厳かなるメリハリっ子

モラハラ妻から逃れて20年。70歳に向けて厳かな人生を送る年金受給者のブログです

87 96-155 9145 日本橋高島屋新館

2018-11-23 08:51:58 | 日記
断水が復旧し、普段の生活が戻った。

水が簡単に出る生活がいかに便利か。いかに結構に寄与しているか。それこそ身に浸みて分かった。

「断水」というのは、供給側のトラブルの場合なので、今回のように自宅敷地内の配管工事後の付け戻しのミスなど、断水というのはおこがましい、と怒られそうだ。

しかし、結果的に大災害時の断水状態を体験できた。その教訓は少しもらったので、早速、今日、ホームセンターに行って、買物をするつもりだ。

今日はベッドが届く。

自宅改造計画は着々と進んでいる。

自分改造計画は、ほとんど進んでいない。(逆行しているという声もある)

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コーヒーミルを買い、飲む直前に豆を挽くようにした。豆は常時冷蔵庫で保管。

ネットのとある方のアドバイス通りしたら、見違えるように(「味見違えるように」というべきか)おいしくなった。

毎朝、楽しみ。

以前は、仕方なく飲んでいたが。

この味のコーヒーが飲めるのなら、セブンイレブンやドトールに行く必要はない。

コーヒーミルは一番コンパクトな、数千円のもの。立派なものを買う必要はない。

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今、コーヒーを飲みながら日経を読んでいる。

『ヒットのクスリ』というコラムに「とんがらない都心百貨店」という見出しがあるので、読んだ。

先日開店した日本橋高島屋新館を扱っている。

この新館は、「地域密着型」を徹底したという解説だ。

「高級ブランドを入れた方がいいとの助言を断り、滞在しやすさを優先した。」という担当者の言葉も紹介している。

実は先日、上京した時にここに入った。

日本橋丸善で立ち読みでもするかと思い、近くまで行った時に、高島屋新館がオープンしていることを思いだし、特に期待もせず、どれどれ、きらきら、ぴかぴかしてるかな、と思って入った。

結構びっくりした。

結局、この日ここで食事をし、翌日も再訪し食事と買物をした。これほど百貨店に入り浸ったのは生まれて初めてかも知れない。

では特記事項を箇条書きに:

1. 梅ヶ丘の美登里寿司が入っている。これが一番のびっくり。それも売場の奥にイートインのカウンターがある。日本橋高島屋に美登里寿司?イメージが合わないので、ちょっとまごついた。しかし勿論、速攻で場所を確認した。後述あり。

2. 何と5階にスターバックスが。それも各店舗に囲まれた真ん中のオープンスペースに、ゆったりとした感じで。思わず、三越の岡田社長じゃないが、「何故だー?」と声を上げそうになった。(平成生まれの人には通じないエピソードかな。)

3. 雑貨店が多い。それもなかなか魅力的なものが。私が一番びっくりしたのは Dulton という店。初めて知ったブランドだ。ちょうど庭と家のリフォームをしているので、これも欲しい。あれも欲しい状態になる。カタログがまた素晴らしく、東急ハンズやLOFTとは別格の出来映えだ。

  ここで座り込んで30分近くカタログのページをめくった。通販もできるので、とりあえず何も買わず撤退したが。

  琴線に触れる店だ。あまり長くいると金銭が飛んでいきそう。

4. ハンカチ屋があった。ここでイニシャルを入れてもらった。いかにも業務用というとても立派で異様なミシンが鎮座している。見たら Brother 製だった。

5. 上層階は勿論レストラン街。そこに見たこともないようなベランダが付いている。これだけでも素晴らしい。発想といい、これを作った決断力といい。素直に感心した。

6. レストラン街の店も、それぞれ魅力的。二日目はそこの SCHMATZというドイツ料理の店で食べた。これについても後述。

7. KINOKUNIYAと成城石井が入っている。この二つの店舗が仲良く入っている百貨店って、他にあるだろうか?

  KINOKUNIYAは朝の7時半から空いている。成城石井の開店はもう少し遅い。

  ざっと見たところ、成城石井の方が品揃えが豊富で、自分でも買いたいものがあった。KINOKUNIYAの品物は、高級品は勿論ある。しかし、大体、私の地元の地方都市の高級スーパーで買えそうなものなので、あまり私にとっての付加価値はない。

