ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

クーラウ ソナチネの映像

2010-07-30 15:49:42 | 日記
7月25日の「ソナチネ アルバムの午後」で演奏した
クーラウ=リーデルのソナチネをyoutubeにアップしました。

お楽しみください。
ソナチネ 作品20 第1


ソナチネ 作品20 第3


その他の作品もyoutubeにアップしています。
http://www.youtube.com/pccpianoduo

ライブCDはこちら
http://6814.teacup.com/pccpiano/shop/01_01_01/0083/

HPはこちらです
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

ソナチネ アルバムの午後 ライブ録音

2010-07-28 15:57:18 | 日記
25日の「2台のピアノの午後 ソナチネ アルバムの午後」にはピアノの先生をされている方もいらっしゃって熱心に音楽に聴き入ってました。
「この曲を是非生徒の子供たちに弾かせたい」と仰ってくださりました。

クーラウ=リーデルの楽譜は市販されていますが、クレメンティ=リーデルは絶版です。できれば私たちの手で出版したいくらいの素晴らしい内容です。このソナチネを聴けば練習が嫌いになる生徒は減るでしょう。チェルニー始め、他の2台ピアノ作品を聴けばわかりますが、合奏の楽しさは相手の音を聞くこと、そして、互いの音楽が重なって初めてわかる新しい音楽の世界に触れられる喜びに尽きます。中には「有名な曲は弾く」とか「他人に注目されたいから弾く」という音楽に愛情を注いでいない人も見受けられますが、このソナチネやボクサ、チェルニー、ミニョーネ(ともかく私たちが取り上げた作品すべて)などの2台ピアノ作品を聴くと、ただただ美しい音楽に触れた喜びだけで生活が豊かになります。

あまりにも作品が素晴らしいのでライブCDを早速販売開始しました。
http://6814.teacup.com/pccpiano/shop/01_01_01/0083/?move=test

youtubeにも順次音を公開して行くつもりです。たくさんの人に聴いてもらいたいです。

ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調2台ピアノ版もあちこちで取り上げられています。
yahoo知恵袋にも質問されていたので、バンコクのライブCDを発売することにしました。
http://6814.teacup.com/pccpiano/shop/01_01_01/0082/?move=test

8月7日に取り上げるヴァンサン・ダンディの作品も素晴らしいものです。
「2台ピアノ作品は珍しい」「2台ピアノ作品は重要ではない」と言う人も今もって多くいますが、それは間違った認識だと今回声を大にして言いたいです。私たちのコンサートで取り上げた作品が所有している2台ピアノ作品のすべてではありません。集めた楽譜の中から厳選してプログラムを組んでいます。ですから、発表の機会を待っている作品数はこれまでの何倍もあるわけです。
出版されたことは分かっているけれど行方不明の楽譜、著作権の問題で入手困難な楽譜もまだまだあります。そして、今現在新しく生み出されている作品もあります。

1曲でも多くの作品が演奏できるように日々精進しながら、音楽活動に取り組みたいと思います。

8月のコンサート

2010-07-27 16:04:49 | 日記
8月7日(土)第122回
2台ピアノの午後
「追憶~ヴァンサン・ダンディの午後」


ヴァンサン・ダンディは、近代フランスの代表的な作曲家の一人です。
ダンディは師匠のフランクより大きな感化を受け、リスト、ワーグナー、ブラームスなど
ドイツ語圏の名匠とも交流を持ち、個性的な意欲作を数多く残しました。

 ダンディは教育者としての功績にも顕著なものがあります。
私塾スコラ・カントルムの校長を務め、サティ、ルーセル、マニャール、カントループ、
セヴラック、サマズイユらを育てたほか、チェコのマルチヌー、トルコのサイグン、
日本の小松耕輔、大沼哲、近衛秀麿、高木東六など、多くの外国人を積極的に
弟子に迎え、直接熱心な指導にあたったことでも知られています。

 このコンサートでは、ダンディが壮年期に手がけたダイナミックな管弦楽の名作2篇を、
マルセル・ラベイの編曲した2台ピアノ版にてご紹介致します。ダンディの高弟として
長年にわたり師に仕えたラベイの編曲版は、原作の魅力を余さず凝縮したものです。


会場 ピアノアートサロン (東京都中央区月島)
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

ピアニスト 
益子 徹・西原 昌樹

演奏曲  

ヴァンサン・ダンディ (1851-1931)

交響曲第2番 変ロ長調 作品57 (1902-3)
追 憶 ―最愛の人の想い出に― 作品62 (1906)

