ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

嬉しいメッセージと来年1月のコンサートのご案内

2012-12-12 03:54:48 | 日記

ここのところ嬉しいメッセージが続けて届けられています。

11月10日のコンサートの「ドビュッシー生誕150年によせて ~若き日のドビュッシー~」のためにご協力いただいたフランスの方々に、コンサート開催の報告と写真をお送りました。その中の一人でドビュッシーだけでなく、シャルル・ケクラン、フォーレ、タイユフェールの著書で知られるRobert Orledgeさんから以下のメッセージが早速届けられました。

“Thank you so much for this information. The main thing is that you are
giving concerts and promoting Debussy's wonderful music in Japan.
I have never actually heard some of these two piano arrangements, so you
are to be congratulated in forging a forward path in Japan and
bringing these little known aspects of Debussy's music to a wider public.
Japan is fortunate to have your two-piano team.
With all best wishes,
Robert Orledge “

私たちの企画したプログラムがドビュッシー研究家に認めてもらえたことは非常に光栄です。しかし、サマズイユの編曲した「弦楽四重奏 ト短調 作品10」を入手できたのは、フランスの方々のご協力のおかげです。誉めていただいた言葉を糧に今後の活動の励みにしたいと思います。また、これらの作品が広く演奏されることを期待します。

さて、早いもので今年も残りわずかです。来年2013年の1月のコンサートのご案内です。

2013年1月27日(日)開催!

第152回 2台のピアノの午後

ヴィドールとデュボワ
~イシドール・フィリップ生誕150年によせて~
  
近代フランスを代表するピアニストで、名教師としても知られた
イシドール・フィリップ [1863-1958] は、2013年に生誕150年を
迎えます。フィリップは、第一級のソリストとして活躍するとともに、
友人や弟子たちと組み2台のピアノで合奏することを好みました。
  
フィリップは2台ピアノへの作曲・編曲を積極的に手がけています。
今回は、近代フランスの二人の名匠の楽曲に基づく編作を取り上げ
ます。欧州の歴代のロイヤル・ウェディングを飾ってきたヴィドール
「トッカータ」を筆頭に、色彩感あふれる名作があつまりました。
   
   
演奏曲
  
テオドール・デュボワ [1837-1924]
   オルガン第一組曲
   オルガン第二組曲
     (イシドール・フィリップ編曲 2台ピアノ版)
   
シャルル=マリー・ヴィドール [1844-1937]
   オルガン交響曲第5番 作品42-1 より 「トッカータ」
   コラール変奏曲 作品74
     (イシドール・フィリップ編曲 2台ピアノ版)
   

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

ホームペ―ジ
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http://cdbaby.com/all/pccpiano
twitter
https://twitter.com/pccpianoduo


****

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

フローラン・シュミット ユモレスク 作品43/ディオニソスの祭り 作品62 【連弾】
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

2台のピアノの午後「フレンチ・クラシック・ディスカバリーズ」開催しました。

2012-12-08 16:48:28 | 日記

東日本では比較的大きな地震が続いています。日々の暮らしの中で用心を怠ることはできません。

昨日、youtubeに嬉しいコメントが付きました。William Grant Stillの作品「Summerland」にアメリカの方が寄せてくださった言葉です。

“Hopefully this fragment will open up many doors for those who had no idea of the depth and breadth of the African American experience.”
日本語でもこのような感想が書かれると嬉しいです。
 

 
さて、日本軍が真珠湾攻撃をした日でもある12月8日の今日、第151回目のコンサートを開催しました。
18世紀から19世紀にかけてフランスで活躍した4人の作曲家の作品を集めました。前半の二つの二重奏曲は革命前後の華やかな時代に相応しい明るく、きらびやかな音楽で、聴く人の心を和ませてくれます。後半はオペラを二重奏曲にした作品です。オペラで使われた旋律らしく、歌声が聴こえてくるような音楽が最初から最後まで続きます。組み込まれているバリエーションは彩も鮮やかで、舞台に立つ主人公たちの姿が見えるようです。フランスの作曲家たちの限りない才能を皆さんにご紹介できたことを嬉しく思います。

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レスピーギ ピアノ連弾作品集
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

youtubeへの感想と明日のコンサートのご案内

2012-12-07 04:01:54 | 日記

まだ悲しい気持ちはどこに向かって良いか分からない状況です。しかし、明日土曜日の8日には今年最後のコンサートもあります。そして、先日youtubeにアップロードしたバンコクでのコンサートへの感想が届いています。私たちが作品を演奏をしたことを出来うる限り作曲家ご本人、作曲家のご家族、ご関係者にお伝えしてることはこれまでにもこのブログでご紹介してきました。友人・知人の枠組みの中での感想とは違い、優しさと厳しさの込められた言葉が世界中から届きます。その言葉が私たちの演奏活動の原動力になっています。

「joke」の作曲家アロン・ブベルニコフさんのご令息パーヴェル・ブベルニコフさんから
Могу себе представить,как был бы счастлив отец,зная,что он продолжает звучать в этом мире!Спасибо!
Низкий поклон пианистам!Павел Бубельников.

google英文翻訳
I can not imagine how my father would be happy knowing that he continues to play in this world, Thank you!
Kowtow pianist! Bubelnikov Paul.

