パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

10/31「世界遺産 大シルクロード展」東京富士美術館へ

2023-11-04 09:00:00 | ぐるっとパスでアート展へ
日中平和友好条約45周年
「世界遺産 大シルクロード展」

2023年9月16日(土)~ 12月10日(日)

東京富士美術館 → アクセス



チラシ1 ・ 出品リスト ・ プレスリリース
東洋と西洋を結ぶシルクロードは、古代から重要な交流、通商ルートであり、多様な民族が興亡した文化融合の地でした。
本展覧会では中国の洛陽、西安、蘭州、敦煌、新疆地域など各地の主要な博物館、研究機関の所蔵する文物の中から、シルクロードの名宝を紹介します。
遣唐使など日本との縁が深い唐時代を中心とした名品を展観するとともに、あわせて世界遺産に登録された遺跡の遺品も展示します。

* 会場には、「世界遺産 大シルクロード展」と合わせて、
東京富士美術館開館 40 周年の記念展示「特集展示 シルクロードと日本」、「敦煌莫高窟 285 窟の再現模型」が開催中。

◆ 10/31(火)友人と 京王八王子駅からバスで行きました。

初めての「東京富士美術館」



「世界遺産 大シルクロード展」の大きなポスター



ブールデルのブロンズ像がお出迎え。



館内に入ったら、ぐるっとパスで展示会場へ

「世界遺産 大シルクロード展」の大きなパネル



2匹のラクダ(剥製) 金峰と銀岳 がゆったり出迎えてくれます。



さぁ中へ入ります。(撮影は不可)

出品リスト に従って、見ていきましょう!
スマホアプリで、イヤホンガイドを聞けます。これはわかりやすくてすごくよかった!
プレスリリース より
世界遺産認定後、中国国外で初めて行われる大規模なシルクロードの展覧会。
中国国内 27カ所の主要博物館、研究所からシルクロードの文物、関連資料など 200点 出品。
金銀宝飾品、青銅器、ガラス、陶磁器、壁画、絵画、染織、経典、仏像など一級文物 45点を展観。

第1章 民族往来の舞台-胡人の活動とオアシスの遺宝
紀元前8世紀~11世紀ごろの貴重な品々。

目を惹いたのは、
7[一級文物] 『瑪瑙象嵌杯』 5 – 7 世紀 金・瑪瑙 高 16.0 cm 1997 年新疆ウイグル自治区イリ市昭蘇県ボマ古墓出土 イリ州博物
金の器に真っ赤な瑪瑙が並んでいます。
ところどころメノウが抜け落ちてるのが、歴史を感じさせます。
横に並んだ『瑪瑙象嵌壺』は、メノウが小さめだけどかわいい。1つもらえるならこれ。(*^_^*)♪

ソグド語やウイグル語の文献もあります。 達筆~ ★!!

様々な国、時期、素材のコインがあります。和同開珎もあってちょっと嬉しい!
51 和同開珎 奈良(708 年初鋳) 青銅 直径 2.3 cm、重量 4.0g 江西省博物館

唐の時代の美人が囲碁を打っています。 描かれた衣装や靴も華麗です。

実物の帽子や靴下、靴などを見ると、身につけていた人の姿が浮かんできそう。

第2章 東西文明の融合-響きあう漢と胡の輝き

会場に入るとすぐ、ズラリ並んだ緑青の馬と人、そばに行って見ると勇ましい馬の表情の豊かなこと。
86 『車馬儀仗隊』 後漢・1 – 3 世紀 青銅 高 30.0 – 55.0 cm 1969 年甘粛省武威市雷台墓出土 甘粛省博物館

いろんな模様が施された 『塼(セン)』がたくさんあります。
これは厚手の四角いレンガで、城壁・墓室などに用いられたそうです。

そして、金色の脚付きの器が、燦然と輝いています
ポスターには大きく載っているのですが、実物はかなり小さめ。
なので 目を凝らしても精巧な模様が判然としなくて・・・。
132[一級文物]『六花形脚付杯』 唐・8 世紀 金・鋳造 高 5.4 cm、口径 7.9 cm 山西博物院

