ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

第128回 2台のピアノの午後

2010-11-24 14:57:23 | 日記
12月のコンサートが決まりました。
非常に充実した今年の掉尾を飾るコンサートです。

第128回 2台のピアノの午後
「ベートーヴェンの午後」
  
日本の年の瀬を飾る作曲家といえば、やはりベートーヴェンでしょう。
私たちも、2台のピアノで初めてベートーヴェンを取り上げることとなりました。
ベートーヴェンと親交のあった19世紀の二人の名ピアニストの手になる
魅力的な2台ピアノ版により、皆様にもなじみの深い名曲をご紹介します。
師走の昼下がり、2台のピアノがつむぐ楽聖の調べに耳を傾けてください。

2010年12月23日(木・祝) 
会場 月島ピアノアートサロン
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人2000円 小学生以下 500円

ピアニスト
益子 徹
西原 昌樹
  
  
演奏曲
 
ベートーヴェン
 ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」
   (アドルフ・ヘンゼルト編曲 2台ピアノ版)
 交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
   (カール・チェルニー編曲 2台ピアノ版)


私たちのHPです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調 作品3-2「鐘」 [ピアノソロ/2台ピアノ(作曲家自身によるアレンジ版)]

プリズム

このアイテムの詳細を見る

メディア ヴァンサン・ダンディの世界

2010-11-23 17:55:35 | 日記
前日からの雨も本番前にはすっかり上がりました。
ヴァンサン・ダンディの作品を取り上げる2度目のコンサートです。

大勢の弟子に恵まれたダンディは果報者です。
優れた弟子の一人、ギュスターヴ・サマズイユの編曲したこの2作品は、2台や連弾を熟知した筆致で書かれ、ダンディだけでなくワーグナーやラヴェルを思い出させる華やかな音楽に溢れています。2台ピアノらしい細やかな掛け合いや、独奏では表現しえない旋律が続く情感豊かな作品に仕上がっています。







プログラムより

第 一 部

1. ヴァンサン・ダンディ
VINCENT D’INDY [1851-1931]

弦楽四重奏曲 第2番 ホ長調 作品45
(ギュスターヴ・サマズイユ編曲 2台ピアノ版)

STRING QUARTET NO.2 IN E MAJOR OP.45 [1897]
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY GUSTAVE SAMAZEUILH)

I. 遅く ― 活気づいて  LENTEMENT – ANIME

II. とても活発に    TRES ANIME

III. とても遅く     TRES LENT

IV. 遅く ― 快速に   LENTEMENT – TRES VIF

ヴァンサン・ダンディは,近代フランスを代表する作曲家の一人です.ダンディの作品は,国内外の多くの門弟を通じ現代に受け継がれています.このコンサートでは,ダンディ中期の名作2篇を,2台ピアノ版にてご紹介致します.編曲者のサマズイユはダンディの高弟の一人で,優れた編曲手腕に定評があります.弦楽四重奏曲第2番は,循環主題が全楽章に現れ,ダンディの師匠,フランクの手法を思わせます.端整な古典美を湛え,随所にしみじみとした情感のこもった心暖まる音楽です.



第 二 部



2. ヴァンサン・ダンディ
VINCENT D’INDY

メディア――管弦楽組曲 作品47
(ギュスターヴ・サマズイユ編曲 2台ピアノ版)

“MEDEA” – ORCHESTRAL SUITE OP.47 [1898]
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY GUSTAVE SAMAZEUILH)

I. 前奏曲        PRELUDE

II. パントマイム    PANTOMIME

III. メディアの待ちぶせ MEDEA WAITS

IV. メディアとイアソン MEDEA AND JASON

V. オーロラの勝利 TRIUMPH OF AURORA

メディアは,ギリシャ神話に登場する人物で,コルキス王アイエテスの娘です.メディアは,金の羊毛を首尾よく手に入れたイコラスの王子イアソンと結婚しましたが,イアソンがコリントの王女クレウサに心を移したため,メディアはクレウサを殺害してしまいます.ダンディの「メディア」では,神話の夢幻的かつ超常的な情景が多彩な手法によりあざやかに活写され,暁の女神オーロラの降臨により幕を閉じます.壮大なスケール,高潔なロマン,みずみずしい活力は,ダンディの醍醐味と言えるでしょう.

