京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間

2012-03-01 13:00:56 | 日記

シチズン・ホーマー。貫禄ある手巻きの名品です!
文字盤のインディクスは手彫り。
1・2時の時刻を彫りこんで作ったので時刻がはっきりと読み取れる。
デザインのシチズンと評価が上った代表モデルです。

機械は有名な衝撃に強いパラショック。
50年以上の時間にも耐えてしっかり動いています。
本物のエコだ。

今日から3月がスタート。
すぐに3月3日の「ひな祭り」。私は一度目のケーキ代の出費が控えています。

旧暦の3月3日「ひな祭り」今年の旧暦のひな祭りは3月24日。いつも2回目のひな祭りが我が家では本番だ。
この頃なら御所の「桃の花」もきれいに咲いています。

桃の節句。菱餅のふちにある緑はヨモギを使います。
「蓬」が出回るのは3月中旬以降なので旧暦のひな祭りがちょうどいい。

5月5日のこどもの日の柏餅。旧暦の端午の節句は6月24日。6月になると柏の葉が元気できれい。京都のお祭りは旧暦がちょうどいい。

3月24日あたりに観光旅行に来れれる人は違和感があるようです。
「いつまでお雛様を飾っているの?長々と飾っていてはお嫁に行き遅れるのでは?」
心配されます。
私の家庭で「雛飾り」は昨日から3月の下旬まで出したまま。ロングランのお祭りになるのです。オヤジの出費は大きい。

「シチズン・ホーマー」は今頃が旬。
快調に動いています。「京都時間」では「尚工舎」といったほうがピンと来るメーカーだ。京都にはファンが多い。

前を行く「精工舎」の服部金太郎さんの背中が見えていたころだ。
私が子供の頃、父親から時計メーカーの競争話をわくわく聞いた。

今の子供たちはセイコー、シチズンの名前も知らずに育つ。
「セイコーの名前を知っている人!手を上げてください!。」
ぱらぱらと2~3人の手が上る程度だ。

「セイコーは競泳プールを作った人。シチズンはマラソン会場の看板屋さんでーす。」
この返事に本当にがっかりした!家に帰りたくなるのです。

「菱餅」のグリーンを合成着色料と信じていた私の娘。
「きもーい!食えねーよ!超まずい。」
親がもう少ししっかりしたいと反省しました。




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