2台ピアノ版

全曲編曲 マルセル・ラベイ

詳細はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

ソナチネ アルバムの午後

2010-07-26 13:52:01 | 日記
7月25日に代121回目のコンサートを開催しました。
皆さんおなじみのクーラウとクレメンティのソナチネに2台ピアノを
つけた作品です。アウグスト・リーデルの素晴らしいアレンジがオリジナルの2台ピアノ作品のような装いを与え、聴く人にも演奏者にも幸せな時間をもたらしてくれます。




当日のプログラムより

第 一 部



1. フリードリヒ・クーラウ
FRIEDRICH KUHLAU [1786-1832]

6つのソナチネ
――「ソナチネ・アルバム」第1巻 所収 ――
(アウグスト・リーデル編曲 2台ピアノ版)

SIX SONATINAS FOR PIANO
[INCLUDED IN “SONATINA ALBUM” VOLUME 1 ]
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY AUGUST RIEDEL)

ソナチネ ハ長調 作品20 第1  
SONATINA IN C MAJOR, OP.20 NO.1

I. ALLEGRO
II. ANDANTE
III. RONDO : ALLEGRO

ソナチネ ト長調 作品20 第2  
SONATINA IN G MAJOR, OP.20 NO.2

I. ALLEGRO
II. ADAGIO E SOSTENUTO
III. ALLEGRO SCHERZANDO

ソナチネ ヘ長調 作品20 第3  
SONATINA IN F MAJOR, OP.20 NO.3

I. ALLEGRO CON SPIRITO
II. LARGHETTO
III. ALLA POLACCA

ソナチネ ハ長調 作品55 第1  
SONATINA IN C MAJOR, OP.55 NO.1

I. ALLEGRO
II. VIVACE

ソナチネ ト長調 作品55 第2  
SONATINA IN G MAJOR, OP.55 NO.2

I. ALLEGRETTO
II. CANTABILE
III. ALLEGRO

ソナチネ ハ長調 作品55 第3  
SONATINA IN C MAJOR, OP.55 NO.3

I. ALLEGRO CON SPIRITO
II. ALLEGRETTO GRAZIOSO

ソナチネ・アルバム第1巻は,ピアノを習ったことのある方は,誰もが一度は弾かれたことでしょう.このコンサートでは,同曲集に収載されたソナチネ12篇を,2台ピアノ版にてご紹介致します.クーラウのソナチネに,ドイツの作曲家アウグスト・リーデル(1855-1929)が第2ピアノを付加した版,いわゆる「クーラウ=リーデル」は,日本でも古くから親しまれており,ご存知の方も多いことでしょう.



第 二 部



2. ムツィオ・クレメンティ
MUZIO CLEMENTI [1752-1832]

6つの進歩的なソナチネ 作品36
――「ソナチネ・アルバム」第1巻 所収 ――
(アウグスト・リーデル編曲 2台ピアノ版)

SIX PROGRESSIVE SONATINAS OP. 36
[ALL INCLUDED IN “SONATINA ALBUM” VOLUME 1 ]
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY AUGUST RIEDEL)

ソナチネ ハ長調 作品36 第1  
SONATINA IN C MAJOR, OP.36 NO.1

I. ALLEGRO
II. ANDANTE
III. VIVACE

ソナチネ ト長調 作品36 第2  
SONATINA IN G MAJOR, OP.36 NO.2

I. ALLEGRETTO
II. ALLEGRETTO
III. ALLEGRO

ソナチネ ハ長調 作品36 第3  
SONATINA IN C MAJOR, OP.36 NO.3

I. SPIRITOSO
II. UN POCO ADAGIO
III. ALLEGRO

ソナチネ ヘ長調 作品36 第4  
SONATINA IN F MAJOR, OP.36 NO.4

I. CON SPIRITO
II. ANDANTE CON ESPRESSIONE
III. RONDO : ALLEGRO VIVACE

ソナチネ ト長調 作品36 第5  
SONATINA IN G MAJOR, OP.36 NO.5

I. PRESTO
II. AIR SUISSE : ALLEGRETTO MODERATO
III. RONDO : ALLEGRO DI MOLTO

ソナチネ ニ長調 作品36 第6  
SONATINA IN D MAJOR, OP.36 NO.6

I. ALLEGRO CON SPIRITO
II. RONDO : ALLEGRETTO SPIRITOSO

リーデルは,クレメンティのソナチネにも魅力的な第2ピアノパートを作曲しています.19世紀後半に出版されたリーデル版は,2台ピアノ版ソナチネの元祖として,多くの類書を圧倒する充実した内容を具えています.これからも広く弾き継がれるべき重要な曲集と言えるでしょう.リーデルの卓越した筆致は,クーラウの平明晴朗な美質,クレメンティの快活な躍動感に,絶妙の彩りを添えます.学習教材としての価値を超えた,ソナチネ・アルバムの豊かな芸術性,奥深い魅力をお伝えできれば幸いです.