***
私たちのHPです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

ワーグナー=レーガー オペラ名曲集 [2台ピアノ版]

ヤマハミュージックメディア

このアイテムの詳細を見る

第127回 2台のピアノの午後 メディア~ヴァンサン・ダンディの世界~

2010-11-22 02:01:23 | 日記
いよいよ明日はコンサート本番です。
皆さん是非会場に足をお運びください。


***

第127回目となる11月のコンサートが決まりました。
ダンディの音楽をまたお届けできることを嬉しく思います。

メディア ~ ヴァンサン・ダンディの世界
MEDEA - VINCENT D'INDY MATINEE -
 
2010年11月23日(火・祝) 
会場 月島ピアノアートサロン
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人2000円 小学生以下 500円

ヴァンサン・ダンディは、近代フランスを代表する作曲家の一人です。
ダンディの作品は、国内外の多くの門弟を通じ現代に受け継がれています。
   
このコンサートでは、ダンディ中期の名作2篇を、2台ピアノ版にてご紹介致します。
編曲者のサマズイユはダンディの高弟の一人で、優れた編曲手腕に定評があります。
   
端整な古典美を湛える弦楽四重奏曲。そして、神話の情景を活写した「メディア」。
壮大なスケール、高潔なロマンと活力にあふれるダンディの音楽をお届けします。
  
   
演奏曲
 
ヴァンサン・ダンディ (1851-1931)
弦楽四重奏曲第2番 ホ長調 作品45 (1897)
メディア―管弦楽組曲 作品47 (1898)
 
2台ピアノ版
全曲編曲 ギュスターヴ・サマズイユ
*wikiより
当初はエルネスト・ショーソンの弟子だったが、1900年ごろスコラ・カントルムに入学して、ヴァンサン・ダンディとシャルル・ボルドに師事する。ポール・デュカからも同じく薫陶を受けた。

サマズイユ
のwikioedia

私たちのHPはこちらです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

サン=サーンス 動物の謝肉祭/デュエッティーノ/死の舞踏/子守歌[連弾]

ヤマハミュージックメディア

このアイテムの詳細を見る

竜神にいざなわれて

2010-11-16 03:16:51 | 日記






今日は寒くなりましたが、先週金曜日小春日和の午後に中根裕子先生宅にお邪魔しました。
先日このブログでもご紹介した「サクラ貝の唄」「竜神のバラード」の作曲家であり、ピアニストでいらっしゃいます。
中根先生の楽譜はレッスンの友社より12冊刊行されています。


***


音響に配慮された2台のピアノがある素敵なレッスン室で。中根裕子先生と西原昌樹。
カツァリスと連弾されているお写真や生徒さんの発表会のお写真が飾られています。

***

中根先生の作品は以前から入手していて、いつか演奏会で取り上げたいと考えていました。そして、楽譜に書かれている2台ピアノや連弾ピアノなどのアンサンブルに対するお言葉に魅了されていた私たちは実際にお会いしてお話を伺いたいと切望していました。

先の2曲を来年1月の2度目のバンコクでのコンサートで取り上げることを決めた私たちは、その報告と演奏許可をいただくべく中根先生と連絡を取るために再度奔走しました。その結果、江東区音楽協会を通じてこの訪問を実現させることが出来たのです。

私たちは演奏活動を開始した当初より取り上げる作品の作曲家やご家族、ご関係者に可能な限りお知らせをしてからコンサートを開催してきました。ご連絡した皆さんからは作品を取り上げることを喜ぶお言葉をいただいています。そして、世界中のたくさんの作曲家、音楽家の皆さんと変わらないつながりを持ち、絆を深めています。

2時間を超えるこの訪問では、ご自身の作品について、演奏してきた2台ピアノ作品について、また生徒さんの指導や発表会での工夫、そして、「龍神のバラード」を生むきっかけとなった清澄庭園に住んでいるつがいの小さな竜のことなど一瞬も途切れることなく楽しい会話が続きました。中根先生のお母様で江東区音楽家協会の会長でいらっしゃる中根富美代先生も加わって、第二次世界大戦後すぐに2台ピアノを演奏された思い出なども聞かせていただきました。

お二人の主催されている「音楽教室ピアノをかこんで」の発表会の記録はこれまた戦後の日本のピアノの歴史の一翼を担っている内容でした。早くから2台ピアノや連弾ピアノを発表会で取り上げ、その作品も多岐に亘っています。1965年にはシャブリエの「3つのロマンティックなワルツ」を演奏されています。発表会の写真もたくさん見せていただき、衣装や大道具にも工夫をされていて、生き生きとした生徒さんの表情が印象的でした。

私たちの演奏活動にも興味を持っていただき、持参した今年のバンコクでのコンサートのDVDをご一緒に鑑賞しました。1曲目のチェルニーの「2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲)」が始まると、中根富美代先生は差し上げたチェルニーの楽譜をすぐに開いて、音楽にあわせて音符を追いながら楽しそうに映像に見入っていらっしゃいまいた。