唐時代の三彩釉の『胡人俑』や、アクセサリー、器など、どれも素晴らしい。

第3章 仏教東漸の遥かな旅-眠りから覚めた経典と祈りの造形

ここには、仏像や貴重な経典、シルクロードならではの壁画が展示されています。

171 鹿王本生図および須摩提女請仏因縁図模写 常書鴻(1904 – 1994)作
原作は北魏・5 –6 世紀 紙本・着色 60.0×364.0 cm 原作
所在地:甘粛省敦煌莫高窟 第 257 窟 敦煌研究院

ほっそり美しい菩薩様が座ったお姿、右腕が失われています。
衣装の流れるようなドレープが華麗です。
189[一級文物] 『菩薩坐像』 唐・7 – 8 世紀 石彫 高 86.5 cm 2000 年河南省洛陽市奉先寺遺跡出土 龍門石窟研究院

孫悟空や玄奘三蔵も立ち寄っただろう国々。シルクロード、ロマンですね。

会場を出たところに、大きな展示物があります。

104 『史君墓石堂』 複製品 高 120.0 cm、幅 240.0 cm、奥行 97.0 cm
原作は北周・大象 2 年(580 )
原作は石、彩色、金箔
原作は 2003 年陝西省西安市未央区大明宮郷井上村 出土  
中国絲綢博物館 ( 原作は西安博物院)





続けて、敦煌莫高窟の再現模型のコーナーに行きます。





窟内に佇み周囲の壁画を眺めると、神秘的な気分に包まれます。





一緒に行った友人は、シルクロードの遺跡巡りをしていて、思い出に感動していました。
現地の遺跡が、末永く保存され、平和のシンボルであってほしいです。

一周りしたところでグッズ売り場へ。
大シルクロード展にちなんだものがたくさんあって、これもあれもと欲しくなりました~。 (*^_^*)♪

マグネット 鹿王本生図



チラシやチケット、グッズ(ポシェット、マグネット、ローズオイル)



PLANT SCENTED OIL ROSE (植物の香りのオイル) ローズ



ランチは、美術館内のカフェレストラン「セーヌ」へ
ちょっと出遅れたようで、特別メニュー(アジアンフレンチなメニュー)はすでに完売・・・。
着いてすぐ、見るより先にランチにすればよかったかもね。o(*'o'*)o

話題のスイーツ(ワッフルプレート)
おしゃれで美味しい~~。



ランチの後は、東京富士美術館開館 40 周年の記念展示「特集展示 シルクロードと日本」 へ

◆ 特集展示「シルクロードと日本」~池田大作先生と平山郁夫先生が紡いだ文化交流の足跡~
2023年9月16日 (土) ~ 12月10日 (日)



本展示では、シルクロードの文化遺産の保護・研究活動に対して支援を続けてこられた日本人として、当館創立者・池田大作先生(1928- )と日本画家・平山郁夫先生(1930-2009)の二人を取り上げます。
両氏は敦煌の文化遺産を守り未来へ繋げゆく活動をする敦煌研究院と交流を重ねてきました。
莫高窟の入口の門をくぐった右手には、敦煌の文化財保存の貢献した人物としてこの二人の名前と業績が記されています。
本展示では両氏にまつわる美術作品、模写絵、出土文物、資料など、日本に残るシルクロードの記憶と回想の品々を紹介します。

「世界遺産 大シルクロード展」と同時開催の展示もあって、シルクロードの世界にどっぷり浸かることができ大変贅沢な展覧会でした。
予想以上に楽しく遠くまで来た甲斐がありました。大満足 (*^_^*)♪
帰りの電車では、友人が買った「図録」を見ながら 今日の作品を反芻~。

そうそう、館内には、東京富士美術館開館で開催された過去のポスターがずらりと貼られています。
多彩な内容で興味のあるものが多い!
これまで知らなかった美術館なので、見そびれたのが残念です。
今後は要注目(*^_^*)♪  → 開催予定の展覧会

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

帰ったら ゆっくり You Tubeを見ましょう!

You Tube 日中平和友好条約45周年 世界遺産 大シルクロード展



 → You Tube 東京富士美術館 Tokyo Fuji Art Museum


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