私たちのホームページです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

2台のピアノの午後 ソナチネ・アルバムの午後

2010-07-21 13:39:31 | 日記
梅雨も明けて、毎日暑いですね。
真夏のコンサートもいよいよ今週です。
お時間のある方はぜひいらしてください。

7月25日 第121回目のコンサートです。

  
ソナチネアルバムの午後
  
  
「ソナチネアルバム」は、ピアノを習ったことのある方は、誰もが一度は弾かれたことでしょう。
今回のコンサートでは、「ソナチネアルバム」第1巻に収載された、クーラウとクレメンティのソナチネ全12曲を、2台ピアノ版にてご紹介致します。
  
クーラウのソナチネに、ドイツの作曲家アウグスト・リーデル (1855-1929) が第2ピアノを付加した版、いわゆる「クーラウ=リーデル」は、日本でも古くから親しまれており、ご存知の方も多いことでしょう。実は、リーデルはクレメンティのソナチネにも、魅力的な第2ピアノパートを作曲していたのです。
  
19世紀後半に出版されたリーデル版は、2台ピアノ版ソナチネの元祖として、多くの類書を圧倒する充実した内容をそなえています。これからも広く弾き継がれるべき重要な曲集と言えるでしょう。
  
リーデルの2台ピアノ版を通し、クーラウとクレメンティの豊かな音楽性にあらためてふれながら、学習教材としての価値を超えた、ソナチネアルバムの尽きせぬ魅力をお届け致します。

第121回 2台のピアノの午後
ソナチネアルバムの午後

会場 ピアノアートサロン (東京都中央区月島)
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

ピアニスト 
益子 徹・西原 昌樹

  
演奏曲  
「ソナチネアルバム」第1巻 より
  
フリードリヒ・クーラウ
3つのソナチネ 作品20-1,2,3
3つのソナチネ 作品55-1,2,3
 
ムツィオ・クレメンティ
6つの進歩的なソナチネ 作品36
 
2台ピアノ版
全曲編曲 アウグスト・リーデル

HPはこちらです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

ピアノ連弾 チョップスティック

2010-07-13 15:28:40 | 日記
夏休み特集と言うことで韓流ドラマをやってます。
見るとはなしに「私の名前はキム・サムスン」を見ていたら
ヒョン・ビンとキム・ソナがピアノで連弾を始めました。
チョップスティックです。
その昔「刑事コロンボ」でピーター・フォークも披露した曲です。

youtubeで探したらこんなかわいい連弾映像を見つけました。

陶野郁雄さんにお話しを伺いました。

2010-07-07 15:14:26 | 日記
7月5日に作曲家陶野重雄さんのご子息の陶野郁雄さんとお会いして、さまざまなお話しを伺う機会をいただきました。

それまでに、お電話やメール、お手紙でのやりとりを続けていました。ピアニストの西原が連載している社団法人全日本ピアノ指導者協会でのエッセイの第20回で陶野重雄さんの奥様でピアニストの陶野恭子さんのお話しを皆さまにご紹介するご承諾もいただきました。

お話しは多岐にわたり、第二次世界大戦後の日本の音楽界、映画界、そして舞台に関わり、小津安二郎、青山圭男など著名な方々がご自宅に集まっては製作の打ち合わせをしていらした様子を生き生きとお話しくださいました。

建築家であり、環境問題に携わる工学博士でもあられる陶野郁雄さんご自身の海外での体験や、ご両親のコンサートのお手伝いをされたお話し、録音機器が発達していなかった時代のラジオ放送の現場の様子など、日本の文化史となるようなお話を伺えて、感銘を受けるばかりでした。現在はあらゆる方面で恵まれていることを改めて認識でき、1台のピアノを用意することすら大変だったころの音楽家のご苦労に思いを馳せる次第です。

原智恵子さんの御親戚とのやりとりの為に戦前・戦後の音楽雑誌も国会図書館で目を通し、現在と少しも変わらぬ音楽・芸術への情熱を誌面から感じ取っておりました。
残念ながら正しく伝承されていないことも多く、偏った情報が生き残っている例もあります。

常に公正で、広い視野を持ち、誤った情報に左右されないように気をつけながら、今後も活動を続けて行きたいと思います。

社団法人 全日本ピアノ指導者協会連載エッセイのページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

ホームページはこちら
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/