法律条文に疑義があるときは立法の趣旨に立ち戻るのがまずは定石といえる。
昨日の「前向駐車」の件も何故そんな表示をするのか。その原因を推測すれば答えは簡単だ。
塀にお尻を向けて駐車すると排気ガスが塀の向こうの民家を直撃する。それをなくしたい、お隣さんに迷惑をかけたくない、というのが店舗の思惑だ。
そもそもそんな表示がなくても塀の向こうに家が建っていれば、そちらに排気ガスを吐くような向きで車を停めてはいけない、と思わないかね。ま、みなさんの想像力が衰えているということでしょうか?
しかしこの「皆さん」をちょっと擁護させていただきたい。
そもそもこのような狭い駐車場はともかく、だだっ広い駐車場でも、ほとんどの日本人はお尻から駐車することは外国人にとってかなりの驚きらしい。
そういえばアメリカなどではスーパーの駐車場に止める時、皆さん、駐車スペースに入ってきてそのまま頭から突っ込んでましたね。勿論、出る時はバックして出るのだけど。
こちらの動画でこの日本特有の駐車方法を取り上げている。
JAPANESE PARKING || Why Do Japanese ALWAYS Reverse Park Cars?
動画内で日本人女性が説明しているところによると、大きく2つの理由があるとのこと。
(1)自動車教習所でこの駐車を教えられる(つまり推奨される)
(2)日本の駐車場は狭いので、後ろ向き駐車のほうが効率よく駐車できる。
これらはいずれも頷ける。しかし私が見るところもっと大きな文化的な理由(というか習慣)が寄与しているのでは、と思う。
それは玄関で靴を脱いで、その場ですぐ靴の向きを買えるという、日本人にとってあまりにも当たり前の外国にはない習慣だ。その類推というか流れで駐車するときも後ろ向きに入れて、出る時にすぐ出れるようにしたがる。
ということではないでしょうか?
この習慣があまりにも強いので、「前向きに駐車してください」という表示を見ても、「靴の並べ方と同じ様にしてね」と頼まれていると勘違いする。
これが私の解釈です。決して民家に向かって排気ガスを吐いてもいい、などと身勝手なことは誰も考えてないのではと思います。
外国人による観察を見たければ、"japan reverse parking" などのキーワードで検索すると簡単に見つかりますよ。
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業務用の年賀状は200枚以上発送したが、一枚舞い戻ってきた。
高輪郵便局からで、「配達準備中に調査しましたが、あて所に尋ねあたりません」というメッセージが付いている。
最近の郵便局は親切だね。
これは明らかに宛先の会社がもうそこにはいなくて住所変更しているので、調べて再発送してね、ということだ。
膨大な年賀状の仕分けの過程で、こういう旧住所あての賀状も抜き取られて、発送元に送り返されるのだろう。
こんなサービスは今回はじめてだ。
その親切心を無にしないため、早速新住所をネットで調べて年賀状を1枚プリントアウトした。
このお客さんは田町から築地に移転してました。
この後、西友にある郵便ポストに投函に行きます。
さっきまで雪がちらちらしてましたが、もう止んでます。天気予報によればこの後は晴れて、明日の元旦も晴天のようです。
外は薄っすらと雪化粧、といった風情で、大晦日にはぴったりかな。
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暇なので去年の大晦日のブログ記事を見てみた。
ふむふむ。なるほど。
1年前は年末も仕事を抱えていたのだね。今年は全く仕事はない。実は12月に入って問い合わせすらもないので、売上はほぼゼロだ。今後どうするか、ちょっとだけ悩んでいるけど、ま、いいかってなもんで、気楽な人間になってしまった。
ついでに去年にならって、今年が自分にとってどんな年だったかを振り返ってみよう。順不同で。
(1)仕事が激減した。これが一番大きな変化かな。前にも書いたかもしれないが、これはコロナ禍のせい、というか私が属する業界の景色が一変したことが大きな理由だと思う。つまり構造変化があったということ。従い、コロナが去っても私の仕事は戻ってこない。そんな気がする。ならどうするか。それを念頭の検討課題としたい。
(2)新聞購読は去年やめたが、今年はテレビもほとんど見なくなった。特に不都合はない。と信じている。ただし、ネットで各民放のニュース動画を見たりはしている。このほうが「視聴者」のコメントなども読めて付加価値が高い。
(3)今年買ったガジェットはない。しかし会社のバックアップ装置を一新した。リース期限が切れたので。今回はすべて買い取りにして保守サービスは3年つけた。後3年くらいで会社を畳むつもりだったので。しかしどうやら1年以内に会社と畳むことになるかも。その後は個人で使えばいいのだけど。もう金は払っているので、問題なし!