「If you went away」の編曲者ラダメス・ニャタリの未亡人、ネリーさんから。 (香港からの映像と勘違いされています)
Congratulations!!!!!!Wonderful interpretation!!!!!!!
 
youtube映像へのコメント
..Compartilhem dessa linda interpretação desses pianistas de Hong Kong, meus amigos. Esse é um arranjo do Radamés, que eu e ele gravamos há tps.

google英文翻訳
Share it .. this beautiful interpretation of these pianists from Hong Kong, my friends. This is an arrangement of Radames, he and I recorded there tps.


「White Louts」の楽譜を提供してくれたPariphol Aksharamatさん。
Wow thank you for your music that's great

บัวขาว สำหรับ2 เปียโน arranged by prof. Piyabhan Sanitwong บรรเลงโดย ศิลปินชาวญี่ปุ่น

また、コンサートの告知をお願いしている掲示板のオーナーさんからは「クラシックだけでなく、幅広いジャンルですね。ヴェルディが特に気に入りました」とのメッセージをいただきました。

皆さんからお寄せいただいた言葉をきちんと受け止めて、次の演奏会へと繋げたいと思っています。また、「苺とチョコレート」の音楽を担当したJosé María Vitier氏へ送ったメールにもオフィシャル・サイトのご担当者から返信がありました。詳しい内容をこれからお訊ねしようと思います。

***

いよいよ明日は今年最後のコンサートです。是非、会場に足をお運びください。

2012年12月8日(土)開催!

第151回2台のピアノの午後

フレンチ・クラシック・ディスカバリーズ
FRENCH CLASSIC DISCOVERIES
   
明るく晴れやかな古典期のフランス音楽をあつめました。
作曲家の個性にあふれるオリジナル作品や、オペラのメロディを
とりこんだ作品など、華やかな楽曲が多彩にそろっています。
  
  
演奏曲
   
ブノワ・ポレ [1753-1823]
  二重奏曲 第2番 ヘ長調
   
ルイ=ニコラ・セジャン [1786-1849] 
  デュオ・コンセルタント 変ホ長調 作品10
   
シャルル=ロラン・ライン [ca 1830]
  ボワエルデューの「二夜」の主題による二重奏曲
  
アンリ=ジョゼフ・リジェル [1741-99]
  オペラ「アルミード」「テレマーク」の主題によるポプリ 作品35

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

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ワーグナー=レーガー オペラ名曲集 [2台ピアノ版]
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12月5日

2012-12-05 14:39:20 | 日記

今日12月5日はタイ国のプミポン国王の誕生日で、楽しい話題を書こうと思いましたが、中村勘三郎さんの訃報が届き、言葉が出ません。

私が見た幾つかの作品の中では「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」の印象が強いです。義父殺しの鬼気迫るシーン、その後に続く祭りのシーン。シアターコクーンの舞台に建物の奥から神輿の男衆が突然現れた瞬間の衝撃は測り知れず、義父を殺めてしまった悲しさを神輿に紛れて表現する勘三郎さんは演じていることすら感じさせませんでした。

2001年3月31日、中村歌右衛門さんがお亡くなりになった日、東京は満開の桜に大雪がつもり、夜には満月が桜と雪を照らしました。私はその日、丁度四谷の桜並木を歩いていて、見事な「雪・月・花」を感嘆して見つめていました。

今夜は勘三郎さんの演じた人物を思い出しながら、静かに時を過ごしたいと思います。

 

***

追記

勘三郎さんの訃報だけでも受け入れがたいのですが、同じ5日にデイブ・ブルベック氏の訃報がアメリカから届きました。たくさんの2台ピアノ作品を残したピアニストのご冥福をお祈りします。


キューバ映画「苺とチョコレート」

2012-12-05 02:13:57 | 日記

先週テレビでラテン映画特集を組んで放映していました。中南米の映画をまとめて見ることが出来ました。その中で1994年のアカデミー外国語映画賞にもノミネートされ、原作も広く読まれ、今もって「キューバ映画と言えば“苺とチョコレート”」と言われているこの作品を鑑賞しました。セネル・パスの原作は既に読んでいたのですが、映画は原作では味わえない素晴らしいキューバ音楽に満ち溢れていました。

映画の内容は他の映画サイトで参照していただくとして、主演のディエゴが口にする芸術家の名前は数に限りがありません。レクオーナの演奏する哀愁あふれるピアノの音楽が流れ、セルバンテスの「さらば、キューバ」にも言及します。いつものことながら映画ファンの書き込みでは音楽のことにはあまり触れられていません。そして、音楽ファンは映画を見ることが少ないようです。映画の中で流れるピアノとハーモニウムの音楽が素晴らしく、いろいろ探したのですが詳細が分かりません。この映画の作曲を担当したJosé María Vitier氏の連絡先がインタ-ネット上にありましたので、問い合わせのメールを出して見ました。優れたジャズ奏者でもある氏の作品は楽譜として出版されているものは少ないようです。その演奏する姿はyoutubeなどでも公開されています。昨年アメリカでのイベントで「苺とチョコレート」を上映しながら、その映像の前でピアノを演奏されている姿を見ることが出来ます。この音楽についてご存じの方に詳細を教えていただきたいほどです。

***

バンコクでのコンサート、「HAPPY TUNES IN BANGKOK」の映像を16本をyoutubeにアップロードしました。どうぞお楽しみください。

「おお!スザンナ」

「ドレミの歌」

「White Lotus」

 

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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

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サン=サーンス 動物の謝肉祭 デュエッティーノ 作品11 死の舞踏 作品40 子守歌作品105 連弾版 サンサーンス
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