ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

2月のコンサート 第141回2台のピアノの午後 「ブルターニュ音楽紀行」

2012-01-24 03:27:22 | 日記

東京は雪です。仕事帰りに雪の積もった道を歩きながら、土曜日に演奏した「ます」のメロディーが自然と口から出てきます。チェルニーの編曲した2台ピアノの作品はこの寒さを吹き飛ばすほど暖かい音楽を生み出しています。どうして「チェルニーはつまらない」とか「芸術性がない」という人が後を絶たないのでしょう。(バイエルもしかりです) 日本の音楽教育はどこかで間違った方向性を持ってしまったのでしょう。音楽はステータスでも競争でもありません。またミスタッチをしないことが良い演奏だと勘違いしてる人がいなくなることも願います。ミスは少ないに越したことはないのですが、それが最重要事項ではありません。ダン・タイソンが弾いたショパンのマズルカをテレビで聴きましたが、息をのんで聴き入ってしまう素晴らしい音楽でした。同じアジア人でも何かが違うようです。

閑話休題。次から次へと嬉しい知らせは届いています。少しづつこのブログで紹介して行きたいと思っています。今日はまず来月のコンサートのご案内です。ラヴェル・ドビュッシーと同世代の作曲家も当たり前ですが大勢存在しています。今回取り上げる4人のうちポール・ラドミローは井上二葉先生や金澤 攝先生も注目されていた作曲家です。フランス音楽の“粋”を是非会場に足を運んでお楽しみください。

2012年2月18日(土)
第141回 2台のピアノの午後

ブルターニュ音楽紀行
MUSIC FROM THE BRITTANY REGION
   
フランス北部・ブルターニュ地方には、古代ケルト文化の面影が
色濃く残ります。この土地から、実力ある作曲家が多く輩出し、
民俗の伝統を近代的に復興させた幾多の名曲が生まれました。
  
今回ご紹介する4人の作曲家は、いずれもフランクやフォーレらの
名匠の教えを受け継ぎながら、それぞれに独自の音響世界を探究し、
近代フランス音楽に豊かな実りをもたらした点で共通しています。
  
フランス音楽の本質はその多様性にあります。郷土への愛着を優れた
近代芸術へ昇華させることに成功したのは、セヴラックやカントルーブだけ
ではないのです。フランス文化の奥深さをお伝えできれば幸いです。
   
    
演奏曲 
  
ルネ・バトン (1879-1940) 
王弟殿下の為のメヌエット 作品5 (1901)
  
ルイ・ヴィユマン (1879-1929) 
2台のピアノの為の4つの小品 作品16 (1910)
  
ギイ・ロパルツ (1864-1955) 
2台のピアノの為の小品 ロ短調 (1898)
  
ポール・ラドミロー (1877-1944) 
ブルターニュ組曲 (1903)

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

 

ホームペ―ジ
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

サン=サーンス 動物の謝肉祭/デュエッティーノ/死の舞踏/子守歌[連弾]
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

2台のピアノの午後「シューベルト・ニュー・ルック」開催しました。

2012-01-23 04:10:24 | 音楽

寒さが続きます。今日月曜日も雪のマークがついています。土曜日に無事にコンサートを開催しました。その翌日、昨日の日曜日は吹奏楽のコンサートに行きました。自分たちのコンサートだけでなく、機会があればさまざまなコンサートに足を運びます。大人数の演奏者による大ホールでの壮大な音楽を楽しんできました。どんな音楽を聴いても刺激になります。

さて、第140回目の節目のコンサートはカール・チェルニーがシューベルトの旋律をまるで万華鏡を覗くように楽譜に織り込んでくれた、「シューベルトの作品の主題による3つの華麗な幻想曲」を3曲とも演奏しました。私たちの演奏をyoutubeでご覧になって初めて会場にいらしてくださったお客様も熱心に2台のピアノが奏でるシューベルトとチェルニーの音楽に聴き入っていらっしゃいました。

3曲目のトリを飾る「ます」の変奏ではそれまでの演奏時間を全て忘れさせてくれる自由で楽しく、心を朗らかにさせてくれる至福の音楽が2台のピアノから溢れて来ました。この質量ともに堂々たる作品を現代によみがえらせることが出来たのが私たちであったことは非常に光栄だと思います。何度も書き記していますがチェルニーの芸術性、知性、音楽性を正しく後世に伝えるべきだと思っています。