(4)スーパーのセルフレジに慣れた。ちょっと遠いところにあるスーパーOは、完全なセルフレジを導入し、これには完全に慣れた。近くの西友がなかなかセルフレジを導入しないので、ちょっと鬱陶しく感じていたが、最近、いわゆるセミ・セルフレジを導入したので、少し支払いが快適になった。これはレジ係りが張り付いて商品のスキャンをするが、スキャンが終わり次第買い物かごを別に設置された支払い台に移してくれて、客はそこにあるディスプレイで現金またはカードで支払うという形式。要はレジ係りとの現金またはカードのやり取りを省略するシステムです。中途半端のような気もするが、完全無人レジにすると困惑する高齢者層も多いし、これが無難なシステムのような気もするね。先日はVISAのギフト券を使ったけど、レジ係りの人がさっさと処理してくれたので助かった。これが完全無人レジだと、無理か、結構面倒なのでは?
(5)年金受給が続いている。死ぬまで続くのだが。皆さん、年金はそれまでに払った積立金を取り戻すものだと思ってるようですが、それは間違いです。これは一種の保険なので、65歳で死ねば、全く取り戻れないけど、長生きすればするほど得するというシステムです。元を取るためには長生きすればいいだけです。うちの母親など、93歳まで生きてるので、どう計算しても支払った金額の倍以上はすでにもらっているのでは?但し私は元を取るために長い気をする気はない。Quality of Life が悪化したらさっさとあの世に行きたい。
(6)ジムニーは相変わらず調子いい。今回の雪はちょっと期待したが、全く積もらなかったのでジムニーの本領発揮とは行かなかった。最近市内でもかなりジムニーを見かけるようになった。嬉しいような、残念なような、複雑な気持ちだ。
(7)息子は相変わらず律儀に仕事を続けている。今日も出勤だ。雪のこともあり、このところは四輪のCX-5で出勤している。給料は相変わらず最低レベルだが、親元で暮らしているので問題ない。現代は若い人は親のスネをできるだけかじって生き残るのが正しい生き方のような気がする。
(8)母親は妄想にかられていて、子供は困っている。もうすこし穏やかにボケてくれればいいが。
(9)メルカリは相変わらず利用している。なんでも手数料が高いと文句をいう人が多いらしいが、私は全く不満はない。こんなサービスを開発し提供してくれるのは本当にありがたい。そのありがた味が分からないというのが分からない。銀行ATMが貯金引き出しに手数料を課すことに対して「自分の金を出すのになぜ金を支払わなければいけないの?」と文句を言う人が少なからずいて驚く。そんな人に言いたい。有料駐車場から車を出す時に「自分の車を出すのになぜ金を払わなければいけないの?」と文句を言いますか?と。
(10)庭仕事は引き続き精を出してやっている。「せいをだして」を入力すると「性を出して」と変換するのは止めて欲しい。
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これからさっきプリントアウトした年賀状を出しにいくよ。「さっき書いた年賀状」と書けないのがなんとなく情けない。
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年賀状を出そうと思って、長袖のシャツを着て、その上にダウンジャケットを羽織り、アップルウォッチを腕にはめ、iPhoneと薄手の財布(免許証が入っている)をポッケに入れてさあ行こうと思ったら、肝心の年賀状がない。
机の上にも、キッチンテーブルの上にも、玄関の下駄箱の上にもない。
地上から消えてしまった!
しばらく考えて、ひょっとしてと思ってあるところを見たらあった!
それは書き損じた年賀状を貯めておいたレターケースです。
とうとうボケもここに至ったか!
と思い知った。
ところで正確にいうと「プリントアウトし損じた年賀状」です。しつこいね。
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西友に行って、入り口近くにある郵便ポストに年賀状投函後、生クリームを買った。ゴルゴンゾーラスパゲッティを作るため。
流石に混んでいた。正月向けの食品や料理パックのようなものが山積み状態。私はすでにおせちセットを買って冷凍庫に入れているので、特にあせらない。お雑煮の食材も揃えたし。
西友でカニ酢を売ってないことは書いたっけ?
