2018年1月13日(土)N響 定期公演です ♪
NHKホール前の風景。すっかり葉を落とした木々。

イベントもなく落ち着いた雰囲気。


イベントもなく落ち着いた雰囲気。

第1876回 定期公演 Cプログラム
~バーンスタイン生誕100年~
バーンスタイン/スラヴァ!(政治的序曲)
バーンスタイン/セレナード(プラトンの『饗宴』による)*
ショスタコーヴィチ/交響曲 第5番 ニ短調 作品47
指揮:広上淳一
ヴァイオリン*:五嶋 龍
♪ スラヴァ! 最初の音からクリアで明るく楽しい雰囲気の曲が始まりました。
新年の冒頭にふさわしい、素晴らしい演奏です。
ちょっと、指揮者広上淳一の印象が良いほうに変わりました。
♪ セレナード 五嶋 龍の演奏をすごく楽しみにしていました。
楽し気に演奏する姿に、初めて聞く曲にもすっとなじむことができました。
フィルハーモニーに書かれている難しい解説はぜんぜんわからなかったけれど、印象に残る演奏を味わうことができました。
♪ ショスタコーヴィチ/交響曲 第5番 は、何度も聴いたことのあるおなじみの曲。自然とフレーズが出てきます。
前回、パーヴォ・ヤルヴィの指揮で聴いたときは 今までのおなじみの曲を聞く姿勢を改めさせられたような記憶がありますが、今回はまた 従来から聞いていた気分で楽しむことができました。
輝くような音色と切れのあるリズム、強弱緩急自在な演奏が素晴らしかった。
1月定期公演の聴きどころ
新しい年の幕開けを飾るコンサート。若いとびきりの才能とNHK交響楽団との初共演が実現する。
Bプロでは、まだ30歳代半ばのマエストロ、ダーヴィト・アフカムがN響の指揮台に上がり、
Cプロでは、幼い頃から注目され、今や人気・実力ともにトップクラスのヴァイオリニストである五嶋龍が登場する。
また、Aプロでは、世界的に話題となったジョン・アダムズの《アブソリュート・ジェスト》( 2011年作曲)が日本初演される。こちらも新年にふさわしい聴き初めとなるだろう。
Cプロではバーンスタイン生誕100周年を祝う
2018年はレナード・バーンスタインの生誕100周年にあたり、Cプロでは、広上淳一が、彼の作品を取り上げてメモリアル・イヤーを祝う。
キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクールで優勝後、アムステルダムで研鑚を積んでいた若き日の広上は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団へ客演に来ていたバーンスタインのアシスタントを務めて、影響を受けたという。
広上は、これまでにも、N響定期公演( 2012年5月)でバーンスタインの《交響曲第1番「エレミア」》を指揮しているが、今回は、《スラヴァ!》と《セレナード》を取り上げる。
《スラヴァ!》はバーンスタインの盟友ロストロポーヴィチに捧げられた楽しい小品。
《セレナード》は、独奏ヴァイオリンと弦楽合奏、ハープ、打楽器という編成の協奏曲的な作品。
独奏ヴァイオリンは五嶋龍が務める。近年、欧米のメジャー・オーケストラとの共演を重ねる五嶋のN響デビューがとても楽しみである。
後半のショスタコーヴィチの《交響曲第5番》では、ますますコラボレーションを深める広上とN響が息の合った演奏を繰り広げるに違いない。広上がこの名曲でどんな解釈を披露するのかも興味津々である。[山田治生/音楽評論家]
このコンサートの放送予定
1月12日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm
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★ これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。
ショスタコーヴィチ/交響曲 第5番 ニ短調 作品47
2015年2月14日(土)第1803回 定期公演 Cプログラム 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ → 2月N響定期は庄司紗矢香
指揮:広上淳一
2015年9月12日(土)第1814回 定期公演 Cプログラム → 9月N響はラフマニノフ、ドヴォルザーク
2012年5月19日(土)第1728回 定期公演 Cプログラム → 5月のN響定期は広上淳一
ヴァイオリン:五嶋 龍 今回が、N響デビュー
五嶋龍を知ったのは、『題名のない音楽会』の司会をしているとき。
その時、素晴らしい演奏も聴きファンになりました。
五嶋龍は、最年少(27歳)で『題名のない音楽会』6代目の司会となる。(2015.10 ~ 2017.3 )
→ 題名のない音楽会 BACKNUMBERこれまでの放送|テレビ朝日
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