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ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア

明日21日土曜日開催のコンサート 「シューベルト・ニュー・ルック」

2012-01-20 02:57:17 | 音楽

今夜は冷たい雨が降っています。東京でも雪になるかもしれません。明日の土曜日は第140回目となるコンサートです。昨日に引き続き「シューベルト」の名前が頻繁に出てきます。シューベルトの歌曲をあのカール・チェルニーが2台ピアノ版に編曲しました。この楽譜が私たちの元に届いた幸運をどのように表現すればよいのでしょう。本番で曲を聴くのがとても楽しみです。

これまでもたくさんの方から楽譜についてのお問い合わせをいただきますが、「著作権保持者にお問い合わせください」としか返答できません。できれば全ての楽譜を出版したいのですが、出版社と著作権保持者の許可がなければ何もできません。そして、私たちはどの楽譜も全て大切に扱っています。残念ながらその思いを踏みにじられた経験をしました。こうしてブログに記すことで、二度とそのような悲しい出来事が誰の身にも起きないことを祈るばかりです。楽譜や楽曲を大事に出来ない人は音楽には関わらないでください。

そして、今夜はとても嬉しい出来事が立て続けに起きました。夕方にある知らせが入りました。それだけでも十分なのですが深夜に明日のコンサートのプログラムを作成して帰宅後に休む間もなく、インターネットを通じて今後のコンサートの企画についての説明をする機会がありました。世界は広いですね。そして、便利になりました。この嬉しい出来事については追々記すことにします。まずは、明日のコンサートのご紹介です。

***

2012年1月21日(土)
第140回 2台のピアノの午後

シューベルト・ニュー・ルック
SCHUBERT NEW LOOK
  
「歌曲王」と呼ばれ親しまれてきたシューベルトの名旋律の数々は、現代の
私たちをも魅了します。その魅力を2台のピアノで探ってみたいと思います。
  
シューベルトと同時代に、同じウィーンの街に暮らしたチェルニーは、歌曲王の
メロディをふんだんに織り込んだ壮麗なファンタジーを作り上げました。
   
チェルニーがシューベルトの夭折を惜しみ、珠玉のメロディを大切に後世へと
伝えようとしたことがうかがえます。それは、ウィーンの人々が共有する思いでも
あったのでしょう。シューベルトの醍醐味にふれるひとときとなれば幸いです。
   
   
演奏曲
  
カール・チェルニー
   
  シューベルトの作品の主題による3つの華麗な幻想曲 作品339
     [2台ピアノ版 全3曲]
   
    第1幻想曲  さすらい人 ― 魔王 ― きけきけひばり ― セレナーデ ―
     ― どこへ? ― さすらい ― 捕われた狩人の歌 ― 悲しみのワルツ 
   
    第2幻想曲 地獄から来た群 ― 孤独な男 ― 漁夫の歌 ―
     ― アヴェ・マリア ― 漁師 ― いらだち 
   
    第3幻想曲 恋人は近くに ― ノルマン人の歌 ― 連弾幻想曲ヘ短調 ―
     ― あふれる愛 ― 歌劇「アルフォンソとエストレラ」よりカヴァティーナ ―
     ― おやすみ ― 秘めた愛 ― ます 

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非会場に足をお運びください。

***

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チェルニー 2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲) Op.299b
クリエーター情報なし
プリズム

シューベルト・コンペティション 2013

2012-01-19 02:57:09 | 日記

今年は連日寒い日が続いています。「寒いですね」との挨拶をしないで済む日がありません。新しい年になって間もなく3週間。今週の土曜日はもう最初のコンサートです。

昨年の11月のバンコクのコンサートのDVDをお送りした世界各国の方からの感想がその後も届いています。ここに紹介しきれないほど、たくさんのメッセージをいただいています。パリ在住のアレクサンドル・タンスマンのご令嬢のミレイユ・タンスマンさんからも手書きのカードでお礼の言葉が届きました。オランダ在住で非常に有名な「Soviet Composers」というサイトを運営されているOnno van Rijenさんからも「I enjoy the playing of both pianists. A remarkable performance of interesting classical pieces.」というとても嬉しい言葉が届きました。私たちの演奏活動はこうして世界中の音楽に関わる方々に応援していただいています。心より感謝しています。ありがとうございます。