8. 地下階から日本橋の銀座駅につながっているのは勿論のこと、実は昭和通りにも抜けられるのがgood!地表に出ずに昭和通りの都営地下駐車場を利用できるのは、結構付加価値が高い。まだ多くの客は気づいていないかもしれないが。

9. 鰻の老舗、三国屋が元の場所に戻った。といっても、デパートの一部としてだが。しかしこの場所は本館と新館の間の「日本橋ガレリア」というアーケードに面した路面店なので、独立性が高くて、いいのでは?おそらく三国屋はこの場所を高島屋に売却して、出店の権利を獲得し、同時に多額の利益を得たのではと思う。ま、憶測ですが。

  40年以上昔、大学生の時によく日本橋丸善に来た。その目の前にある古色蒼然とした三国屋が印象に残っていた。いかにも高そうなので、入ったことはなかった。初めて入ったは数年前。取り壊しになる直前だったと思う。勿論おいしかったが、こんな地価の高い場所で、普通の店構えなのが、それはそれで印象深かった。

10. 本館と新館の間の「日本橋ガレリア」というアーケードがすごい。屋根がビルの頂上近くにある。従って、雨は勿論遮ることができるが、風通しがいい。というか良すぎる。この自然を感じ取ることができる、というのが実はポイントかもしれない。その日はちょうど風があったので、アーケードをたっぷりとした風が通り、他にはない雰囲気を味わえた。

ということで、これから入り浸りになりそうだ。あきらかに本館よりは私にとっては relevance が高い。

さて、まず美登里寿司。東京では勿論、渋谷のマークシティの店が有名だ。いつ行ってもも長い列で入る気がしない。しかし、この店はイートインだ。見たところ席が空いているので、早速入った。

びっくりしたのは、「席」がないことだ。実はここは立ち食いなのだ。

ま、ネタはよかったので、それなりに満足。隣の客とも場所を遠慮しあったりして、交流ができる。

翌日は7階のSCHMATZに行った。

最初、テーブル席に案内されたが、狭いし、おまけに暗いので閉口し、通路側のオープンなスペースのカウンタに移った。

ちょっとがっかりしたのは、本場のビールが飲めるかと思ったら、全て(一つの銘柄を除き)この店が自分で醸造したビールだったこと。私には今一つピンと来ない味だった。

やはり日本でドイツのビールを direkt vom Faß で飲むのは難しい。

料理はまあまあだった。しかし、これも残念だが、ドイツ料理に特化してはいなかった。

Tapas とか、ピザとか、まるで米国で見かける日本料理といいながら、焼き肉、キムチ、中華料理を出すような中途半端なメニューだった。

ま、ドイツ料理と言えば、ソーセージ、ザオワークラウト、シュニッツェル、ジャーマンポテト程度で、バラエティーに欠け、特に若い女性に訴求できるものが少ない、というかほぼないので、仕方ないかも。

とは思ったが、50年来のドイツファンとしてはちょっと裏切られた気持ちだ。

おまけになんとグーラッシュズッペ(Gulasch Suppe)すらない。片手落ちもいいところ。

次回は、同じフロアーにあるスペイン料理を攻めてみる。しかし、スペイン料理にも一つ欠点があり、それはパエージャが一人分では注文できないことだ。これはほとんど全てのスペイン料理にあてはまる、私にとっての欠点だ。

(別に店の欠点ではない)

なので、誰か一人は誘っていかないと、店を満喫できない。

てなことで、日本橋高島屋新館。イチオシです!