸話からもよく理解できます。

音楽の書物のなかではドビュッシーとセガレンの関わりについてこれまでに目にしたことがなかったので非常に新鮮な逸話でした。1878年と1879年生まれで一歳しか違わないセガレンとジャン・クラの邂逅については残念ながらこの書物の中では触れられていません。この二人が音楽についてなにかやりとりをしていたとしたら、それも非常に興味深いものでしょう。ジャン・クラは軍人の道を歩き、軍艦にピアノを持ちこんで作曲をしていたほどの人ですから、文筆業を主とするようになったセガレンとは接点はなかったかもしれません。

いずれにしても、フランス人からみた当時の中国の様子を知るために読み進めた書籍ではありましたが、ドビュッシーだけでなく、当時のあらゆる文化人の名前が出てきます。ドビュッシーや当時の西欧人の東洋への強い憧憬が伺われて理解が進む貴重な作品です。興味のある方は是非ご一読ください。

私たちのホームページです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

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チェルニー 2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲) Op.299b
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プリズム

suzuki methodの2台ピアノ

2011-03-02 13:10:37 | 音楽

早いものでもう3月です。来週のリストの交響詩の本番が迫ります。

今日はチェコのブルノのヴェーラ・レイスコーヴァさんから嬉しい便りが届きました。バンコクでのコンサートのDVDをお送りしたのですが、そのお礼でバルトークに関する自著や楽譜や昨年お亡くなりになったヴラスチミル・レイセク氏とご一緒の写真を暖かいメッセージと共に送ってくださいました。レイセク氏は昨年3月12日に永眠されました。もうすぐ1年になります。

イタリアのルッカからはタンスマンのご令嬢のマリアンヌ・タンスマンさんからも「パリで姉のミレイユと一緒に映像を楽しみました。いつか会えるといいですね」とメッセージをいただきました。ギリシャの作曲家ニコス・ハリザノス氏からも映像を興味深く見ましたよ、とメールが届きました。日本からもご自分の出演される2台ピアノのコンサートのチラシ同封で2台ピアノの音楽の楽しさを綴った手紙も届きました。こうして様々な場所で2台ピアノ作品が演奏され、楽しんでいる人の輪が広がっていることを知るのはとても幸せです。

このようにコンサートの映像を世界中の音楽家や音楽ファンと共有できる現代に生きていることを素直に喜んでいます。今はUstreamでのライブ配信について勉強中です。youtubeを通じては毎日のように世界中の方々から問い合わせが届きます。「もう60年以上ピアノを弾いています。2台ピアノを楽しむ友人と連弾を楽しむ友人をそれぞれ持っているんですよ」と書き添えてあったりします。「2台ピアノは重要ではない」「珍しい」「2台や連弾は難しい」という思い込みによる否定的な発言が減っていくことを心から望みます。

私たちはこれまでに、チェルニーやクレメンティ、トンプソンやタンスマン、日本の酒田冨治さん、坪野春枝さんの作品を通じて、ピアノ初心者、初級者、入門者でも楽しめる芸術的で音楽性の溢れる2台ピアノ作品、ピアノ連弾を演奏し、ご紹介してきました。ところで、皆さんも20世紀日本のヴァイオリニスト鈴木鎮一さんによって創始された鈴木メソードのことをご存知かと思います。特に米国では盛んで、Suzuki Methodとして有名です。

そのSuzuki Method出身の音楽家Ray LandersさんとBarbara Meixnerさんがテキスト用の独奏ピアノに2台ピアノパートを作曲したものが米国では広く販売されています。この事実から、ピアノ学習者が早いうちにピアノ連弾や2台ピアノ作品に取り組むことの重要性がわかります。これらの作品も皆さんにご紹介出来るように準備をしています。

私たちのHPです。
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ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調 作品3-2「鐘」 [ピアノソロ/2台ピアノ(作曲家自身によるアレンジ版)]
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プリズム