ローゼンブラット 「タンゴ」 2011年11月5日バンコクにて

その中でチェコのブルノ在住のヴラスチミル・レイセク夫人のヴェーラ・レイスコーヴァさんから来年開催されるシューベルト・コンペティションの案内が届きました。

  

このコンペティションは1978年から開催されていて、世界中のピアノデュオがその技術を競っています。一昨年3月に残念ながらヴラスチミル・レイセク氏は亡くなられましたが、コンペティションは継続して行きます。興味のある方はチラシをお送りしますのでご連絡ください。

昨年はネットの記事を見てコンサート会場にいらしてくださる方が以前より増えました。活動内容は当初より変わっていませんので、楽譜出版やこのブログ、またtwitterなどでの地道な広報活動が実を結んできたのかもしれません。バンコクではインターネットの掲示板を見てコンサートに来てくださる方は非常に多いのです。知り合いを呼んで会場を埋め尽くすことを良しとする保守的な日本もやっと世界に追いついたということでしょうか。

このブログをお読みになっている皆さんも是非会場で素晴らしい2台ピアノの音楽を楽しんでください。「聴きたいけれど、東京にはなかなか行けない」という方もいらっしゃると思いますが、そういう方はそのお気持ちを私たちに届けてください。HPに連絡先を明記してあります。たくさんの声が届けば私たちも国内のあちこちでコンサートを開催できるようになると思います。今年は日本各地でコンサートが開催できることを目標に演奏活動を続けて行きたいと思っています!どうぞみなさんの応援よろしくお願いいたします。

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ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調 作品3-2「鐘」 [ピアノソロ/2台ピアノ(作曲家自身によるアレンジ版)]
クリエーター情報なし
プリズム

明けましておめでとうございます。

2012-01-01 15:16:37 | 日記

2012年となりました。紅白を録画観賞していたら大きな揺れを感じました。自分の状況も時間も3月11日と似ていましたし、揺れていた時間も長かったです。今年は何事も昨年より良くなっていくことを願っていますが、やはり自然の営みは人の気持ちを遥かに超えているようです。

今年最初のコンサートは21日の土曜日の開催です。タイトルの「シューベルト・ニュー・ルック」は私たちも作品を取り上げ、「桜の木の追憶」の前田炎(もゆる)さんとも交流のあったジャン・フランセの作品「モーツァルト・ニュー・ルック」を踏襲しています。

***

2012年1月21日(土)
第140回 2台のピアノの午後

シューベルト・ニュー・ルック
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「歌曲王」と呼ばれ親しまれてきたシューベルトの名旋律の数々は、現代の
私たちをも魅了します。その魅力を2台のピアノで探ってみたいと思います。
  
シューベルトと同時代に、同じウィーンの街に暮らしたチェルニーは、歌曲王の
メロディをふんだんに織り込んだ壮麗なファンタジーを作り上げました。
   
チェルニーがシューベルトの夭折を惜しみ、珠玉のメロディを大切に後世へと
伝えようとしたことがうかがえます。それは、ウィーンの人々が共有する思いでも
あったのでしょう。シューベルトの醍醐味にふれるひとときとなれば幸いです。
   
   
演奏曲
  
カール・チェルニー
   
  シューベルトの作品の主題による3つの華麗な幻想曲 作品339
     [2台ピアノ版 全3曲]
   
    第1幻想曲  さすらい人 ― 魔王 ― きけきけひばり ― セレナーデ ―
     ― どこへ? ― さすらい ― 捕われた狩人の歌 ― 悲しみのワルツ 
   
    第2幻想曲 地獄から来た群 ― 孤独な男 ― 漁夫の歌 ―
     ― アヴェ・マリア ― 漁師 ― いらだち 
   
    第3幻想曲 恋人は近くに ― ノルマン人の歌 ― 連弾幻想曲ヘ短調 ―
     ― あふれる愛 ― 歌劇「アルフォンソとエストレラ」よりカヴァティーナ ―
     ― おやすみ ― 秘めた愛 ― ます 

開場 14:15 開演 14:30
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フローラン・シュミット ユモレスク 作品43 ディオニソスの祭り 作品62【連弾】
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