一昨日スーパーFでズワイガニの冷凍物を買って今冷蔵庫で解凍中だけど、自宅のカニ酢が少なくなってきたので、昨日、西友で買おうと思った。売り場には冷凍のかにが山積みになっているので、当然カニ酢は売っていると思ったら、どこにもない。普通、カニを売っている場所か、その近くに置くものだが。センスのあるスーパーならね。
顔なじみの店員さんに聞いたら、済まなさそうな顔をして「ない」と宣言された。
今日も念の為に探したが、やはりない。そこでちょと通りところにあるスーパーOに向かった。
ここは西友よるは遥かに大規模なスーパーなので、問題ないはず。
敷地に入る前、駐車場へのアプローチのところですでに車が渋滞していた。こんなことは初めてなのでびっくり。
ちょっと外した場所に車を停め、店内に入った。
ここも客でぎっしりという感じ。特に寿司売り場は身動きが取れないほど。
カニ売り場があったので、ざっと見たがカニ酢はなかった。そこで振り返って通路の反対側の棚を見たら、そこにちゃんと置いてあった。やはりここは客目線でものを置いている。賑わう訳だ。もっとも西友もそこそこ賑わっているし、私はいつも贔屓にしている。カニ酢を置いてないことだけが不満だということ。
ついでに海老天を2尾買った。
これは今夜の年越しそば用だ。
さて、これから正月にかけての食事計画をどうするか。
この後、大晦日の昼はさっき書いた通りゴルゴンゾーラのスパゲッティだ。
夜はカニと年越しそば。
お正月はおせちと雑煮でシンプルに過ごす。
その後はやはり鍋物かな。冷蔵庫と相談だ。
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お昼は予定通りゴルゴンゾーラチーズのスパゲッティにした。
これは美味しい。
出来合いのレトルトのスパゲッティソースでいただくのもいいが、ゴルゴンゾーラスパゲッティを自分で作って食べるのが一番美味しい。
料理も意外と簡単。「料理」と呼ぶのがおこがましいほど。
まずスパゲッティを用意する。通常は一人前100グラムだが、ゴルゴンゾーラの場合はたっぷり食べたいので120グラムくらいにする。
次に肝心のゴルゴンゾーラチーズ。これはあまり普通のスーパーでは売ってない。最寄りの西友にはないので、山を降りて町中のスーパーFまで出かける。東京なら紀伊国屋や成城石井なら間違いなく売っているだろう。
とても癖のある味なので、外人にとっての納豆くらいのインパクトはあるかも。しかし癖になる。
具としては、私は通常はベーコン。今日はそれに海老を足した。
後はしめじ。そしてほうれん草を茹でて水を切ったもの。
料理というのは時間との勝負で、段取りが全て。
熱を加えるものが複数ある場合は、それらが同時に完成するように工夫する必要がある。
世の殿方連中は見当もつかないことかもしれないが、皆さんの奥様はこれを毎日、自然体でやっているのだ。それだけでも感謝しなければならない。
例えば○○を茹でるのに15分。✗✗を炒めるのに10分。△△を和えるのに2分かかるとする。
これらが同一時刻に同時に完成するには、それぞれ完成時を起点としてマイナス15分、マイナス10分、マイナス2分で仕掛ける必要がある。しかしこれら全てが同一時刻に完成すると、その全体の手配というはアレンジに手間がかかるので、微妙に時刻をずらして、手際よくトントントンと片付ける必要がある。
ということで私としてはそんな手際はよくないので、通常は複数のプロセスがからむ「料理」は敬遠し、一番楽な鍋物とか、カレーとか、全部を一つの鍋で炒める焼きそばなどに落ち着く。
しかしこのゴルゴンゾーラスパゲッティは、スパゲッティの茹でるのと、具を生クリームに溶かし込んだり、絡めたりする2つのプロセスが必須なので、手間は手間だ。
ただ、私がこの料理を好むのは、どちらのプロセスもほぼ6分で完成し、2つを同時に開始して同時に終了することができるので意外とその「手間」を感じることなく、むしろ楽しむことができる点だ。
そして出来上がったものはとてもリッチで美味しい。スペイン語で美味しいは "rico" と行って、これは "rich" のことななので、rico で rico となるかな。
もし皆さんが離婚して、美味しい料理を作ってくれた奥様がいなくなり、自分で何か作らなければならなくなった場合は、このゴルゴンゾーラスパゲッティはあなたの心と胃袋を優しく満たしてくれること間違いなし!保証します。
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午前中降っていた雪は完全に止み、今は清々しいほどの快晴です。太陽の光もキラキラしていて美しい。
東京あたりから帰省してきたご家族のお子様(つまりお孫さんたち)は喜んでいるのでは?
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予定通り年越しそばを食べて、今年の食事は終わった。オードブルでカニも食べたのでお腹いっぱい。
体重計には乗っていないが、体重が増えているのは感じる。正月が開けたらまた節制しよう。
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皆様。よいお年を!