PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

タイヤの脱落事故に思う

2008年04月11日 | 世の中を良くしたい!
●また痛ましい事故が起きた。タイヤの脱落事故である。ニュースを聞いた時また▼菱自動車か、と思ったのですが他社のようです。

     

■事故の詳細は皆さんご存知だと思うので省きますが、重さ100kgのタイヤが相対速度200kmで飛び込んできた時の衝撃は並大抵のものではないと思います。
そのタイヤが運転手を直撃したのですが、なんと運転手は必死にブレーキを踏んでバスを止め、サイドブレーキを引き、そのレバーを握り締めたまま息が絶えていたとの報道です。
無事故無違反、模範的な運転手さんだったとの事で、そのプロ意識に頭が下がります。御冥福をお祈りいたします。

◆実は私も高速道路でタイヤがはずれたことがあるのです。
能登半島の珠洲市で行なわれたトライアスロン大会の帰りに、自転車8台と仲間8人を乗せて北陸自動車道を100kmで順調に走っていたのです。ところが入善PAの近くで突然ガタンと左に傾いたのです。
これはタイヤがバーストしたと思い、絶対ブレーキだけはかけたらひっくり返ると思ったのです。
バックミラーを見ると左タイヤのあるはずの場所から火花が出ている。

あぁ、やっぱりパンクしたんだ、と思った瞬間、後にゴンと衝撃。
なんだ??そして車の右側をタイヤが追い越していったのです。!?!※?
まるでブリジストンの宣伝のように、タイヤだけが颯爽と走っていくのです。?

あっ、タイヤがはずれたんだ!と思ったのもつかの間、タイヤは速い!
他の車にぶつかりそうになりながらドンドン走っていく!
他の車も、パニックになって、蛇行しながら逃げていく。
頼む! 事故にならないで! そう祈りながら、自分の車は徐々にスピードを落としてやがて路肩に止まった。

ホットするまもなく、自分のタイヤを探しに走り始めたのですが、行けども行けども無い。結局300mくらい先の路肩に転がっていました。
その後の対処は苦労したのですが、今日は関係ないのでやめておきます。

今回の事故のように他人に迷惑をかけずに良かったと思った事故でした。

   

★さて、長くなりましたが、ここからが本題です。

今回の事故もそうですが、私の事故の時もはずれるのは、必ず左後のタイヤなのです。
事故った時に聞いたのですが、前のタイヤがはずれ始めるとハンドルがぶれるのですぐ分かるそうです。
そして右側は走るとボルトが締まる回転方向なのではずれないが、左側は回転すると緩む方向なので、よくはずれるとの事です。

そこで提案したい!
左のボルトは逆ネジにするべきだ!これによってナットが緩んではずれるケースの事故は激減すると思うのですが、関係者の皆さんいかがでしょうか?

今回の事故の原因の詳細は報道されていませんが、8本のボルト全てが折れていたとのことですから、それとはケースが違いますが。

映画『人生は奇跡の詩』『猟奇的な彼女』『フライト・プラン』

2008年04月11日 | 映画レビュー
●『人生は、奇跡の詩』
         

■ロベルト・デニーニ脚本、監督、主演の作品。
何かと話題になる『Life is Beautiful』から10年。今回も素晴らしい出来であると思う。

◆前半が調子の良いおしゃべり、後半はひょうきんな中にペーソスを含んだ、前回と同様の展開である。
今回はイラクで紛争に巻き込まれ瀕死の重傷を負っている元妻を助けるというストーリー。
Life~と比べるとサバイバルがあり、戦う逞しさが気持ち良い。
回復の兆しさえない絶望の状態から奇跡の復活を遂げるまでの流れは、勢いがあるし戦時下の緊張感があった。
まさに奇跡の詩、でしょう。

★そしてラストでは、チャップリンの『街の灯』を思い起こす素敵な演出であった。
ユダヤ系として良く比較されるチャップリンの力量には及ばないがデニーニの類まれな才覚は注目するものがある。

▼どうしてジャン・レノは死んだんだろう?未だに分からない。
トム・ウェイツの渋い歌が最高。

良い作品です。お勧めです。


●『猟奇的な彼女』
            
■オープニングが凄い!内容を書くと気分が悪くなる人がいると思われるショッキングな始まり。
前半はかなり駄作だな、観て失敗したな、と思わされた。

◆しかし、さすが韓国映画!後半ではどんどんシリアスになり、お決まりのお涙頂戴路線になる。
チョン・ジヒョンは前半はかなり特異な設定で入り込めないが、後半は可愛く魅力的になってくる。

★韓国映画の特徴に、予想を上回るどんでん返しがある。その脚本がうまいし、それを支える演技力も定評がある。
前半のイライラを我慢すると、後半は非常に良いですよ。

点をつけるなら並上です。

●『フライト・プラン』【ネタバレ】
          

■たまたまテレビでもやっていたけど、前も書いたように映画をテレビではよっぽどの理由が無いと見ない。
ブツ切れ、カットのあるものは映画とは言えないと思うから。

◆ジュディ・フォスターの迫真の演技はとてもリアルでうまいと思うのだが、ストーリーにかなり無理がある。
見ている時は、流れでそんなに感じないのだが、終わってから考えてみると、おかしな点が多くある。
お金が欲しいだけで、旦那を殺し、棺おけに爆弾を隠し、子供を誘拐し、搭乗記録を消し、主人公を犯人に仕立てる。
滅茶苦茶回りくどいし、どこか一つ狂ってもまったく実行不可能。
大体、子供がいれば誰か見てるし、寝ている間に連れ出すなんて無理。
誰か一人でも子供がいたよ、と言えばすべてご破算です。
ポケットから搭乗券が盗まれても気がつかないほどのろまでもないはず。

★飛行機の裏側が見れたことは、興味を引かれた。
点をつけるなら、演技が良かったから並上。

▼顔も演技もシガニー・ウィーバーに似ているな~。