中根先生は母娘で2台ピアノを演奏されてきて、私たちも圧倒されるほど熱く演奏や作品についてお話をしてくださいました。ホルストの「惑星」やラフマニノフ、ストラヴィンスキー、ドヴュッシーなど作品数は枚挙にいとまがありません。

2台のピアノの置かれたレッスン室にもお邪魔しました。楽譜棚には貴重な楽譜がびっしりと並んでいて、演奏された時の思い出や書き込みのことなども聞かせていただきました。
トンプソンの楽譜もあったので、トンプソン自身が2台ピアノ版も作曲していることをお知らせしたら、「是非入手したい」と喜んで仰ってくださいました。

話は尽きなかったのですが、音楽教室のレッスンの時間もあり、お暇することにしました。
帰りには清澄庭園を散策しました。残念ながら竜神は現れてくれませんでしたが、実り多い時間を過ごした私たちは新たな力を授けていただいたことを確信しています。こうして中根先生母娘のご活躍を私たちからもご紹介できることを光栄に思います。

思い返せば今年はチェコのレイセクご夫妻との交流に始まりました。そして、レイセク氏の亡くなられた悲しい知らせも届いてしまいました。しかし、バンコクでのコンサートも成功し、陶野郁夫さんとお会いできたこと、原智恵子さんのご親戚にご連絡をいただけたこと、こうして中根先生とお会いできたことなど2台ピアノ、連弾ピアノを深く愛する音楽家、ピアニストとの邂逅が数多くあった忘れられない年になりました。

既に来年のバンコクでのコンサートも決まり、日々準備に追われています。今年の数々の出会いを糧にして、年内残り2回のコンサートと来年の演奏活動も充実させて行きたいと思います。







私たちのホームページです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/
チェルニー 2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲) Op.299b
カール・チェルニー
プリズム

このアイテムの詳細を見る

国会図書館

2010-11-12 02:14:43 | 日記
昨日資料集めのために国会図書館に足を運びました。
ここ数年でシステムが整い、資料の閲覧も複写も非常にスムースになりました。
以前は数冊の本を閲覧するだけでも、半日はかかっていました。
予定より早く片付いたので、ある音大の図書館にまで足を伸ばすことが出来ました。

基本的には国内で出版された書籍は国会図書館にあるはずなのですが、
出版された記録のあるいくつかの楽譜の所蔵がありません。
著作権の壁があり、楽譜は目を通すだけになることが多いのですが、所蔵されていないものはそれさえも出来ません。こうして我々の楽譜探索行脚は続くのです。

一つの作品を演奏するには、楽譜を手に入れるだけでも時間や手間がかかります。
それを実際に経験しているのでどんな作品も大切に取り上げています。

私たちのホームページです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/
サン=サーンス 動物の謝肉祭/デュエッティーノ/死の舞踏/子守歌[連弾]

ヤマハミュージックメディア

このアイテムの詳細を見る

第127回 2台のピアノの午後 メディア~ヴァンサン・ダンディの世界~

2010-11-02 03:01:35 | 日記
第127回目となる11月のコンサートが決まりました。
ダンディの音楽をまたお届けできることを嬉しく思います。

メディア ~ ヴァンサン・ダンディの世界
MEDEA - VINCENT D'INDY MATINEE -
 
2010年11月23日(火・祝) 
会場 月島ピアノアートサロン
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人2000円 小学生以下 500円

ヴァンサン・ダンディは、近代フランスを代表する作曲家の一人です。
ダンディの作品は、国内外の多くの門弟を通じ現代に受け継がれています。
   
このコンサートでは、ダンディ中期の名作2篇を、2台ピアノ版にてご紹介致します。
編曲者のサマズイユはダンディの高弟の一人で、優れた編曲手腕に定評があります。
   
端整な古典美を湛える弦楽四重奏曲。そして、神話の情景を活写した「メディア」。
壮大なスケール、高潔なロマンと活力にあふれるダンディの音楽をお届けします。
  
   
演奏曲
 
ヴァンサン・ダンディ (1851-1931)
弦楽四重奏曲第2番 ホ長調 作品45 (1897)
メディア―管弦楽組曲 作品47 (1898)
 
2台ピアノ版
全曲編曲 ギュスターヴ・サマズイユ
*wikiより
当初はエルネスト・ショーソンの弟子だったが、1900年ごろスコラ・カントルムに入学して、ヴァンサン・ダンディとシャルル・ボルドに師事する。ポール・デュカからも同じく薫陶を受けた。

サマズイユ
のwikioedia

私たちのHPはこちらです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/
ホルスト 惑星 作品32 [2台ピアノ版]

ヤマハミュージックメディア

このアイテムの詳細を見る