PARK'S PARK

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最近観た映画/リターナー、膝と膝の間、不都合な真実

2008年04月04日 | 映画レビュー
●リターナー

     
  
『三丁目の夕日』で一躍有名になった山崎貴監督(私の高校の後輩)の作品。
タイムパラドックス物としては非常にレベルの高い作品であると言える。

近未来、人類は地球外生物から攻撃され、まさに終焉を迎えようとしている。それを阻止すべく、現代に送り込まれたミリ(鈴木杏)。人類の危機を救うことができるのか?
ストーリーは『ターミネーター』を完全にパクっている。しかも金城武は『マトリックス』の衣装を着て、地球外生物はまったく『ET』です。
ここまで堂々とやると、まあいいか、と言う感じになりますね。

SFXは非常に良くできていて完成度は高い。残念なのはキャスト。金城武はまだオーラが出ているけど、ミリ役の鈴木杏はヘタ!女性としてのいろっぽさも無いし、中性的な魅力もない。活舌も悪く、何を言っているのか分からない。
岸谷五郎だけはクレイジーな難しい役を見事に演じている。
ラストのコンビナートでの戦闘シーンにはお金をかけているな、いいロケーションを選んだな、と思う。
タイムパラドックス物はラストが大切だが、期待にこたえてくれるエンデイングであった。点をつけるなら、並上です。

■膝と膝の間
       

1984年の韓国作品。キャッチコピーは「コリアンエロスの極致」です。

上流家庭に育ち、大学でフルートを習うチャヨン(イ・ボヒ)は幼い時にアブノーマルな性的体験をする。魅力的な彼女は海水浴場、音楽会、様々なケースで誘惑を受けるが拒むことができない。それを優しく見守る同級生のチョビン。

上品な日活ロマンポルノと言うところ。イ・ボヒの細く美しい脚は非常に魅力的だ。1984年にこのエロスはかなり衝撃的であったと思う。
欠点は回想シーンが多く、ストーリーがなんとも分かりにくい。血のつながらない妹(?)、母の再婚、自殺など、いまだに良く理解できていない。
あまりあと味が良くない作品。
タイトルがなんとも凄いね。
  
▼不都合な真実
     
最低。ゴアさん学会発表じゃないんだよ。途中で寝てしまった。
評判だけは良かったし、みんなタイトルは知っていると思うけど、提灯記事にだまされた。
まったく見る価値の無い駄作。